『街角のパフォーマンス』(オンデマンド版)と『ぷかぷかな物語』が新たに入荷。アート屋わんどにて販売中です。
養護学校教員時代に素敵な子どもたちに出会い、「こんな素敵な子どもたちを養護学校に閉じ込めておくのはもったいない」といっしょに地域に出て、いろんなおもしろいことやりました。予想を遙かに超えたたくさんの元気な物語が生まれ、それをまとめたのが『街角のパフォーマンス』です。
障がいのある人たちがいると、みんなどうしてこんなに元気になれるんだろうと思います。
世の中に障がいのある人たちはたくさんいるのですが、その人たちのまわりにいつもこんなに元気な場が出現しているかというと、決してそうではありません。最近よくある「ふれあいフェスティバル」などといったものの何倍ものエネルギーがここには充満しています。どうしてなんだろうと思います。
やはり彼らとどういう関係を作っているかがそのまま現れるのだと思います。「ともに生きる社会」だの「共生社会」だのと言った言葉がまだなかった時代でしたが、小さな、それでいて熱い共生社会が『街角のパフォーマンス』にはあります。
どうしてこんなに元気な場が生まれたのか、そこにはどんな関係があったのか、そのヒミツがこの本にはあります。
ヒミツは「彼らといっしょに生きると楽しい」という思いです。それをみんなと共有できたから、こんなに楽しい元気な場ができたのだと思います。今、「ぷかぷか」が元気なのも、そういった思いがベースにあるからです。
ヒミツを握るタカサキも当時こんな感じでした。彼らと出会って、なんだかものすごく自由になりました。それがこの姿。
障がいのある人たちに惚れ込み、彼らといっしょに生きていきたいと思って始めた「ぷかぷか」は、この10年でたくさんの素敵な物語を生み出しました。それをまとめたのが『ぷかぷかな物語』。
『ぷかぷかの物語』ではなく、『ぷかぷかな物語』です。どうして「の」ではなく、「な」なのか。それはぷかぷかさんたちといっしょに生きていこうって思えば、どこでも、誰でも作り出せる物語だからです。みんなが自分らしく、自由に、のびのびと生きられるそんな世界を、自分の手で作り出せるのです。
ぷかぷかさんたちといっしょに生きていく中でいちばんの気づきは、無理して社会にあわせなくても、
「そのままのあなたがいちばん魅力的!」
ということです。この気づきのおかげでぷかぷかさんたちは生きることがものすごく楽になったと思います。私たち自身も、彼らは社会にあわせなきゃいけない、という思い込みから自由になり、あらためて彼らと出会い直した気がします。
社会に無理にあわせなくていいのですから。自分の思うように生きて、お互い、毎日が楽しくなりました。いい一日を一緒に作っていこう!というみんなの目標もそこから生まれました。
ぷかぷかさんたちといっしょに、ぜひあなたのあなたらしい『ぷかぷかな物語』を作り出してみて下さい。みんなで自由に、私らしく生きて生きていくのがいちばん!
本はお店でもホームページからでも購入できます。
『街角のパフォーマンス』はタイトルを『とがった心が丸くなる』に変えて、アマゾンで電子本も販売しています。900円で安いです。Kindle会員だとただで読めます。