第9期演劇ワークショップ3回目(2024/10/19)
2024年10月19日ぷかぷかワークショップ 恒例の【ネーム・ウィズ・アクション】からスタート! 【体の状態チェンジゲーム】 お部屋を4つに分けぐるぐる歩いて、それぞれ線を越えたら体の状態が変わるゲーム! 軽くなる 重くなる ペンギンみたいになる 踊りだす 【あみちゃんとうたの練習】 「あさの曲がり角」 www.youtube.com 【よっしーの作品鑑賞】 プロジェクターで作品を改めて見る。 何回見ても色んな発見が! 【劇を作ってみよう!】 前回チョイスした6つの場所からもう一度お話を作ってみよう! ●幽霊外神(しおりん・ちーやん・ふたみん・とくはらさん・なおみさん) 幽霊外神に猫(ふたみん)がやってくる。鳥居の前で犬に変わる。 鳥居をくぐり、奥に入っていくと、幽霊(とくはらさん、なおみさん)がふたみん犬に「金くれ~金くれ~」と襲いかかる。ふたみん犬は鳥居の外へ逃げ出す。追いかけようとするが、幽霊は鳥居の外へ出られない。幽霊は鳥居に「どうしたらでられますか?」と質問。するとしおりん、ちーやん扮する鳥居はさかさまになる。幽霊は鳥居を飛び越えることができ、ふたみん犬を捕まえて、再び鳥居の奥へ。しかしふたみん犬はお金がなかった!鳥居のしおりんが「金がない代わりになにかやれ」と言うと、ふたみん犬が踊りだし、幽霊も鳥居もみんな一緒に踊りだす。鳥居と幽霊たちに見送られ、ふたみん犬は無事幽霊外神から帰っていく。 ●泣いているぶたさんと人だかり(こんさん・かーくん・こまねっちさん・あさちゃん・あづみちゃん) 木になったみんなを、清掃員(あづみちゃん)が掃除をしている。そこへサラリーマン(こまねっちさん)登場。清掃員は「こんにちは、お久しぶりです。」と挨拶。ぶたさん(こんさん)が歩いてくると、おばけ(あさちゃん)が「うらめしや~」と襲いかかる。寝そべっていたかーくんが持っていたピストルでおばけを攻撃。撃たれたおばけは助けを求める。清掃員が撃たれたところを掃除してきれいにしてあげる。すると、おばけの傷が治る!復活したおばけは再びみんなに襲いかかる!みんな逃げまどう。怖くて泣いてしまったぶたさんの涙が辺り一面にたまり海になり、みんなで泳いで逃げる。 ●観覧車(ばっさー・松井さん・ゆみっち・いっしー・ももちゃん) みんなで輪になり、回る。 「この観覧車は、あなたの行きたいところにどこへでも行ける観覧車です。」 「次は渋谷~渋谷~」渋谷に到着。ドアが開く。 ハチ公に扮した松井さんとゆみっちが立っている。「かわいいな~」と近づくばっさー、ももちゃん、いっしー。帰ろうとした時、ハチ公が動き出しばっさーに襲いかかる。 「怖いから次へ行こう!」と退散。 再びみんなで輪になり、回る。 「次は新宿~新宿~」新宿に到着。ドアが開く。 ヨドバシカメラ♪の歌。 ヨドバシカメラへももちゃん(母)、松井さん(父)、ばっさー(息子)家族が買い物へやってくる。ばっさーは最新のiPhoneが欲しいというが、父の松井さんにだめだと言われる。それでも店員のいっしー、ゆみっちにおすすめを聞き、自分のお小遣いでiPhoneを買ったが、それを父の松井さんに壊されてしまう。 再びみんなで輪になり、回る。 「次は東京~東京~」東京に到着。ドアが開く。 会社員のゆみっち、いっしー、ももちゃん、ばっさーがパソコン仕事をしている。 社長の松井さんが監視している。ばっさーが居眠りしてしまうと、松井社長に背中を叩かれる。 再びみんなで輪になり、回る。 「次は新橋~新橋~」新橋に到着。ドアが開く。 社長も交え、会社の人たちみんなで「カンパーイ!」 ●緑のおじさん(高崎さん・横山さん・みわっち・にらさん) みわっち、にらさんがラーメンを食べに行く。 調理人の横山さんが「へい、らっしゃい!」と出迎え、ラーメンを作る。見事な湯切り。ネギを切り、チャーシューも添える。 そこへ疲れた緑の変なおじさん(高崎さん)がやってくる。みわっちに「かわいいね~」と近づく。みわっちは緑のおじさんをパンチ! 緑のおじさんは謝り、「家へ来て!ごちそうします。」とみわっち、にらさん、調理人を招待。 怪しみつつもついていくと、部屋があんまり汚いので、みんなで掃除を始める。緑のおじさんの屋敷がとてもきれいになった!「せっかくだからパーティーしよう!」 