先日のNHK首都圏ネットワーク「あすへの一歩」に登場した金原さんの話をもう少し。
お店に行く、というのはぷかぷかさんとおつきあいするということです。それが生活の一部になっている、といいます。
金原さんは「ともに生きる社会を作ろう」とか「共生社会を作ろう」といった言葉を聞いて、ぷかぷかさんとのおつきあいをはじめたわけではありません。そもそもぷかぷかは、そういった言葉を使ったことがありません。
お店に来て、買い物しているうちに、ぷかぷかさんたちの楽しさ、優しさ、あったかさにふれ、もう自分の生活の中で、なくてはならない大切な存在になっていったのだと思います。
障がいのある人たちが、自分の生活の中で
「なくてはならない大切な存在になっている」
って、なんかすごいことじゃないかと思います。しかもそういったことが、いろいろ啓蒙活動をやった結果ではなく、ぷかぷかさんに任せていたら、いつの間にかそんな風になっていた、というところがおもしろいなと思います。これぞぷかぷかさんのチカラです。
そういうチカラをみんながもっと認めれば、彼らの活躍できる場面がもっともっと増える気がします。彼らに任せておくと、こんなとんでもなく素敵な広がりが知らない間にできているのです。任せなきゃソン!ですよ、ほんとに。
全国の福祉事業所のまわりに、金原さんみたいに思う人がいっぱい出てきたら、社会はきっと変わります。