区役所の課長、係長クラスの人権研修会をやることになりました。
ぷかぷかを見学して、ぷかぷかの映画を見て、私の話を聞く、というのが、一般的ですが、それだけでは何かつまらない感じがしたので、詩のワークショップをやりませんか、という提案をしました。
見学と映画を見るだけでは、それほど人は変わりません。でも、見学と映画を見ることで気づいたことを元に詩のワークショップをやると、ふだん味わえない発見があって、多分人は少し変わります。
気づきを5行くらいの詩にまとめ、それを集団の詩としてまとめ上げ、最後にそれを誰かに向かって朗読します。ちょっとした気づきが自分の中で何倍もふくらみます。こういったことが自分を豊かにします。
詩を朗読することは、ただそれだけで自分を少し解放します。びっくりするような新鮮な発見があります。それは少しだけ自分を自由にします。新鮮な発見の分、世界が広がるのですから。
詩のワークショップをすると、ちょっとした気づきが、自分の中で,思いもよらない形で豊かに広がっていくのです。
考えても見てください。課長、係長の立場の人が、誰かに向かって,自分たちの作った詩を朗読するのです。ふだんあり得ないことをやるのです。
言葉に丁寧にふれる、相手のことを思う。ドキドキしながら、詩を、朗読する。
なんだか、考えただけで、わくわくします。ひょっとしたら、予想もしない大発見があるかも知れません。
これがぷかぷか流人権研修会です。
誰かに向かって詩を朗読する。