ドレスアップしたみわっちが改めてやってくる。クラッカーを鳴らすと、中から大蛇が! みわっちに襲いかかる!そこへ、スーパーマンになった横山さんが現れ、大蛇を月の裏側まで吹っ飛ばす! ●ダルマ(せつさん・大田さん・かずさん・あいさん・セレン・よっしー) お福母さん(かずさん)一座の朝。 親父(大田さん)とダルマ犬(せつさん)が散歩に出かける。 一座の稽古が始まる。まずはよっしーマジシャンが、マジックを披露! 親父とダルマ犬帰ってくる。 続いてあいさんがしゃぼん玉をたくさん飛ばす。人も入れる大きなしゃぼん玉も作り、一人一人をしゃぼん玉の中に! 続いてセクシージャグラーセレンが「かわいくてごめん」を踊る! 続いて歌手の人!…と思ったら歌手の人がいない!親父とダルマ犬が探しても見つからない!みんなで探しに行く。 ●魚がいるところ(はるちゃん・ハヤちゃん・春野さん・ひかりさん・りえっち) 春野さんが、クラゲ(ハヤちゃん)に魂を入れる。すると、クラゲが動き出し、踊り出す。続いてはるちゃん、りえっちの魚姉妹に魂を入れる。すると魚姉妹は動き出す。お腹が空いた魚姉妹は食べ物を探していると、松ぼっくりを見つけ、食べる。そこへクラゲもきて一緒に食べる。そこへ隣のエリアのセクシー骸骨(ひかりさん)がまぐろを持ってきてさばいてくれる。みんなで食べる!するとクラゲがお腹を抱えて倒れてしまう!心配して駆け寄る魚姉妹とセクシー骸骨!クラゲは「食べ過ぎた…」「食べ過ぎかい!」 こうして今日も海の世界は平和に過ぎていく。 【あみちゃんとうたの練習】 「すたこら階段」 お昼休憩 【あみちゃんとうたの練習】 「ねむり」「テトのぱんはあ」「すたこら階段」 www.youtube.com www.youtube.com 今回最後のワークショップになります。最後だからといってごちゃごちゃ話をせず、 「やぁやぁやぁやぁやぁ げっぷひとつで おしまい!」 なんて感じでさらっとおしまいにするのがぷかぷからしいかな、と思ったり… コーラ一本35円! ずいぶん古い話だなと思っていたら、この歌の楽譜見たら1968年に佐藤信さんが作った詩に林光さんが曲をつけています。1968年というのはタカサキが学生の頃で、その頃コーラが一本35円だったことを覚えています。京都の市電、バスが確か30円でしたね。学生食堂のランチは120円。 【劇を作ってみよう!パート2】 よっしーの作品には不思議な生き物がたくさん!それを元にお話しを作ってみよう! ●妖怪電車(せつさん・横山さん・あさちゃん・いっしー・大田さん・ゆみっち・ももちゃん) ミイラの運転手(横山さん)にやまんば(せつさん)が発車時間だと伝える。行先は死神山。 まずは「幽霊外神駅」花子さん(あさちゃん)が乗り込む。 次は「目目連駅」電車は雲の上にのってるからぶれやすい。化け猫ブラザーズ(いっしー・大田さん)が乗り込む。 次は「すたこら階段駅」透明人間シスターズ(ゆみっち・ももちゃん)が乗り込む。 妖怪電車は進む。が、なかなか死神山に着かない…ようやく見えてきた!到着! 妖怪電車についている記念撮影タイム。みんなで妖怪ポーズ!写真は妖怪郵便で郵送。 ●龍と花火(しおりん・よっしー・ハヤちゃん・かーくん・こうさん・ようくん) よっしー、ハヤちゃん、かーくん扮する龍が登場。しおりん、こうさん、ようくん扮する花火が上がる。龍が花火を食べる。富士山の周りを龍がぐるぐるまわる。おめでたい! 最後に龍が口から火を噴く。 ●とげとげおばけと耳の柱妖怪(ばっさー・あいさん・にらさん。澤野さん) みんなで一列に並び、それぞれが手を色んなところから出しとげに見立て、とげとげおばけを表現。今度は大きな耳が登場。何か言っている。「耳が痛い」「なんか聞こえる」「ミミガー」「馬の耳に念仏」「耳毛」「耳垢」「耳鼻咽喉科」「壁に耳あり障子に目あり」「外耳炎」… すると、何か物音が!「誰か来た!」耳たちは柱に戻る。 ●目目連と百目ロボット(はるちゃん・こんさん・みわっち・りえっち・ふたみん・セレン・かずさん・こまねっちさん・松井さん) ごはんを食べてお腹いっぱいになったはるちゃん、みわっち、りえっち、ふたみん登場。 すると謎の少女セレンが現れ、無言で指を差し、こっちに来てと言うかのように誘う。 そこに目が迷路になった百目ロボットが登場。4人は迷路に入ってみる。