ぷかぷか日記

ルールに縛られている私たちの人生よりも楽しそうな人生

早稲田大学の「共生社会と言葉」という講座で、『Secret of Pukapuka』の上映と、私の話をしてきました。

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 映画はぷかぷかの楽しい雰囲気を存分に伝えたようでした。こんなに笑顔で働ける環境がうらやましい、という感想もありました。私は彼らとおつきあいすることでいろんな「規範」がとれ、生きることがすごく楽になった、という話をしたのですが、これは若い学生さんたちの気持ちをずいぶん揺り動かしたようでした。障がいのある人とおつきあいして、生きることが楽になった、なんていう人はあまりいませんから。

 何よりも学生さんの中にある障がいのある人たちのネガティブなイメージが、映画を見たり私の話を聞いたりすることでポジティブなイメージに変わったことは、すごくよかったと思います。障がいのある人たちのグループホーム反対を叫ぶ人たちを相手にこの映画を上映したときは始まって5分もたたないうちに、こんないいところばかり撮った映画は見たくないと言われ、泣く泣く上映を中止したことがあります。そんな頭がガチガチになった大人たちに比べると、なんて頭の柔らかい人たちなんだと思いました。こういう人たちにこそ希望があると思いました。

 それと「共生社会」がどんなものか、何を生み出すか、が映画から少し具体的に見えたのではないかと思います。「共生社会」は、アーダコーダ議論を重ねてできるものではありません。彼らといっしょに生きていく関係をとにかく作る、そこにこそ「共生社会」は生まれてきます。映画はそれを見せてくれたように思います。

 以下、学生さんたちの感想です。来週はぷかぷかさんたちを連れて行って「すごろくワークショップ」をやる予定です。そのあとぷかぷかさんとの出会いの体験を詩のワークショップをやることで振り返ってみようと思っています。時間が1時間弱しかないので、かなり厳しいワークショップになりそうですが、ただ感想を言うのではなく、詩のワークショップという形で、体験をお互い共有し、もう少し掘り下げられたら、と思っています。

 

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