8月から始まった第9期演劇ワークショップも12月で5回目を終え、残り2回やって発表会です。発表は令和7年1月26日(日)の午後2時からの「表現の市場」で行います。
今年はヨッシーのこの作品を楽しむような芝居を作っています。
すばらしい作品なのですが、残念ながらお金にはなりません。でも、お金には変えられない価値が作品にはあります。段ボールで作ったこんな作品があること。それが社会の豊かさだと思います。
ほうっておけば、ただの段ボール。私たちにはそれを折りたたみ、ひもで縛ってせいぜい資源ゴミに出すことくらいしかできません。でも、ヨッシーの手にかかるとこんなすばらしいアート作品になります。障がいのある人が新しい価値を生み出しているのです。そのことにもっともっと私たちは気づかねば、と思うのです。
気づくことは、障がいのある人達との新しい出会いといってもいいと思います。こんな出会いこそが社会を豊かにします。こんな出会いをすると、障がいのある人達は、もう「何かやってあげる」対象ではありません。いっしょに生きていって、いっしょに社会を豊かにする存在です。
今ワークショップで作っている芝居は、ヨッシーワールドを楽しんでいる人達の中に、金勘定ばかりやっているちんけなビジネスマンが飛び込んできます。「こんな金にならないことばかりやってないで、ヨッシーワールドを売り飛ばして、ショッピングモールでも建てた方がお金ががっぽがっぽ入ってきて、いい暮らしができるぜ」とそそのかすのですが、さて、みんなの反応は?