ぷかぷか日記

「ったくしょうがねえなぁ」といいつつ寄り添ってしまう

おむすび味噌というおいしいお味噌があります。 かつては『おむすび長屋』というところで作っていました。(今は社会福祉法人になっています)

 

 

 おむすび長屋は、山間の廃屋を借りて障がいのある人たちといっしょに味噌を造りながら暮らしを立てていました。その話が昔私が養護学校の教員だった頃新聞に載り、「あ、なんだかおもしろそう」って、さっそくおむすび長屋を訪ねました。

 信州の小諸からかなり山奥に入ったところにある茅葺きの昔ながらの家で、なんだかホッとする雰囲気でした。コーイチローさんという障がいのあるおもしろいおじさんがいて、

「ボーナスでたら、スナック行って、ジュース飲むんだよ」

とうれしそうに語ってくれたことが未だに印象に残っています。ああ、こんな幸せがあるんだ、ってしみじみ思いましたね。

 おんぼろの廃屋ではありましたが、障がいのある人と一緒に暮らす見るからにあたたかな「暮らし」がそこにはありました。年に一度「ボーナス出たら、スナック行って、ジュース飲むんだよ」コーイチローさんがうきうきしながら語るような、ささやかな楽しみもありました。

 今のように福祉の制度も十分に整っていない時代でしたから、障がいのある人たちといっしょに暮らしを立てていくことは、よほどの「志」がないとできないことでした。強い「志」がないとできない事業であれば、次の若い世代に引き継げないと、その後、社会福祉法人になり、福祉事業所とグループホームになりました。

 建物は建て替えられましたが、「暮らし」のあたたかさがグループホームにはありました。そのグループホームにも「個別支援計画」なる指導体制の確立が求められ、

 《地域で働き、地域で暮らす「場」が、次第に「トレーニング施設」へと様変わりしてゆくように思われます。》

 と、「おむすび通信」におむすび長屋の主・田中さんが嘆いていました。「個別支援計画」の本質を突いています。

 《人のにおいのぷんぷんする連中に、色々面倒くさいことが起こっても、「ったくしょうがねぇなあ」といいつつ、寄り添う》田中さんたちの姿勢が好きでした。そういう姿勢だったからこそ、そこでの「暮らし」「仕事」には「あたたかさ」がありました。

 そんなところへ「個別支援計画」が入り込んだのです。事業をやっていく上で福祉サービスの報酬をもらう以上、やむを得ないこととはいえ、「個別支援計画」で描かれる彼らとの関係は、彼らに寄り添う、という人間くさい姿勢からはほど遠い関係になっています。

 彼らに寄り添いながら、丁寧に暮らしと仕事を作ってきた田中さんたちにとっては、全く理解しがたい制度だろうと思います。福祉の世界がどういう方向を向いているかがよくわかります。

 

 それでも尚、彼らとのあたたかなおつきあいこそ大事にしたいと私は思うのです。いっしょに生きていく、というのは、「ったくしょうがねぇなあ」といいつつ、今日もまた寄り添ってしまうような、そんなおつきあいであり、生き方ですから。

私たちよりもまっすぐに言葉を伝えてくれるし、言葉は温かい

昨年、ぷかぷかの近くにある創英大学で6回の授業をやりました。

①ぷかぷかの映画を上映したあと、私の話と質疑応答。

②ぷかぷかさんたちと一緒にすごろくワークショップ

③ぷかぷかさんの文字を使ってワークショップ

④簡単な演劇ワークショップ

⑤学生さんの企画

⑥まとめとして詩のワークショップ

 

 まとめの授業では、それぞれ感想を言ってもらってもいいのですが、言いっぱなしで終わってしまうので、それぞれの気づきを5,6行の詩にまとめ、それをグループとしての詩にまとめました。ひとりひとりの言葉がグループの詩としてまとまると、言葉が力を持ちます。ここがグループで作業をする意味です。言葉に力を与える。そうやってできあがった言葉をみんなの前で朗読しました。

 

 ぷかぷかさんとのおつきあいの中で気づいたことを5,6行の詩の形にします。

 

グループの中でそれぞれの詩を発表

 

 それぞれの詩の言葉を一行ずつ切り離します。

 

 切り離した言葉をグループとしての詩にまとめます。詩にまとめる、といってもむつかしいので、全部を並べ、どういう言葉があるかよく見ます。その上で、初めの方に来る言葉、終わりの方に来る言葉、真ん中に来る言葉、という風に並べ変えていきます。そうやって全体を収まりのいい形に構成していきます。言葉の意味を議論していく中でお互いの思いが見えてきます。

 

 できあがったグループの詩

 

 

詩をみんなの前で読む

 

詩の発表を聞く

 

発表した人と、それを聞いた人で感想を言い合う。

 

学生さん達の気づき

 今回の一連の授業の中でぷかぷかさんと出会った学生さん達の新鮮な気づきです。こういう気づきが積み重なって社会が少しずつ、より居心地のいいものに変わっていくのだろうと思います。

 

●周りの人より親戚に障害者がいる分、理解があると思ってはいたが、それでも関わり方がわからない、コミュニケーションが取れない、奇声をあげたり突然動き出したりと、排除されても仕方がないのではないかと少し考えている部分があった。しかし、ぷかぷかさんとの交流を通して、好きなものも嫌いなものも私たちと何も異なることがない。私たちが気持ちをストレートに伝えようとするとつい言葉がキツくなってしまうが、ぷかぷさんたちは違う。私たちよりもまっすぐに言葉を伝えてくれるし、言葉は温かい。本当は排除されるべき存在ではなく、一緒に過ごすことで私たちが学ぶべき方の方が多い、貴重な存在なのではないかと考えられるようになった。

●最初は身構えないと思っていても無意識に強ばっていた体が、回数を通すことでどんどんと気軽に話せるようになったり、ぷかぷかさんに対してだけじゃなくて交流が終わったあとは他の人への接し方も柔らかくなった気がしました。

●あまり言葉は通じないけれど一緒にいれば繋がれるとしれました。

●ぷかぷかさんたちと関わってみて私の中で接し方が変わりました。最初は話してもなかなか会話が続かないと思っていたけれど、会話が続いて色々な話をすることが出来ました。

●障害者だからこれができる、できないと決めつけるのではなく、どんなにことが楽しいのかを考えながら関わることが大切だと思いました。

●ぷかぷかさんとの関わりで学んだことは障害があるからといって無理に配慮をしたり関わり方を変えるのではなく、普段と同じように一人一人と話して関係を築くことが大切ということを学びました。

