でんぱたがスタートして1ヶ月ですね。
メンバーさんもスタッフも、これまで違う場所で生活や活動をしてきたわけですから、もちろん、お互いに相手のことをよくわからない。そんななか、一緒に毎日を過ごすこととなり、ようやく相手のことをなんとなくわかってきたのかな。そんな1ヶ月だったのではないでしょうか。
5/7仕事初日。メンバーの皆さん農作業ビギナーということで、何をどこまでやってもらうのかは、畑に出て皆さんの働きぶりを見て考えようと思っていました。
ですが、なんと初日から耕運機を操作してもらうことができたのです。そして、耕運機のリコイルスターター(プーリーに巻かれたローブを引っ張りエンジンを始動する)を、何回も何回も引っ張ってもエンジンがかからず、それでも諦めないメンバーさんの姿がありました。
初日、帽子を被りたくない、軍手を着けたくないメンバーさんがいました。でも、帽子と軍手は安全健康を守るためのものですから、スタッフも粘り強く伝えました。
そしてメンバーさん。次の日からは、自分でしっかり帽子を被っていました。そして数日後には、何も言わなくても軍手を着けて仕事をする姿がありました。
軍手を着ける。シャベルで穴を掘る。手で草を引っ張って抜く。手のひらや指で苗に土を被せる。簡単なことのように思いがちですが、すべてはそこに気持ちが働くことで、はじめてできることなのだと思います。
当たり前のことですが、メンバーさん一人ひとりの気持ちや想いを大切にしていきたいと思っています。
野良しごとや他の仕事やでんぱたでの過ごしのなかで、メンバーさんが気持ちや想いの表し方を見つけたり、自分だけではなく相手の気持ちや想いを大切にすることを経験したり。でんぱたを、そんな経験をたくさんしていけるような場所としていきたいです。