先日近くの大学の障害児保育の授業で『Secret of Pukapuka』を上映し、障がいのある人たちといっしょに生きる意味についてお話ししてきました。その時の学生さん達の気づきを一部紹介します。今まで障がいのある人達とのおつきあいがほとんどなかった学生さん達がぷかぷかの映画とお話で気づいたことです。
●障がいを持っている人と一緒に生きていくことで得をするということを仰っていてすご くいい言葉だなと思いました。
●障 がい者の方が居ない世界はきゅうくつで生きずらい〔障がいのある人達を社会から排除すると、社会の幅が狭くなり、窮屈になる、といった話をしました〕
●障害のある人たちは、私たちと同じ社会で生きていくことで、私たちに得があると仰って いました。私たちのような社会のルールに囚われた考え方をせず、ありのまま自由な意見 を出すことが出来るぷかぷかの方から学ぶことがたくさんあるということを知りました。
●障害のある人と思って接するのではなく、その人を 1 人の人として出会うこと、関わって みることが大切で、ぷかぷかさんたちは自分らしく生きているということ
●障害のある人と思って接するのではなく、その人を 1 人の人として出会うこと、関わって みることが大切で、ぷかぷかさんたちは自分らしく生きているということ。
●障害を持つ人とおつきあいしていくと新しい価値が生まれる。
●おつきあいすると心がぷかぷかになる
●障害者ではなく人として出会うことが大切であり、人として関わっていく。
●障害者の人達と関わることは、社会の得である。
●普通に接することが 1 番彼らの良さを知れる。
●障害者の方とおつきあいをして、心があったかくなるのを知って欲しい
●障害者は負の面もあるのになんで心がぷかぷかになるのかおつきあいをして理由を考える。
●障害者を支援するだけだとそれ以上の価値が生まれない
●排除するべきではなく、一緒にいた方が得、障害を持つ方からしか得られない豊かさがあ って、それが自分の世界を耕してくれる。
●「彼らと自ら関わりたいと思った」という所に共感が出来ました。自分にも幼稚園の頃か ら関わっているダウン症のお友達がいるのですが、その子とは最初あまり関わることを 避けていたのを覚えています。ですが、幼稚園でのお遊戯会でペアになった時が最初にと っても仲良しになったのを思い出しました。成長してあまり会えていないので、会いに行 きたいと思ったこの気持ちが、自ら関わりたいと思ったという高崎さんの気持ちと同 じなのではないかなと思います。
●ぷかぷかさんたちと過ごすとこちらも嬉しくなるとか、穏やかになれるというのは共感で きて、私は余裕なく生きているのでぷかぷかさんたちのような人と過ごせたら確かに人 生の得になるのだろうなと思いました。
●ADHD と一緒に住んでいるから、仲もいいし、話してても楽しいと感じはするが、ADHD が なければもっと怒られなかっただろうし、本人も泣きながら苦しむこともなかっだろうから、障がいは強い個性と思えない。いつも周りがみてくるのは、重度の障がいばかりで 中度や軽度は軽視されてしまっているのではないかと疑問に思った。
●お店を開く上で、接客のマニュアル通りにやったら違和感というか痛々しさがあったとい うお話。今まで、バス停や駅で障がいのある方を見たことがあったけどバスや電車に乗っ てどこに何をしに行くのか分からなかったけど、動画を見てお店や音楽や劇など様々な ことをしていることを初めて知った。お店で、得意な暗算を使う人がいたりお客さんに商 品の説明をしたりお店の人同士で話したりとても楽しそうにしていて、こんなに楽しそ うに過ごしている人たちにマニュアル通りの接客をさせていたら勿体無いなと感じた。
自分は、動画の人のような暗算でパッと金額がわかったり、ずっと笑顔で楽しく活動する ということはやろうと思ってもできないなと感じた。障がいのある人もない人も関係な くその人のいいところを生かして生きていくことが大切だと感じた。 実際に障がいの ある人について知らない人が多いと思うし自分たちと違う人と思っていると一緒にいた 方が得だということに気付かないと思った。生きている人みんなの良いところを生かせ る場がもっと増えたらいいなと思った。
●ぷかぷかさん たちがいることで私たちにはないアイディアがたくさん浮かび豊かな世界になるのでは ないかと私も思った。
●バイトのマニュアルで決められたことだけを行う人達がいる中で、ぷかぷかの人達は自分 たちらしさを全面的に押し出したところでぷかぷかさんたちのことを気にいる人たちに出会えた所が素敵だなぁと思いました。自分らしさを出すことで、素敵なこと、素敵な出 会い、素敵な魅力に繋がることを聞いて確かにそうだなと思いました。
