2030年4月1日
一人の青年が広場に立っている。ベンチには気持ちよさそうに眠るセノーさん。
「あの広場のうた」を鼻歌で歌う青年の脳裏に、この20年の思い出が走馬灯のようによみがえる…
こんな風に始まるぷかぷか10周年アニバーサリー映画『ひろばのうた』(仮)の製作がいよいよ始まります。
ぷかぷか10周年。ぷかぷかは何をしてきて、これから何をしていくのか、どういう社会を作ろうとしているのか。
それを映像で表現したい。未来に向けてのメッセージ。
始まりは、10年先からこの10年を振り返ってみよう、というもの。ひょっとしたら10年先の社会は
「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいいよ。その方がトク!」
なんてメッセージは、もう色あせています。
「そんなの当たり前じゃん!」
ていう雰囲気。
障がいのある人もない人も、みんながもっともっと生きやすくなっています。
そんな社会を作っていく中心になっているのが、ぷかぷかさん達。
「ぷかぷかさん達は社会を耕し、豊かにしている」
という気づきが、たくさんの人たちに共有され、社会が変わっていきます。
難しいことではありません。
「彼らと一緒に生きていく」
ただそれだけです。
何かやってあげようとか、「支援」ではなく、ただ一緒に生きていく。
ただそれだけで社会が変わることを、ぷかぷかの10年は、具体的に示してきました。
『ぷかぷかな物語』『Pukapukaな時間』、ぷかぷかのホームページ、Facebookを見てください。ぷかぷかのまわりで社会が少しずつ変わってきたことがよくわかります。
「共に生きる社会を作ろう」「共生社会を作ろう」なんてキャッチコピーのような言葉ではなく
「いい一日だったね」
って、お互いいえるような関係を作るだけ。そういう一日をいっしょに作るだけで、まわりが変わってくるのです。
難しいことではありません。その気になるかどうかだけです。
ぷかぷか10周年アニバーサリー映画『ひろばのうた』を見た人みんなが、その気になってくれるような、そんな映画を作りたいと思っています。
企画・ディレクション:宮原契子(脳腫瘍で亡くなったしんごっちのお母さんたちがやっている「子どもホスピス」のプロモーションビデオを作りました。ホームページの右側に映像がはめ込まれています。
「親が精神障害、子どもはどうしてんの?」というぷるすあるはの映像も作りました。
いずれの映像も宮原契子さん、内田英恵さんのコンビで作っています。
撮影、編集:内田英恵(ぷかぷかの最初のプロモーションビデオを世界自閉症フェスティバルの主催者に紹介してくれました。それがきっかけで、カナダの旅が実現しました)
内田さんとテラちゃん。テラちゃんはカナダで大活躍。
音楽・音響:藤木直人(映画『ぷかぷかさんカナダをゆく』エンディングの盛り上がりは藤木さんの音楽のおかげです。第5期演劇ワークショップの音楽もすべて藤木さんです。)
「こんな歌聴いたことない感」にあふれた歌を世界に向けて発信しようともくろんでいる藤木さん
どんな映画に仕上がるのか、楽しみにしていてください。
未来へのメッセージです。みんなで作っていきたいと思っています。こんな風にしたらいい、こんなことも入れた方がいい、といった意見、どんどんお寄せください。みんなでステキな未来を作っていきましょう。ご意見は下記サイトへ