NHK Eテレ 先ほどの放送が、もうアップされていました。「映像」「文字と画像」が見られます。
取材でインタビューを受けている時、突然フタミンがやってきました。
「明日からキャンプに行きます」
「え?いつ決まったの?」
「え〜と、さっき」
「誰と行くの?」
「みんなで」
「みんなでいったらお店はどうするの?」
「お店は、ふわふわって消えちゃうの。」
「え?消える?…そうか、このお店は魔法なのね」
「そう、だから消えちゃうの」
…と、突然始まるこういう話につきあうのが、すごく楽しいです。
「なにバカなこと言ってんの。さ、仕事仕事」
といってしまうのは、なんだか寂しいです。せっかくの話がもったいないです。ぷかぷかのお店が魔法のように消えちゃう話につきあう方が、人生、ずっと楽しくなる気がします。
「共に生きる」って、彼らの生きる世界を「リアルに」いっしょに生き、いっしょに楽しむことだと思います。
彼らの生きる世界を一緒に楽しめる感覚を持っているかどうか、ですね。その感覚は、私たちを自由にし、生きる世界を広げてくれます。何よりも人生が楽しくなります。「そうか、お店は魔法で、ふわふわって消えちゃうんだ」って、フタミンの世界に入り込んだ方が、絶対に楽しいです。
次の日になって、フタミン捕まえて
「あれ、お店消えてないじゃん」
「魔法使いがどっかに行っちゃったのかも」
という話が延々続きます。
フタミン。彼の生きている世界は、こんなに色鮮やか。
フタミンに描いてもらった絵を大事にしているスタッフもいます。
Eテレの記者の取材を受けるフタミン。絵の説明を受けるが、多分半分くらいはわからない。わからないまま、そのわからなさを楽しむのがコツ。