障がいのある人たちはこの社会の中でどのくらい居心地よく暮らしているのだろう。そこに社会の「成熟度」が表れるように思います。障がいのある人達のための制度的なことも社会の仕組みにはありますが、それ以上に人と人との関係があります。
障がいのある人たちは社会の中でどういうふうに受け止められているか。多くは何かやってあげる、支援する、という関係です。いずれも上から目線の関係。フラットな関係ではありません。
見下される障がいのある人達にとっては居心地がいいとは言えません。自分が見下される側にいたらどんな気持ちになるか、ちょっと想像すればわかる話です。そのことにどこまで私たちが気づいているか。
見下す側は、それが当たり前だと思っているので、見下される人達がどんな想いでいるか、なんて想像すらできないのだと思います。想像すらできない人達が社会の大半を占めているという現実。
どうしたらいいか。それは普段の暮らしの中で障がいのある人達とおつきあいするのです。おつきあいすれば彼等のいろんなことがわかります。私たちにはないいろんないいいもの、すばらしいものを彼等は持っています。
「彼等って、こんなすばらしい作品を作るんだ」という気づきをたくさんの人達で共有できれば、社会はもう少し彼等のことを想像できるようになります。 彼等にとって居心地のいい社会を作るにはどうしたらいいのかも。
8月31日映画『僕とオトウト』上映会やります。誰にとっても居心地のいい社会はどうやったらできるのか、そんなことをみんなで考えたいです。
お互いこんな笑顔になれる社会を作りたい。そんな風に思うのです。
★参加希望の方はチラシ下部にあるQRコード、もしくは下記サイトから申し込んでください。
★上映後、監督の講演、トークセッションなどもあります。