こういう絵を描く人達こそ大事にしたいと思うのです。こういう絵を描く人達がいること、それが社会の豊かさなんだとみんなが共有できたら、社会はお互いもっと生きやすいものになる気がするのです。
まぁまぁの暮らしができるニッポンにあって、こんなすばらしい絵を描く人達には、まっとうな給料が払えていません。それはやっぱりニッポンの貧しさだと思います。
どうしたらいいのか、それをみんなで必死になって考える。
以前見学にきた市会議員が、絵を見て「指導が大変だったでしょう」などといったことがありましたが、指導しないとこういう絵が描けない、という彼らへの思い込みこそが問題だと思うのです。そういった思い込みが社会全体を覆っている気がします。
これはすごくもったいないと思うのです。宝物を見落としているというか、そんな気がするのです。
こんな作品を作る人達は社会の宝だと思います。だから大事にしたいし、まっとうな給料も支払いたい。そのためにはどうしたらいいのか、そこをちゃんと考えたいと思うのです。
「いい絵ですね」って、みんなが素直に言えるようになれば、社会はお互いがもっと生きやすく、豊かになっていく気がするのです。何よりもまっとうな給料が払える社会になる気がするのです。