●ぷかぷかさんとの交流を経て障がいを持っている方と今までこのような近い距離では関わったことがなかったので最初はすごく緊張していて自分は上手く関われるのか不安でしたが、ぷかぷかさんのみなさんが明るくて元気でその姿をみてもっとお話してみたいと思うようになり、たくさんお話をしたり一緒にゲームをしたりしてすごく楽しい経験ができて嬉しかったです。

●私たちが考えたゲームを行った後に「楽しかったですか?」と聞くと「楽しかったです!」とはっきりと答えてくれたことが特に嬉しかったです。

●ぷかぷかさんのような障がいを持っている方々は、言葉がうまく出てこないこともあるけど言葉を理解していないわけでも何も思っていないわけでもないということを実感した。

●ぷかぷかさんたちは、どの活動も楽しんでやってくれて初対面の私たちにたくさん話しかけてくれて一緒にいるととてもポジティブな気持ちになれたし、なんでもやってみようという気持ちになれた。

●なんとなく、障がい者の方は自分とは違う、自分よりできないことがあると思いがちだけど実際には、自分にはできないようなことができるということをたくさん感じた。なんでも楽しそうにやることや、字がとても上手いところ、色々なことを知っているところなどすごいなと思うところがたくさんあった。

●詩を書く授業では、字の書き方をとても丁寧に教えてくれて、わたしたちが上手く書けなくても大丈夫だよと言ってくれたり、上手と褒めてくれたり嬉しかった。

●ぷかぷかさんたちは皆さん本当に優しくてあたたかかった。普段の学生だけの授業で同じことをするのとぷかぷかさんを交えてするのとでは楽しさが違うなと思った。

●何か一つにとても才能がある方が多いんだなと感じました。美術的センスがあったり、記憶力がすごかったり、珍しい人を好きであったりなどいろんな人がいるんだなと感じました。

●ぷかぷかの方と関わる前は、電車や街中などで見かける障害者の方は正直苦手でした。1人でずっと喋っていたり、同じ所を行き来したり、突然ジャンプしたりする予想できない行動が怖いと思っていたからです。危害を加えられたりしたことはもちろんないけれど、普通の人が当たり前に静かに立ち止まっている場で、予測できない行動をする人がいるのが不思議で、勝手に話が通じないんだろうな、と思っていました。ですがこの交流会を通して、障害のある人でも私たちと同じように普通の人であることが分かりました。コミュニケーションが少し苦手なだけで、心の温かさや優しさをとても持っている人たちだとわかりました。

●絵が得意な方だったり、表現が得意な方だったり、それぞれの得意なことがあって、好きなことをやっている姿はとても自由で素敵だなと思いました。毎回とても元気に明るく接してくれて、怖いという感情は無くなりました。むしろ私たちには無い魅力をたくさん持っていて、個性としてとても素敵だなと思いました。

●先入観を持って接することを避けるのではなく、知らないからこそかかわることで、新しい魅力を知ることが出来るということが分かりました。今後は、 特性を持った人や文化の違う人も、知らないからという理由で避けたりせず、積極的に関わって行きたいなと思います。

●わたしが学んだことはぷかぷかさんの表現力の豊かさです。わたしはもともと表現力や発想力がなく、人の意見を聞いてその意見いいねなどとしか言えませんでした。ですが、ぷかぷかさんと関わっていく中で自分と異なる色んな表現や発想をみて、自分中で色んな考えを持つことが出来ました。

●意思疎通の難しさと言葉にする大切さを学びました。ぷかぷかさんは思ったことをすぐ言葉にして伝えてくれることが多く、何を考えているのだろうときになってもすぐに分かり合うことができました。

●今まで考えたことや、自分が思ってないことがどんどん出てきて、想像力豊かで、色々なことに驚いたり感動したり楽しかったり面白かったり素直すぎたりストレートだったりして、ほんとに楽しく思い出になる経験を沢山させてもらったなと思いました。

●自分は何事もネガティブに捕えることがあったけど、ぷかぷかさんのように毎日自分を貫いてポジティブに生きれるようにしたいなと思うことが出来ました。ほんとにほんとにありがとうございました。

●今まで障がいを持つ人と関わることはなんとなく避けていました。でも実際に関わってみると普通にお話が出来たり、ふざけて笑い会えたり、色々な活動を通して一緒に楽しむことが出来ました。たまに意思が通じない時もあったけど、楽しい気持ちを共有することは出来るんだなと学べました。ぷかぷかさんに偏見を持たず自然に関われるようになったことは自身の成長だと思います。

●今まで障害者に対して関わりたくないと思っていたけれど、今回の交流を通してもっと色々な方と関わってみたいなと思うことができた。私は自分が思ったことを発言することが苦手だけれど、ぷかぷかさんはすぐに発言していて見習わなきゃなと思った。

●交流する前は、気をつかって話さなきゃ!って気持ちばかりになっていたけど、ぷかぷかさんと話しているとぷかぷかさんは素直な気持ちをまっすぐに伝えてくれたり心から楽しんでくれてるんだなって

●お話に夢中になってしまったり、活動の途中で寝転んでしまったり関わり方が難しいと感じる時もありましたが、人間みんな全員一緒で手は暖かいし、お話もするし、字も読める。障害者の方でも何を考えているのか分からないではなく、分かろうと話を聞くことで世界が広がった。
●自分の思う当たり前や常識がちっぽけなものだと感じたことが一番大きな印象だった。
●今日の詩にも書いたけれど自分が心の距離を計ろうとしながら人とコミュニケーションをとろうとすることは考えすぎであって、もっとストレートな関わり方をぷかぷかさんはとっていて新鮮に感じた。
●ぷかぷかさんと一緒に活動したことで、自分が無意識に「知的障害がある=普通じゃない」という差別的な考え方をしていたことが分かりました。今までは障がい者差別と聞くと最近はずいぶん減ったんじゃないの?とか差別というより区別をしているだけ。と思っていたけれど、そうではなくて世の中の人たちが無意識に障がい者か健常者かと分類する考えを持っていること自体が一番の問題なんだと気づくことができました。
●相手に対して優しいけどまっすぐ思ったことを伝える言葉遣い、包み込むような握手、自分を表現すること、全てにおいて優しさや温かさに溢れた存在だなと感じました。
●何度かの交流を通して障害について少しだけでも学ぶことができました。ただ、それはまだ入り口に過ぎないと思うので、もっと深く理解することでさらに私たちの人生にとって得になるなと感じました。
●ぷかぷかさんとの交流はすごく心が温まる時間でした。今度はお店に行ってみたいと思います。
●交流する中で沢山のことを学んだし、あさちゃんの個性が爆発していて楽しかったです。あまり話していなかったのに名前を覚えようとしてくれて嬉しかったです。

