映画『Secret of Pukapuka』の中で、毎日こどもと一緒にクリームパンを買いに来ていた近所のオーヤさんがこんなことを語っています。ぷかぷかさん達とお友達になって色々見えてきたことです。
今まで障がいのある人たちに対して
「ちょっと上から目線で見ていた自分がいたかも知れない」
でも、ぷかぷかさんとおつきあいするようになって
「別に自分がすごいと思わないようになりました」
『共生社会』とか『ともに生きる社会』とかについて、あーだこーだ小難しいことをいわなくても、ぷかぷかさん達との日々のおつきあいが、こんな風に街の人を変えたのです。障がいのある人達といっしょに生きていくことの意味がよく見えます。彼らが社会を豊かにする、というすばらしい仕事をしていることがよく見えます。
ポイントは、彼らとふつうにおつきあいすることです。何かやってあげるとか支援するといった上から目線ではなく、フラットにふつうにおつきあいすることです。
オーヤさんはお店にクリームパンを買いに来て、店員さんとしてふつうにおつきあいしていました。これがよかったと思います。そして何よりも彼らとふつうにおつきあいできる環境がぷかぷかにはあったこと。支援することに熱心な福祉事業所では、なかなかそうはいきません。
以前、利用者さん達がお客さんに対して間違いを起こさないようにと利用者さん達のそばにスタッフがピタッと張り付いてピリピリした雰囲気のお店に行ったお客さんが、
「いやぁ、ぷかぷかに来るとやっぱりホッとしますよ」
とおっしゃったことがありますが、お客さんは敏感に雰囲気を感じ取っています。「ぷかぷかに来るとホッとする」という言葉が、本質を言い当てています。
どうして彼らに任せないのだろうか、と思います。ちょっとくらい間違えたっていいじゃん、そんな風に思えばお互いがもっと楽になるのに、と思います。
映画『Secret of Pukapuka』は障がいのある人達が街を耕している様子がよく見えます。ぜひ地域で上映会をやってみて下さい。いろんな気づきが生まれます。その気づきは自分を、そして地域社会を豊かにします。
問い合わせは高崎まで。takasaki@pukapuka.or.jpにメール下さい。