10月15日、創英大学でぷかぷかさんと学生さんですごろくワークショップ。
サイコロを転がして、目の数だけ進み、そこの問いにひとりひとりが答えるだけで、自然に笑顔が生まれ、関係ができていきます。
すごろくワークショップを40分くらいやって、その時の気づきを5行くらいの詩に書き、発表してもらいました。ごちゃごちゃ書くのではなく、5行くらいの詩にまとめるところがポイントです。自分の内面に集中できます。
みんなの前で発表してもらったのは、それぞれの気づきをみんなで共有したかったからです。人の気づきを聞くことで、気づきの幅が広がります。
それぞれのぷかぷかさんとの新鮮な出会いが感じられました。授業後に書いてもらった感想と併せて学生さんたちの素敵な言葉たちを紹介します。
・素直なキモチは伝えづらいけど、スラスラ言えるって 素晴らしいな。
・映像(前回の授業で『Secret of Pukapuka』と共生社会をテーマにしたEテレの映像を見た)だけだとわからなかったことが、実際に会って、ぷかぷかさんのこと、いっぱいわかった気がする。
・いっぱいいっぱい笑えたよ。
・質問の中で自分の性格や家族について思うことなど、答えることが難しかったり、恥ずかしいなと思ってしまうことも、はっきり、しっかり教えてくれた。カッコいい。
・目を見て話しを聞いてくれて、とてもうれしい気持ち。
・自分自身を強く持っていてかっこいい。
・じぶんの好きなこと、好きなものを笑顔いっぱいで話してくれて、キラキラしていて
素敵。
・映像だけではなく 、実際に会って話してみると、やさしさなどの気持ちの面だけででなく、笑顔などの姿を見ることができて、すごい学び。
・自分の得意なことや好きなことなど笑顔で話してくれて、こっちまで笑顔に。
・新しい出会い 新しいつながり 一つの空間に明るい風が吹いてきた
ぷかぷかの人の不思議な力 いつの間にか明るい気持ちになっていた。
・自分自身をわかっているのもすごいし、かっこよかった。
・どの話も聞いていてわくわく、どきどき。
・素敵な笑顔と優しさでもっとたくさん話していたいな。人柄に惚れます。来週も話せると思うととても楽しみ。
・話を聞いていると自然と笑いが出て、みんな笑顔になっている。
・手作りの心のこもったすごろく
・サイコロコロコロ 心はドキドキ
・いつの間にか 会話も心もはずんでる。
・お話し上手な利用者さんや、一生懸命話しているところ、楽しそうに話す姿を見て もっと知りたくなりました。
・一生懸命話してくれたり、友達の分をフォローして伝えてくれたり、本当の話か、妄想の話かわからないけど、おもしろい話を聞かせてくれて、想像力も豊かになれた気がしました。
・たくさんの笑顔を見ることができて、とても心があたたかくなった。
・初めてちゃんと関わってみて、知らなかった面を見ることができて、とてもうれしかった。
・自分のことを一生懸命話す姿や、楽しそうに話す姿を見て、聞いている側も笑顔になれた。
・すごろくが終わったあとには、何人も寄ってきてくれて、いろいろな話をしてくれて、とてもうれしかった。
・好きな歌のグループが同じでびっくり。グループの中でも好きな人が一緒でうれしかった。
・初めてで恥ずかしがっている友達のことも教えてくれるやさしさを見ることができました。
・ロサンゼルスにダンスをしに行ったこと、ブラックコーヒーが飲め、楽しい休日を過ごしていること、鹿児島県に行ってみたいことなど、ひとりひとりとたくさんお話ができて、とてもよい経験ができました。
・話してみると、すごく気さくで、お話し上手で聞き上手
・いっしょにいると自然に笑顔になるようなパワーを持った人たち。
・自分の話をたくさんしてくれて、性格が少しおっちょこちょいだったり、好きなアーティストの話をしたり、少しずつぷかぷかさんの魅力がわかってきました。
・ひとりひとり、思い考え異なり 人の個性ができあがる。
みんなちがってみんないい とはこういうことだろうか。
・私たちに一生懸命自分の気持ちを伝えようとする姿に心動かされた。
・楽しかったこと、悲しかったこと、自分の思い出を話するのが楽しそう。話を聞いて応答することでまたまたどんどん話ができて止まらない。
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たかがすごろくのゲーム。でも、そのすごろくを通してのぷかぷかさんたちとの出会いが学生さんたちからこんなにも豊かな言葉を紡ぎ出します。そしてこの言葉たちこそが、障がいのある人たちといっしょに生きていく居心地のいい社会を作っていくのだと思います。
やまゆり園事件を超える、などというと、すごく大変なイメージがありますが、すごろくワークショップをやって、楽しい時間を一緒に過ごすだけで、事件を超える関係ができるのです。感想の中に「たくさんの笑顔を見ることができて、とても心があたたかくなった。」というのがあります。ぷかぷかさんたちの笑顔を見て、ただそれだけでとても心があたたかくなった、というのです。なんて素敵な関係だろうと思います。
やまゆり園で、障がいのある人たちとこんな関係ができていれば、事件は起きませんでした。どうしてそんな関係がなかったのだろうと思います。
11月14日(土)横浜ラポールで、映画を手がかりにやまゆり園事件を超える社会を作って行くにはどうしたらいいのかの話し合いをします。創英の学生さんたちからぷかぷかさんたちとの出会いの話も聞きます。彼らとはやっぱり出会った方がトク!です。おつきあいした方がトク!です。トクすることが事件を超えることです。トクして事件を超えるなんて、なんだか一石二鳥。こりゃもう上映会に来るしかないです。