●自分たちには無い独自の感性があり、少し違った視点や柔軟な考え方ができるので発見が多い。障がいを持った人が苦手だったが、少し改善できそう。

●一緒にいる時間は暖かいし、人柄も皆さん優しくて素敵な人ばかりでした。

●お話に夢中になってしまったり、活動の途中で寝転んでしまったり関わり方が難しいと感じる時もありましたが、人間みんな一緒で手は暖かいし、お話もするし、字も読める。障害者の方でも何を考えているのか分からないではなく、分かろうと話を聞くことで世界が広がったと思います。

●多分、この授業を受けていなかったら一生関わることはなかったと思うのでこの授業で障がいのある人達を知ることが出来て良かったです。

●自分の思う当たり前や常識がちっぽけなものだと感じたことが一番大きな収穫だった。

●自分自身障害者の方達は怖いイメージがあり街中で見かけても避けていたり、こんな人だろうと勝手に決めつけて生活をしていました。ですが、ぷかぷかさんと交流をして個性が豊かで自分の好きなように生きその時を楽しんでいたり、会話も楽しくでき自分の偏見の壁を交流会を通して壊すことができた気がします。

●初めはコミュニケーションがしっかり取れるか心配だったけれどぷかぷかさんの方から話しかけてくれることが多くとても楽しかったです。

●障がいを持つ方に対する意識が変わりました。交流する前までは距離を置くことが多かったですが、交流してみると私たちと同じ考えを持っていたり、同じように楽しんでいたりして新たな一面を知る事が出来て良かったです。

●障害を持っている方と今まで関わることがなくどうすればいいのかわかんなかったり、少し怖かったりしたが、関わりが増えていくうちに普通の人と変わらないと思いました。関わりがないから障害という言葉で距離や壁ができていただけだなと思いました。

●障害を持っている方への偏見やイメージが変わりました。想像力豊かな人が多く話していてとても楽しかったです。

●障害者ときく少し距離を置いてしまいがちだったのですが、関わり方を知ったことで楽しく過ごすことができたし、障害者の方はとても長けてるところが沢山あり、すごく尊敬した。

●これから子どもの障害者の子と関わることがあるかも知れないのでどのような対応が正解なのかをこのぷかぷかさんとの経験を活かして頑張っていきたいです。

●障害者の人と初めて深く関わりました。初めて見た時は、話していることや、内容が全然入ってこなくて、一緒に活動できるかどうか、不安でした。しかし、ぷかぷかの皆さんの絵は素晴らしく、想像も豊かで、自分が全く思いつかないようなことを言ったり、自分と違う視点から考えを持ったりするので、今までの考え方とは違う考え方を持つ人と関わる、良い機会になりました。

●親戚に障害者がいる分、周りの人より理解があると思ってはいたが、それでも関わり方がわからない、コミュニケーションが取れない、奇声をあげたり突然動き出したりと、排除されても仕方がないのではないかと少し考えている部分があった。しかし、ぷかぷかさんとの交流を通して、好きなものも嫌いなものも私たちと何も異なることがない。私たちが気持ちをストレートに伝えようとするとつい言葉がキツくなってしまうが、ぷかぷさんたちは違う。私たちよりもまっすぐに言葉を伝えてくれるし、言葉は温かい。本当は排除されるべき存在ではなく、一緒に過ごすことで私たちが学ぶべき方の方が多い、貴重な存在なのではないかと考えられるようになった。

●知的障害のある人とは関わったことがなく、どこか一線を引いて自分とは違う人たちだという目で見ていたけれど、実際にぷかぷかさんと関わってみると、行きたい場所や楽しいと思うこと、好きなもの等が自分と同じで普通に世間話ができて良い意味で普通の人なんだなと感じました。

●ぷかぷかさんと一緒に活動したことで、自分が無意識に「知的障害がある=普通じゃない」という差別的な考え方をしていたことが分かりました。今までは障がい者差別と聞くと最近はずいぶん減ったんじゃないの?とか差別というより区別をしているだけ。と思っていたけれど、そうではなくて世の中の人たちが無意識に障がい者か健常者かと分類する考えを持っていること自体が一番の問題なんだと気づくことができました。

●個性あふれる作品や自分で考えて行動をすることなど、ぷかぷかさんから学ぶことが多くあったと思う。この関わりはとても貴重で大事な体験だったと思います。

表現の市場の歴史

 2025年の表現の市場のチラシができました。A4サイズ4枚分の横長のチラシなので、小さく表示されています。

 

 

表現の市場の歴史

 ①第1回表現の市場、2014年11月26日。

企画段階では、障がいのある人たちの表現に出会うことで、また新しい関係が広がっていくといいな、ぐらいしか考えていませんでした。ところが実際に市場が開くと、表現の持つすさまじいパワーにぶちのめされたというか、圧倒され、もう涙すら出てくる始末でした。表現というものの持つパワーを見くびっていた気すらします。

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②第2回表現の市場 2016年2月15日

彼らの表現を前にすると、障がいがあるとかないとかで人を分けてしまうことに、意味があるんだろうかと思ってしまいます。なんてつまらないことをやっているんだろうと思います。でも、そのつまらないことで社会の仕組みができ、その中で障がいのある人たちは、社会的生きにくさを強いられたりしています。だとすれば、これは健常者だと言われている私たちの側の責任になります。私たちの側の人を見る目の貧しさです。

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③第3回表現の市場 2017年2月2日

養護学校の卒業生たちが仕事をしながらこうやって舞台に立ち続けていること、自分を表現し続けることがすばらしいと思います。俺たちこうやって元気に生きてるぜ!って、舞台で叫んでいました。私たちの方が彼らに励まされている気がしました。

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④第4回表現の市場 2018年1月22日

相模原障がい者殺傷事件のあと、みんな障害者を「守る 」と言っているけど、結局は「囲い込む」わけで、彼らを「生かす」なんてことは全く考えていない。それを考えると、表現の市場でやっていることは彼らを全面的に生かすというか、積極的な「攻め」ですよね。