セレン少女にいざなわれ、無事ゴールしたが、急に目が痛み出し、4人の目も大きくなり妖怪のように! 困っていると今度は目目連の神社が現れる。ふすまが開く。4人は中に入り、「元に戻してください」と神様にお願いする。神さまになったセレンが現れ、4人の目を元に戻す。戻った4人は喜ぶ。 ●魔女と仲間たち(高崎さん・ひかりさん・ちーやん・春野さん) 魔女(ひかりさん)が寝ているところへ、お腹を空かせたライオン(ちーやん)がやってくる。 魔女が魔法をかけると、ライオンはエアロビを踊りだす。魔女も一緒に踊る。そこへなぜかウルトラマン登場。ライオンにパンチ!魔女にもパンチ!魔女はバリアでブロック!ウルトラマンはいろいろ攻撃するが、魔女には敵わず、その場に倒れ込む。 振り返り。終了。 参加した人の感想 ◎午後の歌からの参加となり、すたこら階段の詩を初めて聞きましたが、このタイトルと歌詞に惹かれました。 コカ・コーラのんでゲップしておしまい! 最後だから、それでおしまい!で閉めるのですね、なるほど~!!と思いました。 でも、コカ・コーラには少し違和感を感じました。巨大なグローバル企業の超メジャーアイテムがでてくることに、私のイメージするNPO法人ぷかぷかさん(高崎さん)とは、なんだか微妙にしっくりこないな、と感じました。 最後の演劇なのにコカ・コーラのんで=グローバルを許容して、おしまいって捉えられなくもないかなとも感じたので、 すたこら階段の歌詞をじっくり見直したくて検索してみました。そうしたら、3番まで歌詞があって府に落ちました。3番こそがこの歌の本質で、すごくカッコイイ詩でした。出来たらみんなで3番まで歌いたいなあと思いました。 ◎寸劇の発表のあとの感想を言い合う場面では、ネガティブな評価はしなくて、ここが良かったです、ここが面白かったです、など肯定的な感想ばかりだったことがとても良いと感じました。自分たちが楽しむワークショップですし! ◎一緒に参加した長男7歳は、今回もとても楽しそうでした。かたや次男4歳はというと、赤ちゃんの頃から兄の訓練会に付き添いしていて、次男はそんな兄や兄の周りの障碍のあるこども達をみてきてはいるけれど、このワークショップで大人の障がいの方に初めて接したんです。 普段の暮らしでは殆ど出会ったことがない人たちで、(時々叫ぶとか、独り言を大きな声でいうとか、目線が合わないとか、ずっと真顔とか) 自分の知っている大人とは何かがちがくて、怖いと感じたんでしょうね。来てそうそう帰りたいと言いました。前回もそうでした。 でも1つ年上の女の子が参加していて、 その子が既にこのワークショップに溶け込んでいたから、弟も徐々に中に入れました。 弟にとって彼女はすごい影響力だったと思います。 が、ちょっと怖い人たちが、妖怪を演じていると、それはそれは怖くて仕方がないらしくて、寸劇発表のシーンでは怯えていました。 それでも、家に帰ってきて、 今日も演劇楽しかった~!!と兄弟2人ともいうんで、不思議だなあと思います。 知らないから怖く感じてたけど、慣れればそんなに怖くなくなったっていうことを実感してくれていたのなら嬉しいです。 ●午前中の歌から参加できました。 毎年思うことですが、歌が素晴らしくて、日本語ってこんなに美しいのだなぁと思いながら歌ってます。 まどみちおさんのねむりの詩も、コカコーラの歌もどれも素敵で、5歳の娘と歌えるところも、また嬉しいところです。 ぷかぷかの皆さんがいつも名前を呼んで気配りしてくれるので、娘もすんなり溶け込めます。 最も、皆さんには気を配ると言う意識なく自然にされてるのだと思いますが。 チームに分かれての演劇では、ヨッシーさんの作品のある場面だけの画像で、物語を作りました。ヨッシーさんと同じチームでしたので、ひとつひとつの人形の設定など細かく聞くことができました。 細かい部分にも設定があり、いったいいくつの物語が作品にもめ込まれているのか!?と、感動しました。 マジシャンになったり、眼になったり、表現することが、ぷかぷかさんと一緒だととても素直にできる気がしてます。 ぷかぷかさんなしにこんなに楽しく演劇ができるのだろうか?と考えることがありますが、やっぱりいないと楽しく無いなぁと思います。 また次回も楽しみです。 オペラシアターこんにゃく座「すたこら階段」。一緒に入っている「ボレロ」最高におもしろい。 www.youtube.com