ぷかぷか日記

タカサキ日記

  • 自分を奮い立たせるまえがき
     ぷかぷかがやってきたことをまとめようと本の原稿を2年ほど前に書いたのですが、新しいことが次々にはじまって、原稿の内容が「ぷかぷかの今」を反映していない気がしていました。で、今の思いに沿って、あらためて書き直すことにしました。そのまえがきをとりあえず書いてみました。最近書いたブログを寄せ集めたような感じですが、ま、こんな方向で書き直してみようというわけです。自分を奮い立たせるまえがきです。      オペラシアターこんにゃく座に「あの広場の歌」という歌があります。とても元気の出る歌です。   … 歌が生まれ 人は踊り出し     物語がはじまる  あの広場がここに…  「ぷかぷか」を街の中に立ち上げて7年。「ぷかぷか」はこの歌にある広場を街の中につくって来たんじゃないか、と最近思います。  「ぷかぷか」は障がいのある人たちの就労支援をやっている福祉事業所ですが、どういうわけか「ぷかぷか」は街の人たちを元気にしています。楽しくしています。ここからたくさんの物語がはじまりました。  ぷかぷかに来るとなんだかホッとするとみんないいます。少し自分を取り戻します。楽しそうに働いている「ぷかぷかさん」を見ると、元気になります。(「ぷかぷかさん」は「ぷかぷか」で働く障がいのある人たちのことです。障害者という言葉は彼らを丸ごと否定するような言葉なので、「ぷかぷかさん」とやさしい響きのする言葉で呼んでいます。)  だんだんぷかぷかさんが好きになります。ファンになります。よくある福祉事業所を応援する、という感じではありません。どこまでもぷかぷかさんが好きな「ぷかぷかのファン」なのです。  ぷかぷかさんは日々街を耕し、街を豊かにしています。なんとなく嫌われ、社会のお荷物だの、社会の負担と言われている彼らが、どうして街を耕し、街を豊かにする存在になったのか。どうして彼らの働く「ぷかぷか」が街の広場のような存在になったのか。そのことをこの本では書きたいと思います。    2016年7月26日、神奈川県相模原市にある「津久井やまゆり園」で障がいのある人たち19名が問答無用に殺されるという悲惨な事件がありました。事件の犯人は「障害者はいない方がいい」「障害者は不幸しか生まない」などといいました。これは犯人の特異性から生まれた言葉なのでしょうか。「障害者はなんとなくいや」「障害者とはおつきあいしたくない」「障害者は社会のお荷物」「社会の負担」「効率が落ちる」「何考えているのかわからない」「怖い」といった言葉は社会全般を覆っています。ですから障害者を見る目線の根っこでは犯人とつながっているのだと思います。一線を越えるかどうかの差だけです。  事件があまりにもすさまじくて、何から手をつけていいのかわからないほどでした。そんな中にあって、「ぷかぷかさんが好き!」というファンがいることは、大きな希望でした。ここから事件を超える社会を作っていける、そう思いました。  ぷかぷかのファンの中には会費1万円のプレミアム会員を作ってはどうかと提案する人たちもいます。商品を買ったときの割引サービスではなく、ぷかぷかさんと一緒に旅行に行ったりする特権が欲しいといいます。1万円払って、旅費も自分で払ってぷかぷかさんたちと一緒に旅行に行きたいといいます。ふだんよりも濃厚なおつきあいがしたい、と。  相模原障害者殺傷事件が生まれるような社会にあって、こんな人たちが現れたことはほとんど奇跡に近いと思います。大きな大きな希望です。そんな人たちがどうして生まれたのか、それをこの本では書いていきたいと思います。  
  • そのヒミツにこそ、相模原障害者殺傷事件を超える社会を「楽しく作って」いくカギがあるように思います。
     8月4日(土)みどりアートパークホールを一日借り切ってぷかぷかの映画の上映会とトークセッションをやる予定です。  第1部 10時〜13時 第一期演劇ワークショップ記録映画とトークセッション  第2部 14時〜17時 第四期演劇ワークショップの記録映画、プロモーション      ビデオカナダ版とトークセッション  第3部 18時〜20時 『ぷかぷかさんカナダをゆく』とトークセッション    トークセッションのテーマは一応「相模原障害者殺傷事件を超える社会を作る」ですが、硬い、重い話ではなく、ゆる〜い、わくわくするような話にしたいと考えています。硬い、重い話をいくらしても、社会はちっとも変わりません。それよりもみんなが前に向かって歩み出せるような、わくわくするような話の方が、社会は変わります。   たとえば先日緑区役所でやった人権研修会 pukapuka-pan.hatenablog.com  参加された方は、とてもいい感じでぷかぷかさんと出会っています。前向きにぷかぷかさんたちを受け止めています。こういう人たちを増やすこと、それが相模原障害者殺傷事件を生んでしまった社会を変えていくことにつながるのだと思います。  この時もぷかぷかさんたちが帰ってから相模原障害者殺傷事件のことも話題にしたのですが、話が重くなってしまい、途中で話題を切り替えました。こういう話題の仕方では、相模原障害者殺傷事件を超える社会は作れない思いました。