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⑤第5回表現の市場 2019年2月1日

相模原障がい者殺傷事件に対して、「共生社会を作ろう」とか「ともに生きる社会を作ろう」といった言葉で啓蒙活動をいくらやっても、事件を起こした社会は何も変わりません。まして事件を超える社会は、啓蒙活動といったレベルではできません。やはり彼らといっしょに生きると何ができるかを具体的に創り出すこと、そのことこそが、事件を超える社会を作っていくのだと思います。 

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⑥第6回表現の市場 2020年1月28日

障がいのある人たちと一緒に生きていくことで、あんなにも素晴らしい舞台ができました。いっしょに生きていくと何が生まれるか、がよく見えたと思います。ここで生みだしたものは新しい「価値」といっていいと思います。この「価値」は社会を豊かにします。

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⑦第7回表現の市場 2022年12月1日

自分の思いを表現できるこういう場は障がいのある人にとってはもちろん、障がいのない人にとってもとても大切です。障がいのある人達が社会にいることの意味がストレートにわかります。彼らを排除すると、こんな豊かな世界にふれることもできません。社会は痩せこけていきます。社会を豊かにするために、こういう場こそ大事にしたい。

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⑧第8回表現の市場 2024年2月4日

今年も障がいのある人達のエネルギーが爆発した感じでした。すごいなぁ、すごいなぁ、とただただ圧倒されました。多くの人が思っている「障がいのある人達に何かやってあげる」なんて考え方がはずかしくなるほどでした。そういう考え方はおかしい、と彼らは全身で表現していると思いました。社会がね、少しずつ変わっていく予感がしました。それを彼ら自身がやっている、というところがおもしろいですね。自分らしく生きられる社会を自分でつくる。彼らが社会を引っ張っていく。なんか素敵じゃないですか。

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https://www.pukapuka.or.jp/2024/02/04/8458/

 

 

 あらためてこうやってまとめてみると、毎年すごいことやってきたんだなぁと思います。障がいのある人達の表現の場をこういう形で作り続けてきたこと。それはある意味障がいのある人達の側からの新しい文化の提案だったのではないかと思います。この文化は社会を豊かにします。

 表現の市場はこれで最後になります。私自身年齢的なこともあり、エネルギーがつきた感じです。今後は若い人達が引き継いでくれることを期待しています。長い間表現の市場を支えてくれたみなさん、ありがとうございました。

餅つき

餅つきをやりました。力強く餅をつく人、やさしくつくひと、と色々でしたが、楽しいひとときでした。

いっしょに生きていく

ぷかぷかは私が養護学校の教員をやっているとき、障がいのある子どもたちに惚れ込み、彼らといっしょに生きていきたいと思い、はじめた事業所です。なので、そこには支援するといった上から目線の関係はありません。彼等とは、「いっしょに生きていく」という「フラットな関係」です。

 

 そういう思いがぷかぷかさんにも伝わっていて、昨日の朝、バケットの取り置きを頼み、夕方お店までとりに行ったのですが、バケットにぷかぷかさんの字で「たかさきあきらさん」と書いた紙が貼り付けてありました。

 なぜかちょっとうれしくなるような張り紙です。

 

 彼等を「支援」するような関係であれば、多分こんな張り紙はしません。

  「いっしょに生きていく」というのがどういうことなのか、この小さな張り紙は如実に語っています。

北海道・中頓別で上映会、ワークショップ、討論会

北海道・中頓別で上映会、ワークショップ、討論会をやったときの参加者の方たちの感想です。

 

 

・映画「The Secret of PukaPuka」が上映されて、そこに登場してくる障碍者の方の生き生きとした行動に感銘を受けました。

・たぶん一般参加者は障碍者の方と比較するとそれほど多くはなかったと思います。やはり一般町民や住民もその中に自然に加わって「心ぷかぷか」になる。モトマツダでまたこんな機会を設けて少しずつお互いにより親しみやすい関係を築いていければいいのではないかと思っています。特に女性の方は自然にその輪に溶け込んでいるのに周りから見ていると感心しました。

・浜頓別、枝幸町ほか近隣町村にはこのような施設があります。可能であれば、どこかで集まれる機会を設けて交流を深めることにより「ぷかぷか」の気持ちが少しでも理解できればいいと思いました。健常者と障碍者の垣根を取り払って生活できる町ができれば「津久井やまゆり園」のような痛ましい事件が起きなかったのではないかと思っています。

・健常者が障がい者を支援・指導するのではなく、「障がいがある人たちと一緒にいきていく。」ということにとても感銘を受けました。これが本当のバリアフリー・ボーダーフリーであると感じました。

・演劇ワークショップは初めての経験でしたが、すごく楽しかったです。ワークショップを通じて少しでも演劇を体験できたことが、私にとってすばらしい経験となりました。

 

 

・ワークショップ、裸足になってとても良かった。
・ことばに頼らず他者と関係を築くときに大事になることを体感できた。(体温とかまなざしとか振る舞いとか)
・私たちはぷかぷかじゃない。これからなんだ!って思えた。

・なぜ裸足が気持ち良かったのかなどの言語化と共有があると良かった。(言葉に頼らない…っていうのと矛盾するかも、ですが)

・映画のウラ話もお聴きしたかった。

・御二人を中頓別町にお迎えしてお喋り出来て、とても楽しい貴重な時間でした。

・映画を通してぷかぷかのみなさんの様子を久しぶりに見て、自然と、幸せでやさしい気持ちになりました。画面越しに「ぷかぷかウイルス」に感染したのでしょうね。

・企画側としては、内容に対して時間が短めだったので、もっとゆっくりみんなで語り合いたかったな、次々進んでしまう感があったかなというのが、心残りでした。でも、今回の映画会・ワークショップを通して、近隣に住みながらもなかなか交流する機会のなかった方々と時間をともにできただけで、すごくよい機会だったと思います。

・道北の個々の町は人も少なく資源も限られているけれど、今回をきっかけに、近隣のまち同士、人同士でつながりながら、この地域をみんなで耕していけたら、きっとできるはずだ…と感じた時間でした。

 

 

・ぷかぷかさんたちと一緒に過ごすなかで生まれる、がちがちな規範に縛られていた自分の心がふっと緩む瞬間、その心地よさに実際に出会えるきっかけを、まちの中にちょっとずつ生み出していくことができたら、この地域はもっと心地よいまちになるのではないかと思います。そのきっかけは何がいいのか、これからみんなで考えながら、あれこれやってみるのが楽しみになりました。