●マニュアル通りの対応じゃなくて自分の良さを発揮して人と関わるということがすごく 素敵だと思いました。
●一緒にいた方が得といく考えといない方が良いという考えがあるが私たちと同じ人間だ と考えることで自然に関わることができると思いました。自分らしさを大事にしている ので魅力をしっかり知りたくさんのぷかぷかさん達と出会っていきたいと思いました。
●映画を見て、「強い個性」という言葉がとても残っている。障がいという言葉があるから 差別や排除が生まれる。別の言葉を生み出すことでより一緒に行きやすい社会ができる と思った。また、ぶっちゃけちゃうと「温かい気持ち」を言葉にできないと言っていたけ ど本当に最低なことを言うと、自分が障がいのある人と関わっているボランティア精神 みたいな優越感、いいことをしてるんだという自己肯定感みたいなものなのではないか と思った。でも自分が機関車級の友達と話せた時の嬉しさや笑ってくれた時の感動はな んだったんだろうと思う。
●街中でぷかぷかさんや障害者と会うことが多いが、すごいなと思うことが多々ある。1 人 でずっと喋ってるなと思えば聞いていると電車の駅や路線をずっと話していたり、それ が近辺のものだけでなく、地方なものを言っていたりもして記憶力がとてもすごいなと 思う。また表現が合ってるのかはわからないが、周りの目を気にせず自由に、ありのまま で過ごしているのを見て、最近の世の中は周りの目を気にしながら生きなきゃいけない 部分を感じるので自分らしさをまっすぐ表現できるのがいいなと思う。
●共感。ぷかぷかの人は本当に自由で楽しそう。自分では経験できないことを経験している。
●疑問です。どうやったら、普通に受け入れられるのか。身構えなくてもいいと言われても、 不安がまだあります。
●共感とかは特にはないけど、話や映画を見て障害者の方の見方が変わりました。小学校の 頃は、特別扱いされてるのが嫌だなと思うことがよくありました。周りの子達も障害があ る子をいじめてたりしてたけど、今回の話を聞いてみて、自分たちが当たり前だと思った らダメなんだなと思いました。自分たちよりも、自由に楽しんでいて逆にうらやましく感 じました。
●共感は私はまだ障害者の方と関わったことがないので、正直難しいところがありました。 疑問に感じたのは対等に接するべきなのにどうして支援学校があったりしてしまうのか 疑問に思いました。
●結局、障害者がいなくなっちゃうとどうなってしまうのか。障害者と関わると心がぷかぷ かになる。障害者が一生懸命自分で出来ることを頑張ってるからこころがプカプカにな るんだろうなと思った”
●私は障がいを持つ方に対して偏見を持っているところがあると 自負しているので、高崎さんも昔はそうだったのだと聞き驚きました。「いるだけで街を耕 す」という言葉がとても心に残ったのですが、ビデオやお話を通して、笑顔で、新しいア イデアをくれるぷかぷかさんのことが分かり、私自身が既に耕されたような気持ちにな り、その感覚に共感出来ました。実際にお会いするのが楽しみになりました。
●支援だと支援者以上の価値は生まれてこないこと。グループホームで働いている自分には 刺さる言葉でした。
●支援をするのではなく関わるということがどれだけ大切なのか学べた
●私自身あまり障害のある方と関わったことがなく、街中や電車の中で見かけても、ひとり で同じことを繰り返し大きな声で喋っていたり、同じ場所を何度も行き来したりと、私に は理解できない行動が多くて正直少し怖いと思っていました。でも、今回映像を見たりお 話を聞いたりして、私たちが当たり前だと思っていた社会のルールやマナーに囚われた 生き方をしないぷかぷかさんたちと一緒にいたらとても楽しそうだなと思いました。想 像していたより障害のある方たちが楽しそうに生活していて、元気をもらいました。来週 以降の授業でぷかぷかの方々と関わるのが楽しみになりました。
●自分は障害者の方に偏見はあったけど、居なくなったらどうなるか考えたことはなくて居 るのが当たり前になっていたけど、障害者の方が居なくなってしまうと狭い社会になっ てしまうなと思いました。
●社会から障害者がいなくなったらと聞かれた時とても難しい質問だと思い、自分の意見が あまり思い浮かばなかったが、高崎さんの生きることが窮屈に感じるというのを聞いて すごく納得した。
●小学校や中学校に障害の子がいて同じクラスになったことがあり、その子がいることで場 が和む場面があったから一緒いた方が得ということはそういう事なのかなと思った。
●障がいの人と関わる時に支援ではなくて、一緒に楽しむ普通に関わることが大切で支援だ と支援者以上の価値には生まれないって言葉がそうだなって思った。
