8月31日『僕とオトウト』上映会やります。
『僕とオトウト』は家の中での話です、そのオトウトくんは、映画の後、今は社会人。社会に出て、『僕とオトウト』の関係はどうなっていくんだろうと思います。
オトウトくんは社会という未知なる世界で翻弄されます。家の中みたいに思うようにならなくて、イライラしたり、腹が立ったり、悲しくなったり、とにかくいろんなことが起こります。そういうことにお兄さんは向き合っていくことになります。一つ一つ丁寧に向き合いながら、そこで何が問題なのか、どうすればいいのか、ぜひ映像の記録をとってほしいと思います。
オトウト君は福祉事業所なので給料は安いです。どうして障がいのある人は給料が安いのか、映像を見る人がそこまで考えるような作りにしてほしいと思います。給料が安いこと、これが福祉の世界で一番大事な問題だろうと思います。
障害者は給料が安くて当たり前、と多くの人は思っています。みんなと同じように働けないんだからしょうがないじゃん、て多くの人は思っています。要するに生産性で人の価値を計っています。
こんな風に人の価値を計るっていいんだろうか、という根本的な問題があります。
人並みは無理にしても、オトウトくんなりに一生懸命働きます。その一生懸命さに私たちはどのように応えればいいのか。生産性ではない新しい評価軸が必要なんじゃないかと思います。そもそも評価が必要なのか、といったこともここで考えてもいいのではないか。
そういったことを考えると、上映会ではいろいろ大事な問題がテーマになるかなともいます。みんなでわいわいがやがや楽しく話し合えれば、と思っています。
★参加希望の方はチラシ下部にあるQRコード、もしくは下記サイトから申し込んでください。
★上映後、監督の講演、トークセッションなどもあります。