・ワークショップに参加しての個人的な感想としては、一参加者として思いっきり楽しむことはできなかったかもしれません…。今回のワークショップの場に限らず、昔から「さあ、みんなで○○をしましょう!」という場が苦手だからです。そういう場にいると、「みんなで」ができない人/苦しい人の存在が気になって、その人が無理をしていないかが頭に引っ掛かって、気がそぞろになってしまうからです。身体的に床座りをするのがしんどい人や、言葉を話せない人、人前で話すのが本当に嫌いな人もいる(殻を破れないとかの問題ではなく…)、そういうことを考えると、その人に居心地悪くなってほしくないということのほうが気になって、自分自身が思いっきりその場を楽しむことができません。本当に安心できる「みんなで」の場は、きっと、「みんなで」何かをやりつつも、バラバラでいい。どんな居方も許容される場なのだと思います。“パンを作るはずの”パン教室で、ぷかぷかさんが歌を歌ってたり、寸劇が始まったり、昼寝している人がいるように。そんな、バラバラなみんなの場を、このまちにつくっていけたらいいなと思いました。

・今回、中頓別に蒔かれたぷかぷかの種が、どんなふうに芽を出して、どんなふうに育っていくのか、楽しみです。

 

 

Q.参加して一番楽しかったことはなんですか?

  • レクリエーションの一番初めの輪になる手遊びが楽しかったです。声を出せない方や、足の不自由な方も楽しめました。
  • レクリエーションが一番さいこうでした。
  • 地域の方々といっぱい笑って楽しくすごせたことです。中学時代の先生方に会えてうれしかったです!
  • リズムに合わせたダンスのようなおどりが難しかった。
  • みんなでわいわい出来るのは楽しいですね。
  • みなでわになってげーむでたのしかった。
  • おどりがたのしかったです。
  • 高崎さんが歌を歌ってくれて、それに合わせてとなりの人のひざにタッチしたりするのが楽しかった。
  • ゲームがあってよかったです。
  • その地域の人と会話できたことです。
  • 見ていただけですが、マルマルマルをしてる時、みんな楽しそうに参加していたのがうれしかったです。
  • リズムゲームをした事です。

 

Q.映画を見てどう思いましたか?

  • 楽しいのが一番だなぁと感じました。支援目標などに縛られた方々、私自身の初めの支援の頃に出会いたかったです。
  • かんどうしました。
  • 難しくてよくわからなかったけど、笑顔が多い職場だな~って思いました。みんなで協力して作業するのも大事だなって思いました。
  • 映画の一般の人々の活動を見てカンドウしました。
  • みんなあかるいしげんきにしごとしている。
  • とてもよかったです。
  • みんな仲よさそうだったし、一人の男の人が暗算がとても早い人がいて素晴らしいなと思いました。
  • ねないでみた、とちゅうでトイレに行った。
  • 就労の利用者さんから、スタッフから笑顔がとても良かったです。
  • みんな笑顔でパン作りをしていてよかったです。
  • みんな笑顔があふれていて良かったと思いました。

 

 

Qこのような体験があったらまた参加したいですか?

  • したいです。レクリエーションも、どんな方でも楽しめるものであれば参加したいです。
  • またさんかしたいです。
  • したいです! 映画ではなくて、音楽鑑賞会みたいなやつがあれば良いなって思います。
  • 参加したいです。
  • ぜひまた体験したいと思いました。
  • したくない。
  • 違う形で参加しても良いのかと。
  • 参加したいです。

Q他に何かあれば記入いただけますか?

  • このような日を作ってくださりありがとうございました。
  • またレクリエーションやりたいです。
  • 音楽がすごい大好きなので、日本の楽器(お琴、尺八、三味線・・・)や、二胡(中国の楽器)、三線(沖縄の楽器)などにふれるイベントがあれば参加したいです! 茶道もやりたいです!
  • とても楽しい時間をありがとうございました。
  • いろんな障がいの人がいるからこそ、もう少し、出来る可能なことがあれば。
  • 貴重な体験ができました。今後の支援の参考にし、活かせたらと思います。

 

 

●浜頓別 地域活動支援センターふらっとの方々から

  • NPOぷかぷかの活動映画を観て、みんな楽しそうに笑顔で活動していて元気をもらえました。
  • 上映会などを見てためになった。いろんなことをしれてとてもためになった。
  • 普段の活動ではしない事をたくさん経験できて楽しかったです。
  • ぷかぷか上映会を観て色々な人がいるし、現状は人それぞれ違うんだなと思いました。又来年もあれば参加したいです。
  • とにかく映像の中のぷかぷかさん、ボランティアさんの笑顔が印象的でした。1人ひとりの理解と社会に合わせようとせずぷかぷかさんが生きやすいよう心がけているのだろうと感じました。
  • 演劇ワークショップでは、1つのグループが短期間でまとまる手法は高崎さんのリーダー性がすごい!と感心しました。
  • また何かの機会に交流・情報交換ができたら良いと思いました。

 

 

 

●中頓別 一般参加者の方々から

  • 映画の声が聞き取りにくく(会場の問題もあったけれど、言葉自体が聞き取りにくかった)、日本語字幕がほしかった。
  • 映画を観て、ぷかぷかさんの楽しげな姿や、親御さんのお話に感動しました。ワークショップでは、人前で何か発表するという勇気を身につける事が出来るなって思いました。イベント全体が、優しい雰囲気に包まれていてとても暖かい気持ちになり、近隣の養護施設の利用者の生の声も聞けてとても良い経験になりました! 高崎さんはどんな人でもその人のありのままを受け入れる器の広さを感じました☺ 

 

●枝幸、南宗谷ひだまりの会 

 11月16日(土)「みんなでいっしょに心ぷかぷか」に参加して

 ○参加していちばん楽しかったのはなんですか?

  ・レクレーションがさいこうでした。

  ・地域の方々といっぱい笑って楽しくすごせたことです。中学時代の先生方に会え 

   てうれしかったです。

  ・リズムに合わせた合わせたダンスのようなおどりがむずかしかった。

  ・みんなでわいわいできるのは楽しいですね。

  ・みんなでわになってやってたのしかった。

  ・おどりが楽しかったです。

  ・歌にあわせてとなりの人のひざにタッチしたりするのが楽しかった。

  ・ゲームがあってよかったです。

  ・その地域の人と会話できたことです。

  ・見ていただけですが、マルマルマルをしている時、みんな楽しそうにしていたの 

   がうれしかったです。

  ・リズムゲームをしたことです。

 

 ○映画を見てどう思いましたか?