●障がいの方と生きていくにはおつきあいをする、それは上から目線で支援するということ ではなくて同じ目線でフラットに関係を築いていくという言葉
●障がいを持っていることで怖かったりどんなふうに見かけても接する難しさや概念が自 身の中であったけど今日のぷかぷかさんたちのことを聞いて今まで思っていた概念が変 わって障害があるから排除とかではなく、1 人の人間として見ることで障害の方がいるか らこそ一緒に共存する生きやすい社会を作っていこうという気持ちに変わったので障害 者という一つの枠という括りを無くすことで社会が豊かになっていくことが今日の話を 聞いて共感できました。
●障がい者の人がいるから笑顔が増えるというのは何故増えるのかという話が詳しく聞き たかったです。社会の視野が広がるというのにとても共感しました。
●障がい者の方が居る事で笑顔になれたり、穏やかな気持ちになれたりする事が共感でき た。障がいには負の部分があるけれど、それ以上にプラスな事が沢山あると思えたので良 かった。
●障がい者を排除することは、良くないと思うが、排除して社会全体がどう変わるかという と、そこまで大きく変わらないのではないかと思った。障がい者の方と関われば明るくな る理由はわかるが、いないと暗くなる理由がよくわからない。社会全体を経済的な面で考えると、日本の福祉は世界でもトップレベルなのでそれが弱くなってしまうと思う。
●障害があることは欠点ではなく大事な個性だということ
●障害がある人をバスで見かけた時、とにかくみんな笑顔でエネルギーがすごかった。海の ぬいぐるみを作りたいという話を聞いて、視点の広さ、自由さに驚いた。自由で、エネル ギッシュで、固定概念に囚われないのがかっこいいなと感じた。映画の中でもあったよう に、自然と上から目線で見がちだったのが、差なんてなくて、同じ目線で見れるようにな ることは、どんな人であっても大事な事だと思う。私も視点を広く持って、楽しく生きて いきたい。交流を通して、さらに気づきがあるといいなと思う。
●障害のある人とおつきあいしたことがないので心がぷかぷかになるということはどんな ことだろうと思いました。この疑問を今度会う時に実感したいと思いました。
●障害のある方がこの世からいなくなると、心痛くなるということが共感できた。障害者の 方にしかない個性があったりするから個性が無くなるのは辛い。バイトで障害を持って て接客ができない人がいるんですけど、その子が居なくなったら純粋に辛い。
●障害の人と関わることに抵抗がありましたが、フラットな関係を気づくことが相手にとっ て大切なことだと共感を持ちました。国のルールや決まり事にとらわれて、国に従って生 きているが、その環境にとらわれないで自分の生き方をしていることだと考えた。
●障害を持ってる人がいなくなると今ある社会のいいところがなくなると思った。例えば点 字ブロックや音の出る信号機、義足など障害のある人がいるから生まれた物がなくなっ てしまう。障害者に対する優しさも生まれてこなくなり、その人に対する配慮もなくなる。
●障害者がいなくなってしまうと面白さがなくなってしまって楽しいことが楽しくなくな ってしまうのでいてくれた方がお互いに言葉を教え合ったり、助け合ったりなど、コミュ ニケーションをとることができるのでいいなと考えました。
●障害者がいるからこそ、学べることなど、世界が広がる、いたほうが得と言うのがすごく 共感できました。自分よりできないことがあったり、逆に飛び抜けて何かが得意だったり、 みんな違って、個性があっていいよね、って私たち健常者が救われる分もあると思うし、 人と関わることの、視野が広くなったと感じます。
●やまゆり園事件の話を聞いて、高崎さんは「障害 者がいなくなったら」と言う話をしていて、思いやりの心、個性があっていいよねと言う 気持ちがなくなってしまうと言う話にすごく納得ができました。障害のある人がいるか らこそ、人を思う気持ちが持てると思うので、すごく、いる意味を考えさせられた時間で した。だから、保育園や、幼稚園にも障害この子はいて、たくさんのことを教えてくれる のではないかと考えます。
●障害者だからといって特別差別をしたり気を使うことはいらないということ。普通にいつ も通り接して生きていくことが大切だということに気づけた。新しい価値がうまれるた めに、来週の授業で関わりを意識してみたい。
●障害者だから気を使って関わる訳ではなく、フレンドリーに話しかけて楽しく関わってい るという話を聞いて、素敵だなと思いました。
●障害者には負の面があるのに、心がぷかぷかになる理由が関わりをもつ機会がすくないか らなんでだろうと思った。その疑問を実際に関わりを持ち自分自身で感じ、解決したい。