私が一人で話す時間よりも、ぷかぷかさんたちが話し、みんなが質問する時間の方がはるかに輝いていたのです。その輝きこそが社会を変えていくチカラになると思いました。    テーマは「相模原障害者殺傷事件を超える社会をどうやって作るか」ですが、真っ正面からまじめに考えても、あまりおもしろいアイデアは出てこない気がするので、今回は「ぷかぷかさんとおつきあいすると、なんでトクなのか」といった話をみんなでしようかと思っています。  ぷかぷかプレミアム会員を提案してくれた方に会費1万円払っても絶対トクだと思うその心を語ってもらいます。 pukapuka-pan.hatenablog.com  「障害者はなんとなくいや、近寄りたくない、怖い」と思う人が圧倒的に多い社会の中で、「1万円払ってでもぷかぷかさんたちと濃厚なおつきあいがしたい」なんて言う人が現れたのはほとんど奇跡に近いように思います。どうしてそんな熱烈なファンが現れたのか、そのヒミツに迫りたいと思います。  そのヒミツにこそ、相模原障害者殺傷事件を超える社会を「楽しく作って」いくカギがあるように思います。みんなでそのカギを探しましょう。    もう一つ、かの有名なセノーさんに登場していただいて、「郵便局のお姉さんたちの心をわしづかみにするコツ」をテーマに講演してもらおうと思っています。本邦初公開です。これは絶対聞き逃せない話になります。  緑役所での人権研修会の感想にあった「言葉が出てくるのを待つ時間のおだやかさに、今の社会が忘れているものを感じました。」といった感覚をみんなで共有できれば、と思っています。  こんな感じでセノーさん講演されます。絶対に聞きに来なきゃソン!です。    8月4日の詳しいことは、決まり次第ぼちぼち発表しますので楽しみにしていて下さい。    
  • 言葉が出てくるのを待つ時間のおだやかさに、今の社会が忘れているものを感じました。
     先日緑区役所でやった人権研修会の参加者の方の感想です。ぷかぷかさん4人が講師として参加しました。時間にすればわずか30分ほどでしたが、彼らがいろいろおしゃべりする時間は、両手で包み込みたいほど、大切にしたいような時間でした。   セノーさんが講師として初参加。いつものように言葉がなかなか出てきませんでした。  場面はちがいますが、セノーさんはこんな感じでストップしてしまい、何か言おうとするのですが、言葉がなかなか出てきません。  郵便局のお姉さんたちのように、セノーさんのことをよく知っている人はじっと待ってくれます。でも人権研修会に参加した人はセノーさんのことはほとんど知りません。あれ、どうしちゃったんだろうって思いながら、それでもみんなじっと待っててくれました。  そして感想の中にあった 《 言葉が出てくるのを待つ時間のおだやかさに、今の社会が忘れているものを感じました。》  の言葉は、その時間を実にうまく表現していると思いました。いい時間を体験したんだと思います。  彼らがおしゃべりした30分は、とにもかくにも彼らとおつきあいした時間です。その時間は、私が一人でべらべらしゃべる時間よりもはるかに輝いていた気がします。 ・ぷかぷかさんメンバーの話を直接きくことができて良かったです。言葉が出てくるのを待つ時間のおだやかさに、今の社会が忘れているものを感じました。接した方が得という言葉が心に残りました。 ・ぷかぷかの皆さん、明るくて、楽しくさせてくれます。これから先、20年、30年、長く続くとよいですね。 ・いつもパンを売りに来ているぷかぷかさんのプロフィールが分かってよかったです。皆さんとてもかわいらしい方達でした。 ・私の地元では、バスや地下鉄にダウン症の方がよく見られ、機嫌がよくないときはかさをふりまわしていたり、こわいと思うこともありましたが、ご家族と楽しそうに話をしている様子や、道に落ちてしまった手袋をすぐにひろってくれたりと、やさしい部分にふれることもありました。今日、彼らが機嫌の悪いときは何かを制限されたときなどなんだな、と気付きました。でもそれは私や私の周りの人たちも同じことで、障がい者さんだけでなく、周りの人たちの自由もかんたんにうばってはいけないと感じました。 ・温かい気持ちになりました。私も豊かな気持ちになりたいです。これからもぷかぷかさんの活動を応援しています。日本中に広がっていくといいですね!今日はありがとうございました。 ・いま、自分達が関わっている子ども達が大人になった時、ぷかぷかさん達のようにいきいいと暮らせる日がくるのだろうか、と不安になりながらも明るい未来が期待出来ますようにと願っています。 ・ぷかぷかの皆さんやスタッフさん、皆さん、のびのびと笑顔あふれるあの空間はとてもステキでした。こういう環境があたり前の様にある世の中になれたらいいのにと思います。 ・実際の「ぷかぷか」の利用者「ぷかぷかさん」達とふれ合いの時間が今日はあり、30分という短い時間ではあったのですが、知れば知る程、可愛らしく魅力にあふれ、個性のある方々である事がわかり、心がとてもなごみ、暖かい気持ちになる事が出来ました。障害のあるというとらえ方ではなく強い個性、むしろ健常者と呼ばれている私達よりも素直な物をたくさん持っている人達だと感じました。