ひよりちゃんがご飯を食べに来ました。そばにいるだけで幸せな気持ちになります。
人を幸せな気持ちにさせる、というのは、すごいチカラだと思います。生産性の価値基準では語れないチカラであり、その人がいることの意味であり、価値です。
そういうチカラを持った人があちこちにいることが、街の豊かさではないかと思います。
いつだったかぷかぷかの上映会の感想に、
「ぷかぷかがあることが街の価値を高めている」
と感想を書いてくれた方がいましたが、ぷかぷかさんたちのチカラをちゃんと見ている方なんだと思いました。
「街の価値」という言葉が素晴らしいと思います。そういうものをぷかぷかが作りだしている、ということ。
都筑区のグループホーム反対運動では、反対理由の中に
「障害者のグループホームができると土地の価値が下がる」
というのがありましたが、正反対の評価です。
この差はなんなのか。
結局のところ、当事者の人たちといい出会いをしているかどうかだと思います。
私は街の人たちに障がいのある人たちに出会ってほしいと思ってぷかぷかを街の中に作りました。たくさんの人が彼らと出会い、たくさんのファンができました。
「ぷかぷかがあることが街の価値を高めている」
という言葉も、その出会いの中から生まれてきたのだと思います。
人を幸せな気持ちにさせるような人は、街の宝だと思います。宝は大事にしたいです。
「障害者に税金を使う意味があるのか」
という意見もありますが、それに対しては
「意味があります」
と自信を持って言いましょう。
そのためには、彼らと一緒に生きる事で私たち自身が豊かになったことを実感することがまず第一です。そのことを外に向かって発信しましょう。街が豊かになったことも。
さらに、彼らと一緒に生きることで社会を豊かにするものをいっぱい作りましょう。
ひよりちゃん、真ん中で頑張っています。
「障害者はいないほうがいい」ではなく、こういう人とはやっぱり一緒に生きていったほうがトク!なのです。
やまゆり園事件の判決がもうすぐ出ます。
どんな判決が出ようと、私たちはひよりちゃんたちと一緒に生きていきます。