現代書館から出ている『福祉労働』という季刊のちょっと堅い雑誌に8月3日の上映会の話が載っていました。現代書館の若い編集者が書いたのですが、上映会でやろうとしたこと、伝えようとしたことを、すごくうまくまとめていると思いました。
「相模原障害者殺傷事件についての集会ーーではあるが、会場のあちこちで笑い声が聞こえ、障がいのある人と子どもが一緒になって走り回っている。そこには、明るさと希望が満ちていた。」と書いてあります。
特にそういったことを計算していたわけではないのですが、ぷかぷかさんといっしょにいると、自然にそういう雰囲気になります。明るさと希望は、彼らが作り出すものです。
相模原障害者殺傷事件以降、社会に必要なのは、この「明るさと希望」だと思います。ぷかぷかさんがいると、ただそれだけでそういったものが生まれるというのは、やはり彼らを軸にした社会を作ってこそ、事件を乗り越えられるのだと思います。
「ぷかぷかさんといることで、周囲の人間の心がまるくなる」
とも書かれていて、すごくいい表現だと思いました。まわりの人に対し、とがった心を持ちがちな現代社会にあって、ぷかぷかさんが社会にいることの大事さをあらためて思いました。上映会の会場全体が、ほっこりあたたかな雰囲気に包まれたのも、ぷかぷかさんのおかげですね。
たまたま今回の『福祉労働』に載っていた相模原障害者殺傷事件をテーマにした『生きるのに理由がいるの?』というドキュメンタリー映画の上映会で、ちょっとした意見の違いで険悪な雰囲気になり、げんなりしたことがありました。お互い、つい心がとがってしまうんですね。本当はそういったものを乗り越えるための上映会なのに、私たち自身が自分の中のとがった心をうまく収められないんですね。「まぁまぁ、そこまでにしましょう」で無理矢理収めてしまいましたが、後味の悪い上映会でした。
それを思うと、8月3日の上映会は話し合いも気持ちよくでき、「明るさと希望」も感じられる本当にいい上映会だったと思います。あらためてぷかぷかさんに感謝!です。