●障害者に対して偏見を持っていましたが、今日の映画を見てお話を聞いて、障害者という 枠が設けられているだけで一人の人として存在していて、単なる個性なのだということ に気付かされました。
●障害者の方と接することで心がぷかぷかすると言っていたことに共感した。障害者の方と 接すると人と接するときに余裕が生まれたり、障害者の方は素直なのでとても褒めてく れるから
●普通の人は常識の中で生きていて生きにくい社会だが、障害者の方の柔軟な考え方、私た ちよりもっと楽しく自由な生き方をしていて私たちは狭く生きにくい社会で生きていた んだなと共感をしました。
●毎回気を使っていたけど、普通の友達のように接することがいいのだなと学びました。
●話の中では無いのですが、話している雰囲気を感じて、いい意味で本当に特別扱いをして いないとおもいました。この人だからこれをしなければと思っている感じが全く無く、こ んなんで良いでしょ、大丈夫でしょ、と対応していることが話している中で分かりました。障がい者と関わったことがあまりないですが、本当に楽しそう、楽しんでるなっておもい ました。
●これからの生活の中で、障害者の方と関わる機会があったら高崎さんの話を聞いたことを 活かして、接して行ければなと思いました。
●ぷかぷかさんの映画を観て、笑顔が素敵で一人一人のパフォーマンスを大切にし、排除せ ず戸惑いはあるだろうけど 1 人の人として関わり彼らも自由に楽しく生きていてすごく 素敵だなと感じました。私は、障害の人は気にさわることを言ってしまったら癇癪を起こ してしまうイメージがあり一線をおいていましたが、映画でイメージが少し崩れお話を してみたいなと思いました。次の活動楽しみです。
●ミモザの商店街の道を歩くとよくぷかぷかという文字を見かけます。1人で行ってみよう という勇気が今まで無かったけれど今日の映画やお話を聞いてとっても興味が湧いたの でいつか行ってみたいと思いました。
●学童で働いていますが、加配児童(障害者、グレーゾーン)の子に悩まされています。攻撃 的な面や思い通りにいかないと怒り出すところなどがあり正直どうしていいか分かりま せん。フレンドリーに関わっているつもりではありますが叱っても聞いてくれないこと が大半です。高崎先生としてはどのような対応をするべきだと思いますか、教えて頂けた ら幸いです。
●去年の文化祭ではぷかぷかさんのクッキーを買ってとても美味しかった記憶があります。 ぷかぷかさんとの関わりを楽しみにしています。
●最後の問いかけで、障がいを持つ方がいなくなるとどうなるかを考えたとき、社会全体の 許容範囲が狭くなりどんどん求められる規範意識が高くなっていくような、固定観念の 増えた凝り固まった社会になっていくのではないかと思いました。私たちにとってもど んどん暮らしづらい、息苦しい社会になり、障がいを持つ方のいる世界の方が全員が楽し める世界なのかなと考えました。
●規範に縛られているのを解かれたというお話を聞き、人 間は自分と違うもの、分からないものを怖がって避けるところがあるのかなと思っているのですが、その違うものになること、自らの規範から外れることも怖いのではないかな と思いました。その恐怖心すらも解いてくれるような、朗らかなところがぷかぷかさんに はあるのかなと思いました。
●社会から障害者が居なくなったら確かにミスが減ったり障害者を支えてる周りの人の負 担が減ったり苦しむ人が居なくなって平和になるかもしれないけど障害者が居なくなっ たら個性がなくなり社会は楽しくなくなったり光が無くなるのかなと思いました。
●障がいがあろうがなかろうが、最近はネットで見えない人を攻撃して、最終的には自殺ま で追い込んでしまうこともあるから、障がいがあるから差別されると言うよりも、自分を 中心とみて周りに異質な存在がないかを自ら探して自ら差別してるんじゃないかと思った。
●接客マニュアルの話で、障がいのある方はマニュアル通りではなく自然体が良い。として いて実際自由に接客することてファンもできたと聞き、これは障がい者に限ったことで はないのではないかなと感じました。障がいが無くても得意不得意はあるし、こなせるか らといってマニュアルに縛られることがその人を苦しめないとも限らないので、自由な 姿で生活をして良い場がもっとあって良いのになと感じました。もっと固定概念や常識 に縛られず髪色、髪型、服装、行動、態度など自由に過ごせたら心が軽くなる気がしまし た。
●障害者について偏見があったのですがその偏 見が段々と無くなってきました。障害者として私たちが見るのではなく 1 人の人間とし て見ることで楽しく関わることができると思いました。
写真は翌週のものです。