映画『だってしょうがないじゃない』を見に行きました。
発達障害をかかえながら一人で生活している叔父さんの日々を、40才を過ぎて発達障害と診断された映画監督が撮り続けた3年間の記録です。
全くの自然体で生きるまことさん。一人で暮らしていくのは難しいので、いろんな人に支えてもらいながら、古い一軒家で一人暮らしをしています。監督も精神的に不安定なところがあって、朝昼晩薬を飲みながらの生活。その二人が絶妙なコラボを演じます。
ちょっととぼけた感じのトロンボーンの音が素晴らしくいい。まことさんと、それに絡む映画監督の、なんともおかしい人生をやわらかく支えます。
障がい故に、いろいろ大変なことはあります。
「だってしょうがないじゃない」
そして、その生き方に、どこかホッとします。
おしゃべりの止まらないぷかぷかのツジさん。
「だってしょうがないじゃない」こういう人なんだし…
すきを見ては寝ているセノーさん。
「だってしょうがないじゃない」こういう人なんだし…
迷子にならないようにつけているGPSを外してたびたび迷子になってしまうイクミン
「だってしょうがないじゃない」こういう人なんだし…
「だってしょうがないじゃない」は
諦めでもなく、開き直りでもなく、黙々と自分の人生を生きていく,それは生き方
社会にあわせるのではなく、ありのままの自分で生きていく。
自分の人生なんだから。
堂々と生きていこう。
京急黄金町『ジャック$ベティ』で上映中