早稲田大学で「すごろくワークショップ」をやってきました。ぷかぷかさんたちと一緒に楽しいすごろくゲームをやる授業です。わずか30分程度の「すごろくワークショップ」でしたが、学生さんの雰囲気がどんどん変わっていって、ものすごくいい授業でした。授業の担当教員は、学生さんがこんなにも明るく自分のことを語ったのは初めて、とびっくりしていました。
「すごろくワークショップ」のすぐあとに、前回の映画を見た体験も含めて「ぷかぷかさんに出会う前の自分、ぷかぷかさんに出会ってからの自分」をテーマにした詩を書くワークショップをしました。5行程度の短い詩を書き、その詩をグループの詩としてまとめていきます。
それぞれの詩を書くときは、結構大変そうでしたが、個人の詩を一行ずつばらし、グループの詩としてまとめるあたりから場のテンションがぐんぐん上がってきて、それをみんなの前で発表するときはすごい盛り上がりでした。
ただ感じたことを一人一人話すようなふり返りではなく、体験をお互い共有することと、体験をそれぞれの中で更に深める、ということを目的として詩のワークショップをやったのですが、思っていた以上の盛り上がりがあり、すごくよかったと思います。
いずれにしても最初のきっかけを作ってくれたぷかぷかさんたちの存在のチカラに感謝!です。
正面の建物の16階のすばらしく眺めのいい会議室でやりました。
ぷかぷかさんの話を聞いているうちにだんだん笑顔に。
手を繋いでぐるぐる回る
ぷかぷかさんと腕相撲
好きな歌を歌う
個人詩を書いて、グループの中で発表
個人詩の言葉を切り離し、グループの詩にまとめる。この作業がすごく大変。でも、お互いの感じていることがわかり、だんだん盛り上がってくる。
グループの詩をみんなの前で朗読。誰かの前で詩を朗読する体験は、ほとんどの人はおそらくはじめて。
すごろくについて こんなに早く友達になれるのだなと思った。名前も歳もお互いにわからない状態なのに、lineを交換しよといわれたり(結局しなかった)サンリオピューロランドのお誘いがあって驚いた。すごろくの質問とは全然違う答えを言ったりしていたけど、ルールに縛られない自由な様子に、これでいいのだと思えてよかった。意思疎通がうまくいかず、何度も聞き返してしまって、話が進まなかったり、伝えたいのであろうことが伝わってないことがあり、もっとお話しして慣れて、もっとぷかぷかさんの人たちのことを知りたかったなと思った。 ・詩について 5行の詩を切って新しくみんなで詩をつくろうという試みは初めてで、自分でつくるとなったときは皆戸惑ってなかなか書き出せずにいたけれど、それぞれ素敵な詩を作っていた。詩は緊張や不安があったが、出会ってすがすがしい気持ちになったというだいたい同じ感じだったけれど、表現の仕方は全く違って、一つの詩にまとめていく段階でそれぞれの詩的表現が混ぜ合わさって新しい美しい詩になっている様子がおもしろかった。
本日ぷかぷかさん達とのワークショップを行い、最初はどう接すればいいのだろうかという不安を抱えながら教室に向かったのですが、グループのぷかぷかさん2人は非常に気さくに話してくれたり、話や歌やダンスで場を盛り上げてくれたりとすぐに打ち解ける事が出来ました。また彼らの純粋さ、素直さに触れ自然体で話すことができ、笑顔になり、暖かい気持ちになりました。今まで障がいを持つ人に対して、どこか近寄りがたい気持ちを持ってしまっていましたが、実際に接してみるとなんてことなくコミュニケーションが取れてしまったので、それまでの自分が恥ずかしく思えてきました。僕達があの教室ですごろくゲームを通して作り上げることの出来たあの場の雰囲気から共生に近いものを感じ取ることができました。今回は限られた時間の中の交流でしたが、また機会があればもっと長い時間を共有できたらと思います。ありがとうございました。
(授業の担当者は)
ぷかぷかさんのおかげで、学生さんの、いい顔をみることができました。はじめは、学生さんたち、もの凄~く緊張していて、ちょっと心配しましたが、そんな心配ご無用でした。 ここまでの4回の授業で、学生さんは共に生きるってなんだろうってモヤモヤしていたなか、共に生きるって楽しいこと、気持ちいいこと、心地いいことなんじゃないかって気づいたのではないかと思います。 もともと、私は授業で話しやすい雰囲気をつくることを心がけてますし、学生さんからもそういう授業だと評価してもらっているという自負がありました。 が、ぷかぷかさんにはかなわないですね!これからの授業の雰囲気も変わると思います。 活発に話し合ってしてくれるようになるのではと思ってます。私もすっかり得しちゃいました。本当に、ありがとうございました。(宮野)