創英大学の障がい児保育の授業の中で、ぷかぷかさんと一緒に絵を描くワークショップをやりました。テーマは「平和」「未来」「海」「陸」。四つのグループでそれぞれがイメージするものを描きました。ふだんなんとなく使っている言葉ですが、それを絵にすることで、お互いの違いがわかります。その違いを通して、普段一緒に授業を受けている仲間の再発見がたくさんあったようです。みんなでいっしょに創作活動をすることの面白さ。その気づきはこれから社会を担っていく人達にとっては、とてもいい経験だったように思います。
いろんな人と一緒に活動することで、一人ではできない新しいもの、面白いものが生まれることに学生さん達は気づいたようです。今回はそこに障がいのある人達が加わることで、もっとおもしろいものが生まれことに気づいたのではないかと思います。そういうことの意味をしっかり考えて欲しいと思います。障がい児保育にそういう視点が加われば、障がい児保育はただ単に障がい児の保育をする、というのではなく、そこから社会を豊かにするものが生まれる、という新しい価値を見いだすことになります。
学生さん達の感想
・抽象的なテーマでしたが、大体みんな似たようなイメージを持っていたので、まとまった絵になっていたのが意外でした。
・平和組で絵を描いていて、私の班にいたぷかぷかさんはニコちゃんマークやいろんなかわいらしいものを描いていました。
・大人数で一緒に描くと、自分が描いた絵や表現を消されるというデメリットもあった。
・ぷかぷかさんたちはめっちゃ絵が上手な人ばかりだったと思う。
・一人で描くよりも、美しい作品ができた。
・個性がそれぞれ出ていて、描いていて面白かったです。
・テーマごとに全く違う絵ができ上がり、面白かったです。
・思いのままに描けて、楽しかったです。
・とてもカラフルで、かわいい「平和」の絵になりました。
・それぞれの個性がよくわかりました。
・一つのテーマについて描いているのに、それぞれ描く絵が違っていて面白かったです。一緒に描いているうちにそれぞれの性格などもわかって面白かったです。
・こんなに大きな絵をみんなで描いたのは初めてだったので、とても貴重な経験になりました。
・お花を描くのが上手なぷかぷかさんがいました。
・自分では思いつかない絵や発想があって、描いていて飽きないし、とても楽しかった。
・自分の描いたところに、他の人が描き加えて、とてもいい作品になりました。
・ぷかぷかさんたちはものすごい集中してたくさんの絵を描いていました。
・一緒に一つの大きな絵を描いたりするのが、とても楽しかったです。
・絵を描く場所を変わって、友達の描いている場所に描くのは少し遠慮してしまったが、それでもどんどん絵がよくなっていったので、場所を変わることはよかったと思う。
・大人数で描くことで、自分の絵と他人の絵が混ざりあって、想像もしなかった絵になり、面白かったです。
・創英にきて一番楽しかった授業だった。
・共働作業をすることで、初対面だったけど、壁がなくなってよかった。
・ぷかぷかさん達はヨットや灯台、太陽を描いたり、絵の具棒をぽんぽんしていました。色々なことを考え、イメージどおりに描いているようでした。
・他の人が描く絵を見て何か思いついたり、一緒に同じものを描いて完成させることで心が通うなと思いました。
・自分だけでは絶対に作れない作品、想像を超える作品ができ上がった。
・思いっきり描けて楽しかった。
・一緒に大人数で描くことで、一人で描く時と全く違う絵ができ上がり、よかったと思う。
・一緒に描く相手のことを考えながらやることが大切だと思いました。
・大きなものをみんなで作る難しさを実感した。
・他の人が作った絵の具を混ぜて新しい色を作ったり、他の人が描いたところにまた別の人が描き加えたりして、一人ではできない作品ができた。
・近未来はネット社会が発達していると思ったので、いろんな線でつなげようと思っていました。ですが、結果的に訳のわからない適当な絵になりました。
・自分一人では描けない壮大な作品ができて、とても楽しい気持ちになれました。
・ぷかぷかさんもやっていてすごく楽しそうなのが伝わってきました。
・各自考えてることややることが違って、個性が出ててとてもよかった。
・今までで一番楽しくお絵かきができた。
・ぷかぷかさんは大きい筆で大胆に描いていました。
・似たようなものを描いていても、ひとりひとりの筆や力加減で、全然違うものができて面白かった。
・みんなの色が重なっていって、とてもよかった。
・ひとりひとり描いている絵は違うけど、全体で一つになった作品はとてもきれいだった。
・個々の性格が出ていて、とても楽しい絵になりました。
・洗い物を通してみんなとつながれた気がしました。
・一人が一部分をやるのではなく、みんなで全体を作り上げました。
・自分が描こうとしているものを共有することで、一人では思いつかなかったアイデアが出てきて、よりよい作品ができたと思います。
・一緒に描いている人と会話しながら絵を楽しく描くことができました。
・人それぞれの個性が出て、いろいろな海が想像できました。
・それぞれ思い思いの絵を描くことでたくさんのアイデアにあふれた絵ができた。
・普段関わらない人でも、同じものに向き合うことはとても楽しい。
・普段しゃべらない人と一緒に描いたり、一緒にイメージを共有できたことがよかった。
・「こうしたらいいんじゃない」「これはどう?」等とお互いの声を掛け合って描くのが楽しかったです。
・一人の個性だけではなく、数人の個性が組み合わさって想像もできなかった作品になり、面白く楽しい時間になりました。
・「陸」というテーマから、人それぞれの考えや発想力が違うのか、「あーそれ!」等、新しい学びができた気がします。
・いろんな色や、自分じゃ描かないようなものがあるので、新鮮な気持ちでした。
・ぷかぷかさんも絵が上手な人がいて、面白かったです。一緒にやるととても芸術的な絵ができ上がるので、見ていても楽しいし、やってる時も楽しかったです。
・海=青というイメージを持っていたが、みなさんが紫やピンクで珊瑚やわかめ、魚を描き、キュートでありながら、ミステリアスな作品ができました。
・みんなで一枚の布に自分を表現していてよかったと思います。
・他の人が描いた絵に「連想のイメージを湧かせられる」ような刺激をもらえた。ぷかぷかさんのつけた斑点も、よりよいインスピレーションを受けられた。
・真ん中に大きな太陽をぷかぷかさんといっしょに色を塗った。ぷかぷかさんは塗りづらい部分を率先して塗ってくれた。
・一人では思いつかない発想があった。同じテーマで描いても、人によって違うから、その違いを発見するのが楽しい。一緒に描いた仲間と連帯感が生まれ、終わったあとの達成感が一人で描いた時よりも多く感じた。
・ひとりひとり描くものが違い、個性が出ていることがよかった。お互い「何描いてるの?」などいいながら描くことがとても楽しかった。
・ぷかぷかさんの絵が上手だった。
・いろいろな絵や表現があって面白かった。
・それぞれの個性が絵や色に現れ、それが一つの作品としてまとまると、とても幻想的で面白かった。
・自分では思いつかない海の生き物やアイデアがたくさん出てきて、色使いも人それぞれでよかったと思います。
・木を描いたら、他の人が葉と花、実を描いてくれたので、鳥とリスを加えました。
・中心に太陽ができたので、まわりのあいたところに青空を描きました。
・一人ですべて描くのではなく、他の人に足りない部分を塗ってもらい、みんなで絵を完成させるところがよかったと思います。
・作品のテーマについて意見を出し合ったり、友達と協力したりして作り上げる楽しさを感じることができた。