また「かぐやびより」見てきました。3回目です。
何度見てもいい映画です。心がゆったりとほぐれていきます。あたたかな気持ちになれます。いっしょに生きていくことに希望が持てます。
冒頭、いきなり鶏小屋が出てきます。餌をやったり、鶏が小屋から飛び出して、コッココッコと走り回ったり、この泥臭い雰囲気、大好きです。鶏小屋の匂いまで感じます。この匂い、体の芯がムグムグとうごめきます。
いつも寝っ転がっていたり、歌を歌いながら踊ってたりする青年が登場します。その人のたたずまいがいい。いい人生やってるなぁ、となんだか嬉しくなります。こんな風にありのままの自分でいられる場所は、誰にとっても居心地のいい場所。
みんなでごはんを食べる場面がすばらしくいい。大家族、といった感じのあたたかな雰囲気。障がいのある人達に何かをやってあげるとかっていう雰囲気がないところがいい。上から目線を感じないごく普通のおつきあい。
今度、ごはんを食べに行こう。見学、とかじゃなくて。
「かぐやびより」は障がいのある人達がいれば、どこでも実現できる心地いい日です。実現するためのコツは、彼らに何かやってあげるという上から目線を捨て、ふつうにつきあうことです。彼らと一緒に心地いい「かぐやびより」を楽しむことです。
日本のあちこちで「今日は素敵な『かぐやびより』でしたね」ってあいさつがかわせるようになるといいな。
映画『かぐやびより』、あなたの街でもぜひ上映してみてください。
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