中井やまゆり園の虐待事件について、神奈川県の「私の提案」を使って質問状を出しました。
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先日新聞報道で、中井やまゆり園の虐待事件で「虐待通報すべし」とした5事案として次のようなものが揚げられていました。
・服薬用の水などに塩や砂糖が入れられた(身体的虐待)
・利用者の肛門(こうもん)にナットが入っていた(身体的虐待)
・利用者に数百回のスクワットをさせた(身体的・心理的虐待)
・職員の粗暴行為で、利用者が頭を打ち失神した(身体的虐待)
・利用者の食事に多量のシロップをかけて食べさせた(身体的・経済的虐待)
神奈川県は「ともに生きる社会かながわ憲章」を掲げています。
その中に「私たちは、あたたかい心をもって、すべての人のいのちを大切にします」とあります。
この憲章を率先して実践するはずの神奈川県立の施設でどうしてこのような非常識極まる虐待が起こるのですか?説明して下さい。
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2,3週間後くらいに回答が来ると思いますが、ま、役人の考える回答なので、問題を解決することには、多分何の役にも立たないと思います。だからとてもむなしい気がするのですが、それでも、神奈川県に対し、こういった質問を出し続けることは大事だと思っています。
回答を書く人は、いろいろ悩みます。かながわ憲章でうたっていることの真逆のことを県立の施設がやってるのですから。本来なら説明のしようのない出来事です。それでも「私の提案」で上がってきた質問なので、こたえないわけにはいきません。だから悩みます。
その悩みの中で、神奈川県がやってることの問題に少しでも気づけばいいと思っています。少しの気づきが積み重なれば、何かが変わっていきます。
ま、勝手な期待かも知れませんが、やらなければ何も変わりません。
利用者の肛門(こうもん)に入っていたナット(共同通信の47ニュース)。手術で取り出した。これはもう犯罪じゃないか、と神奈川県に質問状を出しています。