保育という仕事で、そういった子ども達とも関わりをもつ機会もあり、本当にその子ども達がぷかぷかさん達と同じように生き生きと幸せに過ごせていける手伝いもしてゆけるように、考えてゆけたら良いと思いました。とても良い時間、ありがとうございました。 ・ぷかぷかベーカリーのことは、朝日新聞の記事で見ていましたが、映画の中でより詳しくわかった。ぜひ、ぷかぷかベーカリー、お昼ごはんを食べたいと思った。ありのままに生きることの大切さを感じた。福祉施設にいたころの空気を思い出した。保育はやっぱり忙しすぎるな、、、もっとゆったりしないといけないです。生き方を考えさせられる研修でした。 ・日々の職場の子どもたちの接し方にも共通点を感じ、大切にしなければいけない事を改めて考える機会となりました。このような社会が世界中に広がる事を願います。 ・ぷかぷかさんたちは、得意なこと好きなことをしてたくさんの人に認められているから、あんなにキラキラして、楽しそうにしているのですね。今日の研修でとてもよくわかりました。出会った子どもたちがみんなぷかぷかさんの様に幸せな人生を送れるといいなあと心から思いました。「支援」じゃなくて「一緒に生きていく」ですね。世の中がそうなっていくように、自分もこれから何ができるか?考えるきっかけになりました。ありがとうございました。 ・楽しそうに過ごしているぷかぷかさん、又、障がいのある方々が嫌な思いをせずに気持ちよく生活していける社会であってほしい。そして私も関わっていけると良いと思った。 ・そこにいるだけで人の心を耕している、という言葉が印象的でした。“つきあった方が得”という言葉にこめられた意味がよく伝わりました。 ・実際にぷかぷかさんの言葉を聞くことが出来たり、高崎さんの関わり方を見て、心がなごみました。楽しく研修に参加させていただくことが出来ました。 ・この度のワークショップでぷかぷかさんとのふれ合いの時間を持てて、幸せな気持ちになれました。ぷかぷかさんの個性は地域にもっとアピールして欲しいと思いました。機会を作って家族でぷかぷかさんとふれ合いたいと素直に思えました。本当にありがとうございました。私もすでにファンです! ・人権研修ではありましたが、あたり前のことをあたり前と思うことを再認識させられた時間でした。かた苦しく考えずに障害あるなし関係なく人との出会いを大切にしていきたいと思いました。業務に生かしていけることがあると思います。 ・講師のみなさんの魅力的なキャラクターにほっこりしました。映画の中に出てくる皆さんの楽しそうに働く姿も印象的でのびのびとした雰囲気や環境を作られているスタッフの方たちの紹介もしていただけたら良かったなと思いました。また、ぷかぷかしんぶんの“ヨッシーかるた”が大好きです。 ・4人のぷかぷかさんがとても可愛くてファンになりました。高崎さんのお話し、接し方などとても暖かくて、優しい気持ちになりました。ぷかぷかで働いている方が皆とても楽しそうで、行きたくなりましたし、お話ししたいと思いました。この研修で自分の障害のある人の見方が変わる良い機会になりました。ありがとうございました。 ・メンバーの方のインタビュー、映画があり、等身大の彼らと対話でき、よかったです。明るく和やかな雰囲気が伝わりました。ぷかぷかの高崎さんの説明からも優しさが伝わりました。この実態が他の人にも伝わり、障害をもつ人も皆とおなじように暮らしやすい社会になればいいな、と思いました。 ・ぷかぷかの方々に接することで、自身の心を豊かにすることができる。そんな気持ちに気づかせてくれる研修でした。ありがとうございました。 ・食事を買いに来たり、トイレで偶然あったり、電車で見かけたりと、会う機会は多かったけれども、少しの時間の積み重ねで、「あ、ぷかぷかの人だ」と思えたり、ちょっとした愛情を持ってその姿を追いかけているなと気付きました。知らないとそれは出来ないことだなあ、そして障がいの有無に関わらず、知って楽しい時間を共有することが大切です。 ・「障がい者はなんとなく怖い」相手のことを知ることで解消できると思った。顔を知っているぷかぷかさんのことを更に知ることができ、親しみが湧いた。先入観を持たずありのままを受け入れることが大切と思った。高崎さんのぷかぷかさんに対する愛情を感じた。 ・ぷかぷかの人達の楽しく明るい雰囲気、障害があっても個性として生き生きと働ける場所があり、こちらまでほっこりしました。みんなちがっていい!こちらまで勇気をいただきました。正直にありのままに生きていく姿に感動しました。 ・緑区にこのような場があるとは正直驚きました。緑区職員であることに誇りを持てます。横浜市職員の必須講義として全市に広めるべきだと思います。勿論、パンを買いに伺います。 ・いつもパンを楽しく買っていたので、映画でぷかぷかのひみつが分かり満足でした。 ・参加している皆さん(区職員等)が暖かい気持ちになっている様子が感じられて、こんな研修は今までなかったなあ~、と思います。障害のある方との距離感が縮まったのではないかと思います。 ・楽しい研修でした。ぷかぷかのパン、お弁当、おかず、大変おいしくいただいております。