やまゆり園事件に関して支援現場の問題、運営法人の問題、県、国の問題、そして人びとの心に巣くう偏見など、要点を短くまとめた記事です。
《事件の責任は重層的だ。》
と指摘しています。重層的、というのは私たちみんなに責任があるという意味です。その指摘に私たちはどう答えていくのか、です。新聞を読むだけでは何も変わりません。私たちに関わることをちゃんとやっていく、そうしないと事件を起こした社会は何も変わりません。
《「障害者を人として扱っていない」とも言える福祉の実態》
という指摘がありました。福祉の現場が、どうしてそうなってしまうのか、って思います。
ぷかぷかが大好きな方がこんなことをブログに書いていました。
《ぷかぷかに行くとホッとします。
笑顔になります。
凝り固まった心をマッサージされたようにほぐれていくのがわかります。
でもそうさせてくれるのは、世の中で障害者と呼ばれているぷかぷかの利用者さんなんですよね。助けてあげると言われる存在に私たちはたくさん救われ、助けてもらっていると言うことを身をもって教えてもらいました。》
ぷかぷかは「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいいよ」と言い続けています。言うだけでなく、そういう雰囲気を作っています。雰囲気を作っているのはスタッフではなく、ぷかぷかで働いている障がいのある人たちです。その雰囲気にふれた人がぷかぷかが大好きになり、上のようなブログを書いたのです。
新聞で指摘された福祉の現場と、何がちがうんだろうと思います。
近くの大学の授業で学生さんとぷかぷかさんが一緒に演劇ワークショップをやりました。
いっしょにいるだけでこんなに楽しい。
こういう関係が福祉の現場でどうしてできないのかと思います。