ぷかぷかの近くの創英大学でぷかぷかさんと学生さんですごろくワークショップをやりました。ほとんどの学生さんは障がいのある人とのおつきあいが初めてだったので、とても新鮮な出会いがあったようでした。
おつきあいしてみたら、私たちと感じ方も考え方も同じ、ということがわかり、障がいのある人たちのイメージが180度変わりました、という人がたくさんいました。
ほんのちょっとおつきあいしただけで、人はこんなふうに変わります。要はそういうおつきあいの場を作るかどうかだけです。
相模原障害者殺傷事件を超える社会を作る、というのは、こういうおつきあいの場をあちこちで作ることだと思います。全国の福祉事業所が、こういうことを地域でやっていけば、社会は確実に変わります。
でも、多分ほとんどの事業所はやらないだろうな、と思います。なぜなのか。そこにこそ、事件を取り巻く福祉事業所の問題があるように思います。
創英大学では、イメージが180度変わるだけでなく、一緒に新しいものを創り出すところまで関係を深めて行きたいと考えています。このあと、アートのワークショップ、演劇ワークショップ、ぷかぷかさんとの出会いを詩にまとめるワークショップが続きます。一日ぷかぷかで働く「体験実習」もやります。学生さんたちがどんな風に変わっていくのか、すごく楽しみにしています。
すごろくの中に「誕生日にプレゼントしてほしいもの」というのがあって、その時にサイトーさんが
「ものじゃなくて、お父さんとお母さんの愛情だけあればいい」
といい、それを聞いた学生さんが
「世の中にこんな優しい気持ちを持っている人がいるんだ」
ってびっくりしました、と発言していました。
障がいのある人たちへは上から目線で見る人がほとんどの中で、こんなふうにぷかぷかさんの発言に素直に驚く、というところがすごくいいなと思いました。こういう出会いこそ大事にしたいと思うのです。
すごろくワークショップは、よくある「ふれあい」ではなく、出会うことで、お互いの世界が広がるような関係を作っていくのです。
いっしょにすごろくを見ながら駒を進めていきます。
ぷかぷかさんと腕相撲 「キャー、この人、すごい!」
みんなで手を繋いでぐるぐる回る。「こんなこと、久しぶり!」