『支援』という本に原稿を頼まれました。
原稿のタイトルは「ほっこり、まったり、にっこり」。これって、ぷかぷかの毎日じゃん、て思いました。
ぷかぷかはどこを見ても「ほっこり、まったり、にっこり」がいっぱい。
テラちゃんがいると自然にこんな雰囲気に。
リエさんにも近所の子どもたちがよってきます。
彼らはどうしてこんなに心地よい雰囲気を作っちゃうんだろう。子どもたちは敏感。だからこうやって彼らのそばにいてくつろぐ。
こんな笑顔で接客されたら、素直にうれしい。
ご飯といっしょに、ひとときの幸せを味わいます。
職場では、ほら、みんな笑顔。いい時間過ごしてる。
だからおいしいものが生まれる。おいしい笑顔が、おいしいものを生み出し、おいしいものがお客さんの笑顔を生む。笑顔の好循環。
お店の前でもこんな笑顔。何か楽しいことがあったんだね。
毎日楽しいことがあって、素直に笑える。声を出して笑ってもいい。その笑い声に癒やされたっていうお客さんがいました。ぷかぷかにはそんな雰囲気があります。
ぷかぷかでは寝る人が時々います。寝る人がいても、ま、いいかって、特に起こしたりしません。生産性に差し障る、というよりも、こういう人がいることで生まれる「まったり」した雰囲気こそ大事だと思っています。ぷかぷかの居心地の良さは、こういうところから生まれます。
寝顔をFacebookにアップすると、今日も癒やされました、とたくさんのアクセスがあります。彼らは寝たまま、ぷかぷかのファンを増やし、収益を上げています。ファンになる、というのは、障がいのある人たちと出会うこと。障がいのある人たちのイメージがマイナスからプラスに変わります。彼らは寝たまま、社会を耕しているのです。すごく大事な仕事です。彼らのこういう働きは、もっともっと評価していいように思います。
この文字、言葉たちが、なんとも愛おしい。
なんだろう、この愛おしさは。この文字や言葉は窒息しそうな社会を柔らかくしてくれます。あーだこーだ小難しいこといわずに、この社会を救ってくれます。
ぷかぷかのアートは、街を元気に、豊かにします。
こんなアートを前にすると、彼らを「支援」するだなんて、恥ずかしい。そのことに気づくこと。そこから新しい物語が始まります。
彼らがいる。ただそれだけで幸せ。
幸せすぎて、ついこんな顔になってしまう。
どうしてぷかぷかのあちこちに「ほっこり、まったり、にっこり」があるのか、うまく説明できません。彼らのこと好きで、いっしょにぷかぷかをやってきたら、自然にこんな雰囲気になっていました。
一つだけ言えることは、彼らといっしょに生きている、という関係であること。間違っても彼らを管理したり、支援したりしていないことです。ですから、彼らはありのままの自分でいられます。仕事をしながら、自分の人生を生きています。だから仕事場にあんなにも笑顔があるのだと思います。
「ほっこり、まったり、にっこり」は、そのままの彼らの姿なんだと思います。