料理を教えてもらいたいと思って、お聞きしたこともあります。家が近かったらぷかぷかのお店に行きたいと思っています。 ・映画を見て、もっともっと多くの方にみていただきたいと思いました。ぷかぷかさん達には全く嘘がなくて、社交辞令や建前がなくて、このような社会で生きている私たちにとって大切なものを沢山持っていると思います。「地域を耕す」名言です。ステキな言葉だと思います。 ・ぷかぷかのメンバーが前でお話してくれた時、障害というより個性だなと思ったが、ビデオにそのようなテロップが出て同じ感性をうれしく思いました。 ・ぷかぷかさんについては販売に来てくださった時にしかお話する機会がなかったので、今回みなさんのことが知れて嬉しかったです。自然と笑顔になっていたし、みなさんの世界に引きこまれ、暖かい気持ちになりました。ありがとうございます。高崎さんが“支援”という言葉は使わず、“一緒にいることが得だ”というお考え、とても素敵だなと思ったし、今日の講義を通してすごく納得しました。また高崎さん、ぷかぷかさんとゆっくりお話する機会があるといいなあ。 ・当事者と関われる研修は良いと思います。色々話を聞けたり、状況を目にして有意義でした。グループ討議等については、研修をする必要があるのか、いつも疑問です。人権研修を必要としない社会(職場)が当たり前になることが理想です。教育が必要だと思います。 ・電車の中など、外で普通の行動(まわりの人と同じような行動)をしない人に会うと、自然と「見たらダメだ」、「目を合わせるな」というふうに過ごしていました。そのように過ごしていた自分がいかに先入観を持って人を見下していたのかと実感する研修でした。 ・実際のぷかぷかさんと対面した後、映画をみせて頂き、1人1人の魅力をとても感じました。実際に関わっている人は「障がい者」という枠組みでは見ていないのに街中で見かける人に対してはそういった枠組みで見ていることにも気付きました。全ての人に“個々の生活、魅力、個性”があることを感じ、1人1人を知ることの大切さ、関わることの楽しさや嬉しさがもっと広がれば良いなと思います。貴重なお話、お時間をありがとうございました。 ・様々な規範の中で生活している自分であることに改めて気付かされました。心を豊かにすることの大切さを感じました。ありのままの自分でいられることのむずかしい、このごろです。もっとぷかぷかさんたちから耕されたく思いました。  ●●●  短い時間でしたが、ぷかぷかさんといい出会いができたと思います。こういう場をあちこちで作ること、それが相模原障害者殺傷事件を超えることだと思います。優生思想云々のこむつかしい話なんかしなくても、事件は超えられるのです。 ★こんな人権研修会の《出前》に行きます。ご希望の方は電話、もしくはメール下さい。045-453-8511 NPO法人ぷかぷか事務所 高崎   pukapuka@ked.biglobe.ne.jp 
  • ああ、この人たちなら、ぷかぷかを託せる
      横浜夢ファンドの組織基盤強化申請書に添付するファイルに30年度の事業計画書があって、昨年演劇ワークショップの助成金申請の時に書いた事業計画書をベースに新しくいろいろ書き加えて出す予定でした。ところがそれを見た現場の人たちが、なんだか物足りない気がしたのか、どんどん書き加え、現場目線によるものすごい密度の濃い事業計画ができあがり、なんだか感動してしまいました。  私ももう年(今68才です)で、そろそろぷかぷかを託す人を探さねば、と少し前から考えていたのですが、今日、現場の人たちが書き加えてくれた事業計画書を見て、  「ああ、この人たちなら、ぷかぷかを託せる」 と思いました。事業計画書に勢いがあって、ああ、こんな人たちを探していたんだ、と思いました。私の思いを引き継いでくれる人たちです。今の楽しい、わくわくするようなぷかぷかを引き継いでくれる人たちです。  少し前ですが、保護者の方たちにプロモーションビデオカナダ版を見せたとき、ヨッシーのおばあちゃんが、映像に感動して 「ああ、これで安心して死ねる」 なんておっしゃっていましたが、今、そんな心境です。  もちろん、まだまだやりたいことがたくさんあるので、手を引くわけではありませんが、ま、ちょっとホッとした心境です。安心して好きなことができる、というか…      
  • ななちゃんはぷかぷかさんたちとどんな未来を創ってくれるんだろう
