親子三人で参加した浅川さんの感想です。
「できないから助けてあげる、支援するというのが今の福祉の考え方のような気がします。でも私は、できないことを補い合うのではなくて、一人ひとりの持っているパワー(好きなこととか得意なこと)を出し合う方が社会は豊かになるんじゃないかなと息子たちを育てながら思うようになりました。
ぷかぷかの舞台はまさにそれを体現していたと思います。
高崎さんはぷかぷかさんと一緒に生きていった方がトクと言われます。ぷかぷかの舞台はめちゃくちゃ考えなくちゃいけないし、とっても疲れました。それなのに心はいつもポカポカしていました。障害がある人もない人あなたも私もみんなが一緒に生きていった方が誰にとってもハッピーなんだと感じさせてくれました。
みーんな一緒でみーんなごちゃまぜに生きていった方がとっても楽しいめっちゃハッピー改めてそう思います。」
そういうことがよく見える映画です。みんなが好きなことやって、もうごちゃごちゃな雰囲気なのですが、それでも最後舞台でまとまっていきます。演出をやった花崎さんのチカラはもちろん大きいのですが、それでも尚、演劇ワークショップという場のチカラがあると思うのです。みんなが集まり、みんなが自由にそこで生きるときに生まれる「場のチカラ」です。それがみんなの背中を押し、あの舞台ができたのだと思います。演出家一人が頑張っても、あの舞台のエネルギーは出てきません。ぷかぷかさんといっしょに生きることで生まれるエネルギーです。ぜひ見てください。