  ・かんどうしました。

  ・むつかしくてよくわからなかったけど、笑顔がすごい多い職場だなーって思いま 

   した。みんなで協力して作業するのも大事だなって思いました。

  ・一般の人々の活動を見てカンドウしました。

  ・とてもよかったです。

  ・みんな仲よさそうだったし、暗算がとても早い人がいて、すばらしいなと思いま

   した。

  ・ねないでみた。とちゅうでトイレに行った。

  ・利用者さん、スタッフの笑顔がとてもよかったです。

  ・みんなが笑顔でパン作りをしていてよかったです。

  ・笑顔があふれていて、よかったと思いました。

 

 

 ○このような体験がまたあったら参加したいですか?

  ・またさんかしたいです。

  ・映画ではなくて音楽鑑賞会見たいなやつがあればよいなって思いました。

  ・ぜひまた体験したいです。

  ・したくない。

 

 ○ほかに何かあれば記入していただけますか?

  ・またレクレーションやりたいです。

  ・音楽がすごい大好きなので、日本の楽器〔お琴、尺八、三味線、二胡〈中国の楽

   器〉、三線〈沖縄の楽器〉)にふれるイベントがあれば参加したいです。(茶道もや

   りたいです)

  ・とても楽しい時間をありがとうございました。

  ・貴重な体験ができました。今後の支援の参考にし、活かせたらと思います。

 

 

さて、どうなりますか

 8月から始まった第9期演劇ワークショップも12月で5回目を終え、残り2回やって発表会です。発表は令和7年1月26日(日)の午後2時からの「表現の市場」で行います。

 今年はヨッシーのこの作品を楽しむような芝居を作っています。

 

 すばらしい作品なのですが、残念ながらお金にはなりません。でも、お金には変えられない価値が作品にはあります。段ボールで作ったこんな作品があること。それが社会の豊かさだと思います。

 ほうっておけば、ただの段ボール。私たちにはそれを折りたたみ、ひもで縛ってせいぜい資源ゴミに出すことくらいしかできません。でも、ヨッシーの手にかかるとこんなすばらしいアート作品になります。障がいのある人が新しい価値を生み出しているのです。そのことにもっともっと私たちは気づかねば、と思うのです。

 気づくことは、障がいのある人達との新しい出会いといってもいいと思います。こんな出会いこそが社会を豊かにします。こんな出会いをすると、障がいのある人達は、もう「何かやってあげる」対象ではありません。いっしょに生きていって、いっしょに社会を豊かにする存在です。

 

 今ワークショップで作っている芝居は、ヨッシーワールドを楽しんでいる人達の中に、金勘定ばかりやっているちんけなビジネスマンが飛び込んできます。「こんな金にならないことばかりやってないで、ヨッシーワールドを売り飛ばして、ショッピングモールでも建てた方がお金ががっぽがっぽ入ってきて、いい暮らしができるぜ」とそそのかすのですが、さて、みんなの反応は?

 

第9期演劇ワークショップ5回目〔2024/12/7〕

2024年12月7日ぷかぷかワークショップ

 

恒例の【ネーム・ウィズ・アクション】からスタート!

 

【フラフープ送りゲーム】

手を繋いだ状態でフラフープを隣の人に送ってくゲーム。4つのチームに分かれて、どのチームが一番早く送れるか競争!みんな身体をくねらせながら、工夫して送っていました!身体も動かし、たくさん笑って盛り上がりました!

        

 

【かばねえちゃんとうたの練習】

「あさのまがりかどのうた」

 

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「ねむり」                             

                     

 

「すたこら階段」  

                  

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【警察学校のシーンを作ってみよう!】

プロジェクターで、映像のしださんが編集してくれたよっしー作品の映像をみんなで見る。

よっしーの作品には伊豆多賀警察学校と書かれている。

警察のお仕事には何があるか、みんなで出し合ってみる。

出たお仕事の中から好きなものを選んでシーンを作ってみよう!

 

 

はるちゃん・みわっち・りえっち・あいさん・せれんちゃん・小山さん・はやちゃん

あいさん、小山さん、はやちゃん扮する泥棒が金の延べ棒(せれんちゃん)を盗みに家に忍び込む。しかし3人の息が合わず、なかなか盗み出せなくてけんかを始めてしまう。そこへパトロールにきたはるちゃん、りえっち警官が泥棒を見つける。見つかった泥棒はとっさに寝たふりするが、はやちゃん泥棒が早々と自供。泥棒3人は素直に手を差し出し、りえっち警官が手錠をかける。一件落着し泥棒を連れて行こうとすると、みわっち扮する車が猛スピードでやってくる。スピード違反の車を捕まえようと警察があたふたしている隙に泥棒が逃げ出す!警察は大慌て!

 

ばっさー・てらちゃん・春野さん・にらさん・ももちゃん・たからくん

ばっさーがてらちゃんに電話をかける。「もしもし、ばっさーだけど、今日100万円落としちゃって…100万円貸してください」家へやってきたばっさーにてらちゃんは素直に貸してしまう。そこへたからくん扮するパトカーに乗ったにらさん警官が登場。怪しいばっさーを見つけ、追いかける。

追い詰められたばっさーは、変身する!にらさんが春野部長に助けを求める。駆け付けた春野部長は変身し、ばっさーをやっつける。にらさん、ももちゃん警官がばっさーをパトカーに乗せ、被害にあったてらちゃんも一緒に乗せ、連れて行く。

 

しおりん・ちーやん・松井さん・ゆみっち・かーくん・そらくん・ひかりさん・大田さん

・ちーやん、松井さん、ゆみっち、ひかりさん、大田さん警官が、「今日も一日頑張りましょう」と敬礼する。かーくんとしおりんが仕事に遅れる!と車をとばしてやってくる。警察に止められる。「スピード違反です!」いったん車を降りるかーくんとしおりん。「私たち別にスピード違反してないです」と言い訳。ひかりさん警官に「レコーダーに残っています。200キロ出ています。」と言われてしまう。見逃してもらえないか頼んでみるも、きっぱり断られ、ちーやん警官に名前や住所を書くように促される。そして15000円の罰金を取られる。

・車に乗っているしおりんとそらくん。コンビニに行きたくなったしおりんが車を違反駐車。警察がやってきてここは駐車禁止だと注意する。知らなかったと逃れようとするしおりん。しかしだめだ、逮捕と注意され、15000円の罰金を支払う。

 