     港南区から親子でワークショップに参加した方の感想です。今までわんどのアートのワークショップには何度か参加されていたのですが、演劇ワークショップは、おつきあいの深さが全然違うんですね、とおっしゃっていました。 ●●●  せつさん、あみさん、ぱっつんさん、高崎さん、第2グループや、他のみなさんには、ずいぶんハラハラさせてしまった事と思いますが、こんな私でも舞台に出させて頂き、本当にありがとうございました。  自由奔放な ななもいきなり前日に子犬という役に変更してしまい、ぶんさんに急遽お面を作って頂いたりもんちさんとことちゃんにフォローして頂き、ワークショップの間も含め、ぷかぷか版だったからこそ、のびのびと参加させて頂けたのだと思います。  今は、家でラップの芯を繋げて立てて柱を作り、あの広場のうた を歌ったり、「お兄さん達の太鼓がかっこよかった!!」とラップの芯でダンボールを叩いたり、すっかり表現の市場 一色です(笑)  何度も申しますが、演劇とは無関係で生きてきたもので、今回の演劇ワークショップは私にとってはものすごい挑戦でした。  12月くらいまでは舞台に立つ実感がなく、朝から夕方まで一緒に歌ったり色々話し合ったり、一緒にお昼を食べたりが楽しく、回を重ねる毎にみなさんと関係が深まって行くのが嬉しかったです。  ここまででも、わんどのワークショップだけだったら味わえない濃い関係を味わわせて頂いたと思っていました。  1月のリハーサルや本番は緊張し過ぎてほとんど記憶がありませんが、まず自分がそんな緊張を味わうのもなかなかないことでしたが、ぷかぷかさんとも一緒に緊張して、あの舞台に立てた事はすごく、本当に、貴重な経験で、港北の上映会で高崎さんが、苦労があるから生まれるものがある、みたいなことを仰っていたのを思い出しました(ごめんなさい、今回のは苦労ではないのですけど)。あの場を共有出来た事で、さらにぷかぷかさんとの距離が縮まった気がします。  本番の映画、自分がどんな風になってるのか観るのもちょっとこわいですが、楽しみにしたいと思います。  あと、本番の前日の日、朝行くとしょうへいさんがわざわざななに寄ってきて「ななちゃん、おはよう」と言いに来てくれたんです。同じ第2グループにいながらも、ななはほとんど話し合いに参加してなかったし、直接二人が話したりしてるのも見てないけど、しょうへいさんがななの事を気にかけてくれてた事を知ってすごく嬉しかったです。  「あの広場のうた」について。 初めは、手拍子もあって難しさが先行していましたが、何回目かのワークショップで、詩が自分の中にストレートに入って来て、歌っていてこみあげてきた事がありました。 自分もこの詩にあるような社会になればいいなと思っていたので。  数年前、家の近くのあるマンションの前の公園の木にカラスが巣を作りました。その巣の真ん前のマンションの住人が、理由ははっきり覚えていませんが、カラスが巣を作った木を切ってほしいと自治会だか管理組合だかに言い、区かどこかに言って切ってもらった、という事がありました。人間の都合で自然をどんどんなくし、行き場のないカラスが巣を作った木を切って…。自分の目の前からいなくなればそれで良いのかな、もしカラスが次は残されたすぐ隣の木に巣を作ったらまたその木も切るのかな、子供の為の公園の木が減って行くかもしれない、さみしい話だな、と。  グループホーム建設反対の話も同じで、どんどん排除して行く社会ではなく、「あの広場のうた」の詞の様に逆にみんながどんどん集まって行くような社会になれば、みんなが生きやすくなるのに、と思います。 ●●●  ぷかぷかさんたちとのステキな関係が手に取るようにわかりますね。すばらしい体験だったと思います。  ななちゃんは広場に柱を立てるところでみんなに声をかける役をやりました。芝居をすすめるタイミングをみんなに知らせる大事な役です。  その時の役がよほどおもしろかったのか、家でもそのシーンを思い出しながらやっているという話。なんか楽しいですね。  ぷかぷかさんたちといっしょに芝居をやり、いっしょに創り出した時間が今も忘れられないくらい楽しいなんて、ステキな話だと思います。ななちゃんはぷかぷかさんたちとどんな未来を創ってくれるんだろうとすごく楽しみです。  演劇ワークショップは、こうやって希望ある未来も作ってくれるんだと、感想を読みながら思いました。相模原障害者殺傷事件を本当に超えるのは、こうやってぷかぷかさんたちと生きる希望ある未来を実際に作っていくことだと思います。  今回はななちゃんをはじめ、何人かの子ども達がワークショップに参加しました。ぷかぷかさんたちと過ごす時間の楽しさを存分に味わいました。彼らが作ってくれる未来にこそ、希望がある気がします。  しょうへいさんは自閉症で人とのおつきあいがあまりうまい方ではありませんが、それでも朝ななちゃんを見つけて 「ななちゃん おはよう」 って、声をかけたりしたのは、しょうへいさんにとってもななちゃんはとても親しい存在になっていたんだと思います。  お互いにとって大事な存在であること、そんな関係を演劇ワークショップは作ってくれたのだと思います。
  • 「守る」のではなく、積極的な「攻め」
