町田でもグループホームの反対運動が起こっているようで、全く気が滅入ります。「土地が汚れる」なんて、ひどい言い方です。
それでも記事の最後に希望の持てるいい話が載っていました。グループホームができて何年かたつとこんなうれしい変化もあるようです。
《 反対運動にかかわっていた住民から「あの頃は、精神障害のことを知らなかった。町内会の掃除にもよく出てきてくれて。ご近所なんだから気兼ねしないで」と声をかけられた。何か特別なことをしたわけではない。でも実際に住み始めて、受け入れてもらえていると感じるという。
近所に住む男性は言う。「あれだけ大騒ぎしたけど、できる前とできた後、何も生活は変わっていないよね」》
こういう話こそ大事だと思います。グループホーム建設反対運動の記事は、いつもうんざりするものばかりです。こういう運動はおかしい、というニュアンスで書いてあるのですが、そういう記事をいくら書いても、反対運動はなくなりません。まっとうな話が通じないところで反対運動は起こっているのですから。
むしろ今回の記事のように、グループホームが建って何年かすると、こんな風に地域が変わってくる、という話は、反対運動をやっている人たちに,うまくすれば前向きの新しい気づきを届けるかも知れません。
要するに障がいのある人たちとおつきあいがなかっただけ。おつきあいがはじまると、地域がかわってくるのです。
そのうち「ここに来てくれてありがとう!」という声もきっと出てきます。ぷかぷかはできて何年目かに,そんな声を聞きました。
緑区でもめたグループホームも、
「毎週土曜日の朝、地域に出て掃除をした方がいいですよ、地域の人たちはみんなそういったことを見ていますから」
というアドバイスを開所前に言っておいたのですが、本当にやっているのかどうか、今度見に行こう。
とにかくコツコツとこういうことをやり続けていれば、地域は変わってきます。彼らはいるだけで地域を耕します。ぷかぷかがそうですから。
障がいのある人たちとのおつきあいの機会を作ること。それがすごく大事だと思います。
希望は自分で紡いでいくのです。
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