こんさん・ふたみん・よっしー・かずさん・もっちゃん・いっしー

ふたみんがバイクで暴走している。お酒を持ったもっちゃんとこんさん。そこへふたみん到着。バイクに乗りながら、お酒を飲みまくる。飲みすぎたもっちゃんとこんさんはその場で寝てしまう。ふらふらしながらバイクに乗り続けるふたみん。かずさんがやってきて、寝ているこんさんのスマホを盗む。かずさんはよっしーといっしー警官にもっちゃんとこんさんが酔っぱらって寝ていると通報。二人を起こす警官たち。酔っぱらって家が分からなくなった二人をパトカーで送る。かずさんが今度はふたみんを通報。止まれと言う警官を無視し、ついに事故を起こして倒れてしまう。倒れたふたみんを警官が運ぶ途中でスマホを落とし、それをかずさんが盗む。ふたみんもパトカーに乗せ、家へ向かう。あざみ野団地に到着。

送ってくれた優しい警察にお礼を言いパトカーを降りる酔っぱらい3人。もっちゃんがふたみんに「そういえばスマホはどうしたの?」と尋ねると、無いことに気づくふたみん。「盗まれた!」

 

 

【ビジネスマンを演じてみよう!】

ワンダーランドなよっしーワールドに迷い込むのは、頭の固いビジネスマンに決定!

ビジネスマンってどんな人?

しださんがまとめてくれたビジネスマンの資料をみんなで見る。

そこからヒントをもらい、シーンを作ってみよう!

 

●しおりん・もっちゃん・てらちゃん・よっしー・りえっち・ももちゃん

ぷかぷか商事との取引にやってきたしおりん、もっちゃん、てらちゃん。「イニシアチブ」「アサイン」「アジェンダ」「アテンド」などやたら横文字を使うしおりん。そこへぷかぷか商事のよっしー、りえっち、ももちゃんがやってくる。ぷかぷか商事とセブンアンドアイホールディングスとの契約を進めるしおりん。名刺交換する。ぷかぷかのパンを取り扱う取引きの為、おすすめのパンを紹介するぷかぷか商事。パソコンに入力するしおりんともっちゃん。実際に下せる個数など、具体的な契約内容に進む。

 

●せつさん・ふたみん・大田さん・小山さん・かーくん・あいさん・松井さん

ぷかぷか商事のせつさん、ふたみん係長、新しく就任した小山部長、大田社長、経理のかーくん一行は取引先に年末の挨拶に出かける。出迎えるあいさんと松井社長。新しく就任した小山部長は名刺を渡す。来年も引き続きよろしくお願いいたします、のご挨拶と、会社のプレゼンを始める。様々な種類のパンの紹介と値段の違うパンのお金を管理するしっかりした経理のかーくんをアピール。3つのパンの値段の合計を瞬時に計算してしまうかーくん。驚き、喜ぶ松井社長とあいさん。来年も取り引きの継続を決める。取引継続の決まったぷかぷか商事一行は喜び、「おー」と声を合わせて一致団結。飲み誘うせつさんだったが、断られてしまう。

 

●はるちゃん・ちーやん・ひかりさん・そらくん・かずさん・春野さん

アイドル事務所のぷかぷか商事とちーやん会社。ちーやん社長とひかりさんがぷかぷか商事の春野社長とかずさんを訪ね、丁寧に名刺を渡すひかりさん。遅れて慌ててやってくるちーやん会社のはるちゃん。どんなアイドルを育成しているかをプレゼンするちーやん会社。

ダンスに力を入れていると、自らエアロビを披露するちーやん社長。自分もダンスをやっていたとアピールするひかりさん。ぷかぷか商事のアイドルとコラボしたいと持ち掛けるが、うちは人気アイドルの所属する大手だから、と断られてしまう。そこでぴちぴちの男性アイドルそらくんをアピール。アイドル名はさらさら。うちは女性アイドルだからと難色を示すも、やってみるかとコラボを承諾し、握手をかわす。

 

●みわっち・いっしー・にらさん

3人が丁寧な名刺交換。みわっち、いっしーが高崎株式会社のにらさんに季節のおすすめ商品を紹介。お菓子のスノーボール勧める。お試しで買うこともできるし、1000個作れるとアピール。「じゃぁ明日までに1000個お願いします」とにらさん。会社に戻り、みわっちといっしーは手作業で一生懸命スノーボールを作る。納品が遅いので、二人の会社まで様子を見に行くにらさん。にらさんが到着したと同時にスノーボールが1000個完成し、無事納品。これでみんなにクリスマスプレゼントが渡せると喜ぶにらさん。最後は3人でクラッカーを鳴らし、メリークリスマス!

 

●ばっさー・こんさん・澤野さん・ゆみっち・あづみちゃん・はやちゃん

具合の悪いばっさーをこんさん、澤野さん、ゆみっち、あづみちゃんの家族が心配している。

咳が止まらないから、咳に効くものを持ってきて欲しいとお願いするばっさー。

生姜湯を作るが、生姜飲めない、スープを渡すが、猫舌で熱すぎて飲めないばっさー。

そこへ薬の会社のはやちゃんが営業にやってくる。寝込んでいるばっさーにいい薬はないかと尋ねると、粉薬を渡す。しかし粉が飲めない!とばっさー。他にないかと尋ねると、カプセルを渡してくれる。2日後、再びはやちゃんがやってくる。薬のおかげで、無事元気になったばっさー。いざという時の為に家族分欲しいと150個薬を買おうとするが、なぜかパンツを渡して帰る薬会社のはやちゃん。ばっさーはよくわからないが、冷やすなということかな、と渡されたパンツを履く。

 

お昼休憩

 

●舞台セットの一部がきた!

舞台監督の成沢さんより、説明を受ける。

 

【かばねえちゃんとうたの練習】

「テトのパンはあ」

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「魚のいない水族館」

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「あの広場のうた」

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【前回チョイスした場所のシーンを振り返り、発表】

発表の途中で高崎さん、ばっさー扮するビジネスマンが迷い込んでくる!

