ぷかぷか日記

私たちよりもまっすぐに言葉を伝えてくれるし、言葉は温かい

昨年、ぷかぷかの近くにある創英大学で6回の授業をやりました。

①ぷかぷかの映画を上映したあと、私の話と質疑応答。

②ぷかぷかさんたちと一緒にすごろくワークショップ

③ぷかぷかさんの文字を使ってワークショップ

④簡単な演劇ワークショップ

⑤学生さんの企画

⑥まとめとして詩のワークショップ

 

 まとめの授業では、それぞれ感想を言ってもらってもいいのですが、言いっぱなしで終わってしまうので、それぞれの気づきを5,6行の詩にまとめ、それをグループとしての詩にまとめました。ひとりひとりの言葉がグループの詩としてまとまると、言葉が力を持ちます。ここがグループで作業をする意味です。言葉に力を与える。そうやってできあがった言葉をみんなの前で朗読しました。

 

 ぷかぷかさんとのおつきあいの中で気づいたことを5,6行の詩の形にします。

 

グループの中でそれぞれの詩を発表

 

 それぞれの詩の言葉を一行ずつ切り離します。

 

 切り離した言葉をグループとしての詩にまとめます。詩にまとめる、といってもむつかしいので、全部を並べ、どういう言葉があるかよく見ます。その上で、初めの方に来る言葉、終わりの方に来る言葉、真ん中に来る言葉、という風に並べ変えていきます。そうやって全体を収まりのいい形に構成していきます。言葉の意味を議論していく中でお互いの思いが見えてきます。

 

 できあがったグループの詩

 

 

詩をみんなの前で読む

 

詩の発表を聞く

 

発表した人と、それを聞いた人で感想を言い合う。

 

学生さん達の気づき

 今回の一連の授業の中でぷかぷかさんと出会った学生さん達の新鮮な気づきです。こういう気づきが積み重なって社会が少しずつ、より居心地のいいものに変わっていくのだろうと思います。

 

●周りの人より親戚に障害者がいる分、理解があると思ってはいたが、それでも関わり方がわからない、コミュニケーションが取れない、奇声をあげたり突然動き出したりと、排除されても仕方がないのではないかと少し考えている部分があった。しかし、ぷかぷかさんとの交流を通して、好きなものも嫌いなものも私たちと何も異なることがない。私たちが気持ちをストレートに伝えようとするとつい言葉がキツくなってしまうが、ぷかぷさんたちは違う。私たちよりもまっすぐに言葉を伝えてくれるし、言葉は温かい。本当は排除されるべき存在ではなく、一緒に過ごすことで私たちが学ぶべき方の方が多い、貴重な存在なのではないかと考えられるようになった。

●最初は身構えないと思っていても無意識に強ばっていた体が、回数を通すことでどんどんと気軽に話せるようになったり、ぷかぷかさんに対してだけじゃなくて交流が終わったあとは他の人への接し方も柔らかくなった気がしました。

●あまり言葉は通じないけれど一緒にいれば繋がれるとしれました。

●ぷかぷかさんたちと関わってみて私の中で接し方が変わりました。最初は話してもなかなか会話が続かないと思っていたけれど、会話が続いて色々な話をすることが出来ました。

●障害者だからこれができる、できないと決めつけるのではなく、どんなにことが楽しいのかを考えながら関わることが大切だと思いました。

●ぷかぷかさんとの関わりで学んだことは障害があるからといって無理に配慮をしたり関わり方を変えるのではなく、普段と同じように一人一人と話して関係を築くことが大切ということを学びました。

●ぷかぷかさんとの交流を経て障がいを持っている方と今までこのような近い距離では関わったことがなかったので最初はすごく緊張していて自分は上手く関われるのか不安でしたが、ぷかぷかさんのみなさんが明るくて元気でその姿をみてもっとお話してみたいと思うようになり、たくさんお話をしたり一緒にゲームをしたりしてすごく楽しい経験ができて嬉しかったです。

●私たちが考えたゲームを行った後に「楽しかったですか?」と聞くと「楽しかったです!」とはっきりと答えてくれたことが特に嬉しかったです。

●ぷかぷかさんのような障がいを持っている方々は、言葉がうまく出てこないこともあるけど言葉を理解していないわけでも何も思っていないわけでもないということを実感した。

●ぷかぷかさんたちは、どの活動も楽しんでやってくれて初対面の私たちにたくさん話しかけてくれて一緒にいるととてもポジティブな気持ちになれたし、なんでもやってみようという気持ちになれた。

●なんとなく、障がい者の方は自分とは違う、自分よりできないことがあると思いがちだけど実際には、自分にはできないようなことができるということをたくさん感じた。なんでも楽しそうにやることや、字がとても上手いところ、色々なことを知っているところなどすごいなと思うところがたくさんあった。