     第4回表現の市場をやりました。チラシの裏には相模原障害者殺傷事件への思いを書きました。事件は障がいのある人たちの全面的な否定でした。それに対して表現の市場は障がいのある人たちの全面的な肯定を舞台で表現するものです。  栃木県で農業をやっている上野さん(ぷかぷかのライ麦パン、お昼ごはんのいろいろ米は上野さんの作品です)はそのチラシの裏を読んで、これは行かねば、と思ってきたそうです。お話を聞くと、事件のあと、みんな障害者を「守る 」と言っているけど、結局は「囲い込む」わけで、彼らを「生かす」なんてことは全く考えていない。それを考えると、表現の市場でやっていることは彼らを全面的に生かすというか、積極的な「攻め」ですよね。それがいいと思ってきました、とおっしゃってました。  うれしいですね。そんなふうに表現の市場を語ってくれた人は初めてです。  積極的な「攻め」という風に見ると、あの舞台の元気さの意味がよくわかります。   アラジンはいつものように迫力ある太鼓演奏。  ぷかぷかで働いているダイちゃんもいつになく元気!演奏会の終わったあとのこのほてった顔。いい人生生きているんだなと思います。こんな顔見ると、障害者云々の蔑んだ目線は恥ずかしいです。  はっぱオールスターズも、アラジンと並んで元気そのもの。アラジンのメンバーよりも年上で、みんな社会人です。仕事やりながらこんなことをする時間を大切にしている人たちです。「10年後、20年後もがんばります」って言ってましたが、40代、50代になっても舞台に立ち続けて欲しいなと思います。  ロビーコンサートをやった「ラブ・エロ・ピース」は「死んでない 殺すな」という歌を歌っていました。祐二さん、エネルギーのかたまりですね。おっちゃんがエネルギッシュに歌う姿は、みんなを元気にします。  そしてぷかぷかの芝居は広場に一本の柱を立てるところからはじまりました。  オペラシアターこんにゃく座の「世界は劇場」というCDに入っていた「あの広場のうた」は、聞きながら、「え〜っ、これって、ぷかぷかのことじゃん」って思ったのです。    ♪ 歌が生まれ 人は踊り出し     物語がはじまる  あの広場がここに  人が集まり、元気になる広場。たくさんの物語がはじまった広場。歌は「ぷかぷか」が街にあることの意味を、更にふくらませたように思います。 人は踊り出し… あの広場が、今、ここに! 注文の多い料理店・序  手話による表現 これはお肌のための野菜パック? 西洋料理店というのは、来た人を西洋料理にして食べる店… 親方がもうナフキンをかけて、舌なめずりして待っています 星めぐりの歌 見た人の感想 ・あのみなさんの「そろわなさ」「バラバラさ」がよかったです。 そろってないけど、楽しそうで、笑えて、練習したんだろうなと思えて、そろってなくてもいいよね、むしろそろってないパワーがいいよね、と素直に思いました。 ・「ぷかぷかしんぶん」を読み、なんておもしろく、自由なんだろうと思い、「表現の市場」を見たい思いで本日来ました。様々な方の協力で作られている舞台、地域の方もいっしょに参加しているのに驚きました。私もぷかぷかさんと過ごす時間が作れたらいいなと思いました。いつかパン屋さんにも伺いたいと思います。 ・今、障がい者と健常者の狭間でぷかぷかしている自分。この世界はきっと変わっていくだろうなぁと思いつつ、どう生きればよいのかなぁと悩む日々。生きるヒントが少しだけ伝わってきました。 ・表現の豊かさを感じられます。とかく自分の表現が少なくなり、まわりと同じことを強いられる中、自らのこと表現する大切さを学ばされます。 ・いっしょに歌いたくなりました。ポジティブな気持ちが歌や音や言葉に表現されていて、とても楽しめました ・日常生活で私が考えていることがちっぽけに感じました。本当に心のリセットができました。 ・心があたたかくなりました。 ・夢のような時間をありがとうございました。 ・とても豊かな時間でした。 ・ステキな時間、ありがとうございました。今更ですが「表現の市場」というネーミングはぴったりだなと思いました。 ・みなさんの熱い気持ちが伝わってきました。また、元気をもらいました。 ・心がときほぐされていきました。 ・みなさんがすごく楽しそうで、輝いていて、見ていて幸せになれました。
  • 1月21日(日)いよいよ本番です。
     今日は舞台で初めて通し稽古をやりました。大丈夫かなという感じですが、ま、心配してもしょうがないし、最後はいつもみんなしっかりやってくれるので、安心しています。セノーさんも午前中は「あ、き、は、ば、ら、いく〜!」とパニック気味でしたが、それでも午後はちゃんと舞台に立ったりしているので、実はちゃんとわかっているのではないかと思います。  段ボールの柱で練習  見えない柱がちゃんと見えます。  舞台を作る人たちは昨日は夜10時頃まで働き、今夜も遅くまで準備していました。そういう人たちの献身的な働きぶりで明日の舞台はできあがります。どんな舞台ができあがるか、楽しみにしていて下さい。  pvプロボノの人たちによって、映像の記録を撮ります。カメラ6台で撮るそうです。できあがりを楽しみにしていて下さい。
  • 「寄付」は自分が目指す社会への「投資」だと思います
