やまゆり園事件(相模原障害者殺傷事件)から6年がたちます。今年もまた映画を手がかりに事件のことを語り合う集まりをします。私たちにとってあの事件はなんだったのか、あの事件を超える社会を作るにはどうしたらいいのか、等々、ぷかぷかさん達も含め、みんなで話し合いたいと思います。
今年の映画は『梅切らぬバカ』です。
忠さんという障がいのあるおじさんが、障害者は嫌だな、つきあいたくないな、と思っていた隣に住むおじさんを、日々のおつきあいの中で少しずつ変えていきます。
障害者のグループホームの建設に反対をしている人の耳元で
「あんた、まちがってるよ」
と、ぼそんとつぶやくほどに変わります。忠さんがいることで地域社会が変わっていく、そのことが鮮やかに見えてきます。
障害者のグループホームの建設に反対をしている人に
「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいいよ」
と、いっているのです。忠さんとのおつきあいが、隣のおじさんをこんな風に変えたのです。
やまゆり園事件の犯人は
「障害者はいない方がいい」
といい、19名もの尊い命を奪いました。
忠さんの隣に住むおじさんは、事件の犯人とは正反対の位置にいます。おじさんを正反対の位置に連れて行ったのは忠さんです。
事件の犯人も障がいのある人達とおつきあいしていたのですが、正反対の結果を生みました。同じように障がいのある人とおつきあいしながら、どうしてこんな風に違う結果を生み出すのでしょうか。
そんなことを上映会では話し合ってみたいと思います。
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★「相模原障害者殺傷事件から6年目に思うこと」と題してときどき事件のこと書いていきます。事件を超えるために何をすればいいのか、といったことをぷかぷかがやってきたことを通して書いていきたいと思います。ご意見、いただけるとうれしいです。