●詩を書く授業では、字の書き方をとても丁寧に教えてくれて、わたしたちが上手く書けなくても大丈夫だよと言ってくれたり、上手と褒めてくれたり嬉しかった。

●ぷかぷかさんたちは皆さん本当に優しくてあたたかかった。普段の学生だけの授業で同じことをするのとぷかぷかさんを交えてするのとでは楽しさが違うなと思った。

●何か一つにとても才能がある方が多いんだなと感じました。美術的センスがあったり、記憶力がすごかったり、珍しい人を好きであったりなどいろんな人がいるんだなと感じました。

●ぷかぷかの方と関わる前は、電車や街中などで見かける障害者の方は正直苦手でした。1人でずっと喋っていたり、同じ所を行き来したり、突然ジャンプしたりする予想できない行動が怖いと思っていたからです。危害を加えられたりしたことはもちろんないけれど、普通の人が当たり前に静かに立ち止まっている場で、予測できない行動をする人がいるのが不思議で、勝手に話が通じないんだろうな、と思っていました。ですがこの交流会を通して、障害のある人でも私たちと同じように普通の人であることが分かりました。コミュニケーションが少し苦手なだけで、心の温かさや優しさをとても持っている人たちだとわかりました。

●絵が得意な方だったり、表現が得意な方だったり、それぞれの得意なことがあって、好きなことをやっている姿はとても自由で素敵だなと思いました。毎回とても元気に明るく接してくれて、怖いという感情は無くなりました。むしろ私たちには無い魅力をたくさん持っていて、個性としてとても素敵だなと思いました。

●先入観を持って接することを避けるのではなく、知らないからこそかかわることで、新しい魅力を知ることが出来るということが分かりました。今後は、 特性を持った人や文化の違う人も、知らないからという理由で避けたりせず、積極的に関わって行きたいなと思います。

●わたしが学んだことはぷかぷかさんの表現力の豊かさです。わたしはもともと表現力や発想力がなく、人の意見を聞いてその意見いいねなどとしか言えませんでした。ですが、ぷかぷかさんと関わっていく中で自分と異なる色んな表現や発想をみて、自分中で色んな考えを持つことが出来ました。

●意思疎通の難しさと言葉にする大切さを学びました。ぷかぷかさんは思ったことをすぐ言葉にして伝えてくれることが多く、何を考えているのだろうときになってもすぐに分かり合うことができました。

●今まで考えたことや、自分が思ってないことがどんどん出てきて、想像力豊かで、色々なことに驚いたり感動したり楽しかったり面白かったり素直すぎたりストレートだったりして、ほんとに楽しく思い出になる経験を沢山させてもらったなと思いました。

●自分は何事もネガティブに捕えることがあったけど、ぷかぷかさんのように毎日自分を貫いてポジティブに生きれるようにしたいなと思うことが出来ました。ほんとにほんとにありがとうございました。

●今まで障がいを持つ人と関わることはなんとなく避けていました。でも実際に関わってみると普通にお話が出来たり、ふざけて笑い会えたり、色々な活動を通して一緒に楽しむことが出来ました。たまに意思が通じない時もあったけど、楽しい気持ちを共有することは出来るんだなと学べました。ぷかぷかさんに偏見を持たず自然に関われるようになったことは自身の成長だと思います。

●今まで障害者に対して関わりたくないと思っていたけれど、今回の交流を通してもっと色々な方と関わってみたいなと思うことができた。私は自分が思ったことを発言することが苦手だけれど、ぷかぷかさんはすぐに発言していて見習わなきゃなと思った。

●交流する前は、気をつかって話さなきゃ!って気持ちばかりになっていたけど、ぷかぷかさんと話しているとぷかぷかさんは素直な気持ちをまっすぐに伝えてくれたり心から楽しんでくれてるんだなって

●お話に夢中になってしまったり、活動の途中で寝転んでしまったり関わり方が難しいと感じる時もありましたが、人間みんな全員一緒で手は暖かいし、お話もするし、字も読める。障害者の方でも何を考えているのか分からないではなく、分かろうと話を聞くことで世界が広がった。
●自分の思う当たり前や常識がちっぽけなものだと感じたことが一番大きな印象だった。
●今日の詩にも書いたけれど自分が心の距離を計ろうとしながら人とコミュニケーションをとろうとすることは考えすぎであって、もっとストレートな関わり方をぷかぷかさんはとっていて新鮮に感じた。
●ぷかぷかさんと一緒に活動したことで、自分が無意識に「知的障害がある=普通じゃない」という差別的な考え方をしていたことが分かりました。今までは障がい者差別と聞くと最近はずいぶん減ったんじゃないの?とか差別というより区別をしているだけ。と思っていたけれど、そうではなくて世の中の人たちが無意識に障がい者か健常者かと分類する考えを持っていること自体が一番の問題なんだと気づくことができました。
●相手に対して優しいけどまっすぐ思ったことを伝える言葉遣い、包み込むような握手、自分を表現すること、全てにおいて優しさや温かさに溢れた存在だなと感じました。
●何度かの交流を通して障害について少しだけでも学ぶことができました。ただ、それはまだ入り口に過ぎないと思うので、もっと深く理解することでさらに私たちの人生にとって得になるなと感じました。
●ぷかぷかさんとの交流はすごく心が温まる時間でした。今度はお店に行ってみたいと思います。
●交流する中で沢山のことを学んだし、あさちゃんの個性が爆発していて楽しかったです。あまり話していなかったのに名前を覚えようとしてくれて嬉しかったです。

