近くの小学校から人権講演会を頼まれました。小学1年から6年まで600人くらいを相手にするそうです。
大人なら、なんかテキトーにいろんな話ができるのですが、子ども相手にテキトーにしゃべるわけにも行かないし、おしゃべりだけしても子どもたちはすぐに飽きてしまいます。子どもたちがわくわくするようなことやってみたい、とぷかぷかさんを連れて行くことにしました。
ダンスの得意なボルトさん、ポケモン博士のショーへーさん、計算マシーンのツジさん、太鼓の名人大ちゃん達を連れて行って、それぞれ得意芸を披露してもらいます。
ダンスはもちろん最近有名になった忍者ダンス。忍者まつりの音楽をがんがんかけて踊ってもらいます。
で、子どもたちに
「今のお兄さん、カッコいいと思う人」
「カッコわるいと思う人」
って聞きます。ボルトさんのダンスを見て、カッコわるいという人は多分いません。
では、何がカッコいいのか、いろいろカッコいい理由を聞きます。子どもたちの見つけたカッコよさがたくさん出てきます。
そんなカッコいいボルトさんも、街の中では一応「障害者」です。
子どもたちが「障害者」という言葉にどういうイメージを持っているのかよくわかりません。あるいは身近な「支援級」の子どもたちにのこと、どう思っているのかよくわかりません。
確かなのは、今目の前で踊ってくれたボルトさんは、みんな「カッコいい!」って思ったこと。
大事にしてほしいのは、こんなふうに自分たちが実際に体験したことです。目の前の「障害者」とおつきあいして思ったこと。それこそが本物です。これを大事にしてほしいと思うのです。
障害者のグループホーム建設反対運動があって、その説明会に参加したとき、強硬に反対している人は実際に障がいのある人たちとおつきあいしたわけではありません。テレビなんかを見て、障害者は犯罪を犯す、と思い込んでいるだけです。
子どもたちにはそんな風になってほしくないと思っています。
だからボルトさんのこと、「カッコいい!」って思ったら、その印象こそ大事にしてほしいと思うのです。そこからおつきあいをしてほしいと思うのです。
ショーへーさんにはポケモンの話をしてもらいます。
計算の得意な子ども、先生に前に出てきてもらって、ツジさんと一緒にみんなで計算競争をやってもらいます。
大ちゃんには得意な太鼓をたたいてもらいます。
子どもたちは彼らのこと、どう思うのか、とても楽しみにしています。
何よりも、「ぷかぷかさん達とはつきあった方がトク!」って思ってくれたらいいな。
12月19日(木)10時半から十日市場小学校体育館でやります。興味のある方ぜひ見に来てください。その時は一応学校に電話して見に行っていいかどうか聞いてくださいね。
あちこちの小学校で、こういう試みをやるといいなと思っています。ぷかぷかさんと一緒に出前します。