4月27日の東京新聞に障がいのある人達の絵をデザイナーさんが商品にして、きちんと収益を生み出している話が載っていました。
障がいのある人の絵→商業デザイン化→商品として街に広がります。
障がいのある人達の絵がこんな風にして社会に広がっていくと何が起こるのでしょう。障がいのある人達の描いた絵として、なんとなく上から目線で見るのではなく、ちゃんとした商品として見ることになります。障がいのある人達の絵とフラットな目線で向き合えるということです。それが商業デザイン化することのいいところだと思います。こういうことが社会を少しずつ変えていきます。
すばらしい絵は社会を豊かにします。障がいのある人たちといっしょに生きていくと社会が豊かになる、ということが彼らの絵を商業デザイン化することで、より多くの人達と共有できるような気がします。彼らの素晴らしい絵を見ていると、障害のある人達は支援するとか、何かやってあげるとかしないとだめな人達ではなく、そのままの彼らがとても魅力的で、社会を豊かにする人達、ということに気がつきます。たくさんの人がそんなふうに思えるようになると、社会はお互いがもっと生きやすいものになります。
障がいのある人達の絵を商業デザイン化すると、描いた本人がまっとうな収益が得られるだけでなく、みんながより生きやすい社会へ変わっていく、という一石二鳥の効果があるのではないかと思うのです。
デザイナーさんに入ってもらわなくても、彼らの絵は十分魅力的なので、見せ方さえ工夫すればすばらしい商品になります。添付したバンダナはぷかぷかで販売中です。
こんな絵の入ったバンダナが街に広がれば、街は楽しくなります。こんな絵を描く人は街にいた方がいい、街に必要な人、とみんなが思えます。