●自分たちには無い独自の感性があり、少し違った視点や柔軟な考え方ができるので発見が多い。障がいを持った人が苦手だったが、少し改善できそう。

●一緒にいる時間は暖かいし、人柄も皆さん優しくて素敵な人ばかりでした。

●お話に夢中になってしまったり、活動の途中で寝転んでしまったり関わり方が難しいと感じる時もありましたが、人間みんな一緒で手は暖かいし、お話もするし、字も読める。障害者の方でも何を考えているのか分からないではなく、分かろうと話を聞くことで世界が広がったと思います。

●多分、この授業を受けていなかったら一生関わることはなかったと思うのでこの授業で障がいのある人達を知ることが出来て良かったです。

●自分の思う当たり前や常識がちっぽけなものだと感じたことが一番大きな収穫だった。

●自分自身障害者の方達は怖いイメージがあり街中で見かけても避けていたり、こんな人だろうと勝手に決めつけて生活をしていました。ですが、ぷかぷかさんと交流をして個性が豊かで自分の好きなように生きその時を楽しんでいたり、会話も楽しくでき自分の偏見の壁を交流会を通して壊すことができた気がします。

●初めはコミュニケーションがしっかり取れるか心配だったけれどぷかぷかさんの方から話しかけてくれることが多くとても楽しかったです。

●障がいを持つ方に対する意識が変わりました。交流する前までは距離を置くことが多かったですが、交流してみると私たちと同じ考えを持っていたり、同じように楽しんでいたりして新たな一面を知る事が出来て良かったです。

●障害を持っている方と今まで関わることがなくどうすればいいのかわかんなかったり、少し怖かったりしたが、関わりが増えていくうちに普通の人と変わらないと思いました。関わりがないから障害という言葉で距離や壁ができていただけだなと思いました。

●障害を持っている方への偏見やイメージが変わりました。想像力豊かな人が多く話していてとても楽しかったです。

●障害者ときく少し距離を置いてしまいがちだったのですが、関わり方を知ったことで楽しく過ごすことができたし、障害者の方はとても長けてるところが沢山あり、すごく尊敬した。

●これから子どもの障害者の子と関わることがあるかも知れないのでどのような対応が正解なのかをこのぷかぷかさんとの経験を活かして頑張っていきたいです。

●障害者の人と初めて深く関わりました。初めて見た時は、話していることや、内容が全然入ってこなくて、一緒に活動できるかどうか、不安でした。しかし、ぷかぷかの皆さんの絵は素晴らしく、想像も豊かで、自分が全く思いつかないようなことを言ったり、自分と違う視点から考えを持ったりするので、今までの考え方とは違う考え方を持つ人と関わる、良い機会になりました。

●親戚に障害者がいる分、周りの人より理解があると思ってはいたが、それでも関わり方がわからない、コミュニケーションが取れない、奇声をあげたり突然動き出したりと、排除されても仕方がないのではないかと少し考えている部分があった。しかし、ぷかぷかさんとの交流を通して、好きなものも嫌いなものも私たちと何も異なることがない。私たちが気持ちをストレートに伝えようとするとつい言葉がキツくなってしまうが、ぷかぷさんたちは違う。私たちよりもまっすぐに言葉を伝えてくれるし、言葉は温かい。本当は排除されるべき存在ではなく、一緒に過ごすことで私たちが学ぶべき方の方が多い、貴重な存在なのではないかと考えられるようになった。

●知的障害のある人とは関わったことがなく、どこか一線を引いて自分とは違う人たちだという目で見ていたけれど、実際にぷかぷかさんと関わってみると、行きたい場所や楽しいと思うこと、好きなもの等が自分と同じで普通に世間話ができて良い意味で普通の人なんだなと感じました。

●ぷかぷかさんと一緒に活動したことで、自分が無意識に「知的障害がある=普通じゃない」という差別的な考え方をしていたことが分かりました。今までは障がい者差別と聞くと最近はずいぶん減ったんじゃないの?とか差別というより区別をしているだけ。と思っていたけれど、そうではなくて世の中の人たちが無意識に障がい者か健常者かと分類する考えを持っていること自体が一番の問題なんだと気づくことができました。

●個性あふれる作品や自分で考えて行動をすることなど、ぷかぷかさんから学ぶことが多くあったと思う。この関わりはとても貴重で大事な体験だったと思います。

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