生協の店頭市に出した「なのはな村」(宮崎県都城市)のお店。
これがFacebookに載っていたので、
「相変わらずいいもの売ってますね」
と書き込んだら、
「いいものだから、と、売れるとは限らないのです」
と、なのはな村の藤崎さん。
まぁ、そうですね。それが現状なんだと思います。
ぷかぷかのパンも、最初の頃はほんとうに売れませんでした。国産小麦、天然酵母でおいしいパンを作ればぜったいに売れる、と思っていたのですが、それが思ったほど売れないので、がっかりしました。こんなにおいしいパンがどうして売れないのかって。
でも売り続けるしかないというか、自分を信じるしかなかったですね。一人でも「おいしい」って思う人がいれば、そこから時間はかかっても、その「おいしい」がきっとまわりに広がっていく、と思っていました。
ぷかぷかは
「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいいよ」
のメッセージを発信するところから始まりました。障がいのある人たちはなんとなくいや、近寄りたくない、というマイナス評価が蔓延する中でのスタートでしたので、困難はある程度予想はしていました。
「いっしょに生きていった方がいい」
なんて言葉は、
「え?どうして?」
と受け止める人がほとんどだったと思います。
私が「一緒に生きていった方がいい」「その方がトク!」と思ったのは彼らとの出会いがあったからです。ですから、彼らといい出会いをすれば、きっと思いは伝わると思っていました。
お店で彼らと出会う人たちが少しずつ増え、「ぷかぷかさんが好き!」という人たちが増えてきました。パンのおいしさに出会う人も少しずつ増えてきました。
パンのおいしさとぷかぷかさんたちの魅力が重なって、今、たくさんのファンの方たちが、ぷかぷかを支えてくれています。本当にありがたいことだと思っています。
自分を信じること、そして続けること、それがすごく大事だとあらためて思いました。