       「表現の市場」は6ヶ月にわたるワークショップの費用(進行役、ピアニストの人件費、会場費、材料費など)と舞台経費(舞台監督、音響、照明などの人件費、ホール〈仕込みがあるので3日間借り切りになります〉、楽屋などの会場費)など合わせると200万円を超える費用がかかります。今年は横浜アートサイトから半額の100万円の助成金をもらいましたが、残り100万円はどこからも助成金がもらえなくて、すべて自前になります。ぷかぷかにとっては大変な出費ですが、「表現の市場」は社会的にとても大事な事業なので、お金がなくてもこの事業はやります。  これは、ぷかぷかさんも私たちも、お互いが気持ちよく暮らせる社会を作っていくための、いわば「投資」です。リターンは、お金ではなく、お互いが気持ちよく暮らせる社会の実現です。そのために汗を流そう、というわけです。  ぷかぷかのアートを企業に売り込む営業資料を作ってくれたサービスグラントの人たちも、企業にぷかぷかのアートを売り込むことで実現する社会を目指して汗を流してくれました。全くの無報酬で、営業資料制作のために膨大な時間を費やしてくれたのです。自分の仕事をやりながらの作業なので、土、日か夜の時間しか自由になる時間はありません。その貴重な時間を使って営業資料を作ってくれたのです。  中には自分の仕事よりもおもしろい、といってくれた方もいました。お金を目当てにした仕事では得られないものを見つけたのだと思います。  人はそういうことのために汗を流すのだと思います。      「寄付」は自分が目指す社会への「投資」だと思います。その社会を作っていくために汗を流す一つの方法だと思います。  ぷかぷかさんも私たちも、お互い気持ちよく暮らせる社会を作ることに共感される方がいらっしゃいましたら、ぷかぷかの活動にぜひご寄付をお願いします。      昨年暮れに横浜夢ファンドの登録団体になりましたので、夢ファンドに寄付をしていただくとぷかぷかにお金が入ります(寄付の申込書の希望する団体の欄に「NPO法人ぷかぷか」とお書きください)。税制上の優遇措置があります。詳しくは下記サイトをご覧下さい。     横浜夢ファンド 横浜市 市民活動推進基金とは   横浜市 寄附をお考えの方に ★寄付の申込書の希望する団体の欄に「NPO法人ぷかぷか」とお書きください。   横浜市 基金の活用 ★登録団体一覧表のデータが古いので、「NPO法人ぷかぷか」の名前がまだ載っていませんが、昨年暮れに登録団体になりました。   横浜市 税制上の優遇措置     1月21日「表現の市場」の会場でも寄付を募集します。  
  • 日本のあちこちで『pukapukaな時間』がぽこぽこ生まれてくれば、社会は変わります。
     『pukapukaな時間』500部印刷したのですが、ほとんどなくなり、増刷することにしました。    300部くらいでいい、という意見もありましたが、これはもっと売れる、強気でいこう!と1000部増刷することにしました。もっと売れる、というより、障がいのある人たちのおかれた社会状況、あるいは私たちのおかれた今の社会状況を考えると、もっともっと売らなければ、といった思いの方が強いです。  グループホームを立てようとすると、地元から反対の動きが現れるところもあります。ここに障がいのある人たちは住むな、と。障がいのある人が地域社会から排除される状況は、相変わらずあちこちにあるのです。  彼らとおつきあいがないこと、彼らのことを知らないことが、彼らの排除という形で現れます。彼らが来ると犯罪が起こる、と。  彼らが来ると犯罪が起こる? え? どうしてそんなこといえるの?と、本当に悲しくなります。みんなの心をほっこりあたたかくするぷかぷかさんたちが犯罪を起こしますか?    「知らない」ということが、こんなすてきな人たちを社会から排除してしまうのです。   地域社会から障がいのある人たちが排除されるとき、いろんな人がいることの社会の豊かさは、徐々に痩せ細っていきます。彼らを排除してしまうことで、私たち自身が貧しくなります。「いろんな人がいていいんだよ」という優しさと幅が、地域社会からなくなります。地域社会が窮屈になります。私たち自身が息苦しくなります。  そういった社会状況の中だからこそ『pukapukaな時間』は必要だと思うのです。そして『表現の市場』も。 『pukapukaな時間』に添付の文書は、今の社会の中でどうして『pukapukaな時間』が必要なのかをわかりやすく語っています。      この本には「ぷかぷか」が創り出したほっこりあたたかで、豊かな時間がぎっしり詰まっています。障がいのある人といっしょに生きる中で生まれた時間です。私たちだけでは絶対に作り出せなかった時間です。ここにこそ、彼らといっしょに生きる理由があります。彼らといっしょに生きることの意味がこの小さな冊子から見えてきます。  何かにつけ息苦しい今の社会にあっては、こんな時間こそ必要だと思います。こんな時間は、社会を豊かにします。    私たちの社会は、あのおぞましい相模原障害者殺傷事件を引き起こしました。『pukapukaな時間』は事件に対してどういう意味を持つのかを少し考えてみます。  事件の犯人は「障害者はいない方がいい」「障害者は不幸しか生まない」などといいました。これは犯人の特異性から生まれた言葉なのでしょうか。「障害者はなんとなくいや」「障害者とはおつきあいしたくない」「障害者は社会のお荷物」「社会の負担」「効率が落ちる」「何考えているのかわからない」「怖い」といった言葉は社会全般を覆っています。障害者を見る目線の根っこでは、ですから犯人とつながっているのだと思います。一線を越えるかどうかの差だけです。だとすれば、あの忌まわしい事件は私たちみんなが自分の問題として引き受ける必要があります。私たちの社会が引き起こした事件として。  