 

●観覧車(ばっさー・ゆみっち・いっしー・松井さん・ももちゃん・ふたみん)

ヨドバシカメラの歌が流れる観覧車がくるくる回る。渋谷に到着。松井さん扮するハチ公の前で写真を撮る。ハチ公が急に吠える!びっくりしたみんなは逃げ出す。再び観覧車へ。

新宿に到着。ばっさーがヨドバシカメラにiphoneを買いに行く。ゆみっち、いっしーの店員が出迎える。今ならなんと5000円。お母さん(ももちゃん)に許可をもらい、無事購入。

再び観覧車へ。するとそこへ高崎さん扮するビジネスマン乱入!「ちょっとは金儲けを考えろ!」「もっと分刻みで金になること考えろ!」と言うビジネスマンに対し、「ぼくたちアニメ作ってる会社だからよくわからない…」とばっさー。「アニメをやってみせろ。金になるかみてやる」とビジネスマン。忍者のアニメを演じてみる面々。ちょっと乗り気になるビジネスマンだったが、イマイチスケールの小ささにビジネスマンは納得いかず、「不合格です。解散!」

 

 

●幽霊外神(しおりん・ちーやん・澤野さん)

しおりん扮する鳥居が、絶対幽霊を鳥居の外には出さない!と意気込む。ゆっくり歩いてみたり、早く歩いてみたりして、なんとか外に出ようとするちーやんと澤野さん幽霊。ちーやん幽霊が「お参りしそうな人がいる」と高崎さん、ばっさー扮するビジネスマンを発見。「さびれた神社なんかやめて、商業ビルを建てよう」とビジネスマン。見かねた鳥居が、「今だけ外に出してあげるから、呪え!」と鳥居を開く。飛び出す幽霊。しかし「呪いなんてない」と現実的なビジネスマン。鳥居の中に引き込む幽霊。ビジネスマンが外に出ようとすると閉じ込める鳥居。しかし全く慌てないビジネスマン。するとブルドーザーがやってきて、神社を取り壊してしまう!

 

●魚がいるところ(はるちゃん・てらちゃん・りえっち・はやちゃん・春野さん・もっちゃん・たからくん

春野さんがよっしーワールドの水の溜まっている場所を発見。水を舐めてみるとしょっぱい!潜ってみると、大きなまつぼっくりが!その中に白いごはんを詰める。そして陸に上がり、まぐろを釣りあげる!ここには魚が住めるのではないかと思い、魂を吹き込み、はやちゃんクラゲを誕生させる。続いててらちゃんクラゲ。続いてもっちゃん貝とたからくんカメ。はるちゃんとりえっちの双子の魚姉妹。はやちゃんクラゲはダンスが得意で1日中踊っている。華麗なクラゲダンスを披露!てらちゃんクラゲはクラゲながらイルカジャンプを披露!魚姉妹はお腹が空き、食べ物を探す。眠っているもっちゃん貝に食べ物はないか聞いていると、ボートに乗った高崎さん、ばっさーのビジネスマンが乱入。「ここをアミューズメント施設にしよう!」魚たちは断固反対!創造主である春野さんが攻撃し、ビジネスマンは警察を呼ぶ。あーだこーだ揉めながら、駆け付けた警察官になんとか連行されるも、納得のいかない様子。

 

●ダルマ(せつさん・かずさん・大田さん・よっしー・あいさん・せれんちゃん)

聖地、ラスぺガスにやってきた、達磨旅団。お金がないので、ショーを始める。

一番バッターは、ひかりさん扮するセクシージャグラー。見事なジャグリング。続いて、あいさん扮するシャボン玉ねぇさん。大きいしゃぼん玉(せれんちゃん)を作り飛んでいったしゃぼん玉を自分の元へ引き戻そうとするが、しゃぼん玉に切られてしまう。続いて名歌手のよっしー。明日があるさを披露。そこへ高崎さん、ばっさーのビジネスマンが乱入。新たにふたみんも。「明日があってどうすんの?」「もっと稼げるショーにしたら?」「こっちだって稼いでいる」と言い合いに。「じゃぁ、金になるショーを見せてよ」とビジネスマン。よっしーがもう一度明日があるさを歌う。「全然だめだ、曲が古い」「こちらが買収し、プロデュースしよう」と持ち掛けるビジネスマン。反対する一座。だるま犬(せつさん)がお福お父さん(大田さん)に意見を求めるも、「一億円出す」と言われると、お福お父さんは応じてしまう。

 

●緑のおじさん(高崎さん・みわっち・にらさん)

緑のおじさん(高崎さん)はよっしーワールドにこもりきり。そんなおじさんには子どもがいた。(みわっち、にらさん)お腹をお空かす子どもたち。「自分は金が無いから、よっしーワールドを売っぱらって商業施設を建てるか…あ!ビジネスマンが来た!」とこぼす緑のおじさんのところへ、ばっさー、ふたみん扮するビジネスマン登場。よっしーワールドを売っぱらって晩御飯のお金にしたいと相談する緑のおじさん。交渉に入る。一億で売ろうとするが、いざ売るとなると、ここは一億には変えられない価値があるのではと迷いだす緑のおじさん。観客に尋ねる。お腹が空いた子どもたちは、売ろうと言い出す。よっしーも売ると言い出すが、やっぱり売らないと言い、二転三転するならもういいと、ビジネスマンは去っていく。

 

●泣いているぶたさんと人だかり(こんさん・あづみちゃん・小山さん・かーくん)

8時になったので掃除を始める清掃員のこんさん。小山さんぶたが泣きながらやってくる。「お家に帰りたいよ~」と迷っていると、あづみちゃんおばけが脅かしに来る。ピストルを持ったかーくんがやってきて、反撃!撃たれてしまったあづみゃんおばけを、清掃員のこんさんが掃除すると、あづみちゃんおばけは元気に!

まだお家が見つからず泣いている小山さんぶたを、元気になったあづみちゃんおばけがお家まで案内してくれる。無事に家へ帰ることができた小山さんぶた。一安心し、みんなお家へ帰ろうとすると、高崎さん扮するビジネスマンがやってきて、「金になることをやろう」と言い出す。ばっさーとふたみんもやってきて「計画が進行しているから、ここを立ち退いてほしい」と小山さんぶたに言う。せっかくお家が見つかったところだったが、かわりにもっといい家を建てる、トイレは水洗などいいように説得され、立ち退きを「いいです」と了承してしまう。清掃員のこんさんやおばけのあづみちゃんに考えた方がいいのではと諭され、3日考える時間をもらう。3日後、やはり「売ります」と言う小山さんぶた。

 

そこへ警察(春野さん・はやちゃん)が来て「あなたが売ろうとしている犯人ですね」と突きつけられるビジネスマンたち。すると、幽霊外人の幽霊や魚や貝、一座の面々など、よっしーワールドの住人たちが次々やってきて抗議!売るのか売らないのか、答えは出ず…

 

振り返り

 

終了

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