様々な角度から事件は語られました。でも、社会は何も変わりません。いくら立派なことを語っても、言葉だけでは社会は変わらないのです。  ではどうしたらいいのか。ぷかぷかがやってきたのは、否定的に見られている障がいのある人たちと、肯定的な関係を実際に作ることでした。   ・いない方がいいと言われた障害者と、いた方がいいと思える関係を作ってきました。 ・不幸しか生まないと言われた障害者と、幸福感を共有できる関係を作ってきました。 ・なんとなくいやと思われている障害者のことを、好きといえる関係を作ってきました。 ・おつきあいしたくないと思われている障害者と、おつきあいしたくなるような関係を作ってきました。 ・お荷物と言われている障害者と、お荷物どころか、いないと困る関係を作ってきました。 ・社会の負担と思われている障害者と、負担どころか社会を豊かにする関係を作ってきました。 ・効率が落ちると思われている障害者と、彼らがいることでみんなが生き生きとして、場が活性化するような関係を作ってきました。 ・何考えているかわからないのなら、お互いわかり合える関係を作ってきました。 ・なんとなく怖いのではなく、ちゃんと相手のことがよくわかる関係を作ってきました。    そういった関係をぷかぷかは事件のはるか前から丁寧に作ってきました。お店、パン教室、演劇ワークショップ、アートワークショップなど、様々な機会で障がいのある人たちに向かって「あなたが必要」「あなたにいて欲しい」と思える関係を作ってきました。その関係が豊かな世界を生み出しました。  『pukapukaな時間』はそれをビジュアルに表現したものです。ぷかぷかがやろうとしてきたこと、やってきたことが、この小さな冊子に詰め込まれています。  こういう豊かな時間を作り続けること。それが相模原障害者殺傷事件を超える社会を作っていくのだと思います。    『pukapukaな時間』は、その気になれば「ぷかぷか」に限らず、どこでも創り出すことができます。そういう思いを込めて、この冊子には外部の方の作品も入れました。日本のあちこちで『pukapukaな時間』がぽこぽこ生まれてくれば、社会は変わります。     『pukapukaな時間』の増刷は1月19日にできあがります。下記会場で販売します。 1月20日(土)に予定されている『みんなの学校』の上映会場(緑公会堂) 1月21日(日)『表現の市場』(みどりアートパーク)        ぷかぷかのわんどでも販売しています。遠くの方は電話もしくはメールでお申し込み下さい。   045-453-8511 ぷかぷか事務所 高崎 pukapuka@ked.biglobe.ne.jp  高崎 本代500円+送料180円=680円を下記口座に振り込んで下さい。振り込みをされる方は、メールで住所、氏名をお知らせ下さい。 ●振替口座は 口座記号 00260-4  口座番号 97844        加入者名 NPO法人ぷかぷか ●ゆうちょ銀行  記号10230  番号19645501 トクヒ)プカプカ ●横浜銀行  中山支店 普通 口座番号1866298         口座名 NPO法人ぷかぷか 理事長 高崎明                         
  • 彼らに「いてくれて、ありがとう!」って、心の底から言えるような舞台を作ります。
     1月21日(日)午後2時からみどりアートパークのホールで第4回《表現の市場》が開かれます。 より鮮明なチラシはこちら pukapuka-pan.xsrv.jp  その中で第4期「みんなでワークショップ」で作った芝居『注文の多い料理店・ぷかぷか版』を発表します。昨年8月から月一回土曜日にぷかぷかさんと地域の人たちが集まって作ってきた芝居です。  障がいのある人たちがいっしょだからこそできる楽しい芝居です。彼らとはいっしょに生きていった方がいい!と、端的にわかる舞台です。  相模原障害者殺傷事件の犯人は「障害者はいない方がいい」「障害者は不幸しか生まない」「障害者は生きている意味がない」などといいました。そしてそれに、なんとなく、「そうだよなぁ」と同調する社会がありました。  「みんなでワークショップ」は障がいのある人たちに「あなたにいて欲しい」「あなたが必要」と自然に思えるような関係を作ります。「障害者はいない方がいい」なんてとんでもないです。いないと困るのです。  彼らといっしょにやるワークショップはほんとうに楽しいです。彼らはワークショップのたびに幸せな一日を私たちにプレゼントしてくれるのです。「障害者は不幸しか生まない」なんてとんでもないです。彼らは幸せな一日を作ってくれるのです。  「みんなでワークショップ」の場は、障がいのある人たちに支えられています。彼らがいなければ、とても淋しいワークショップになります。「障害者は生きている意味がない」なんてとんでもないです。彼らがいてこその「みんなでワークショップ」なのです。  彼らに「いてくれて、ありがとう!」って、心の底から言えるような舞台を作ります。
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