花岡さんのブログ
hanaちゃんはぷかぷかさんよりも生産性が低いのかどうか、というとても大事な問題を花岡さんは取り上げています。あなたはどう思いますか?
「何かができる、できない」の評価は、魔物のように私たちにとりついています。その魔物にどう向き合うのか、ということ。
「何かができる、できない」という評価を超える価値が人間にはあることを教えてくれたのは、養護学校の教員になって最初に受け持ったアンジェルマン症候群の重度障害を持ったサト君でした。サト君はおしゃべりもうんこの後始末も、本当にいろんなことができない子どもでした。でも、そのできないことを超える人間の魅力を、サト君はてんやわんやの日々の中で教えてくれたのです。サト君との楽しい日々があったから、「ああ、この人たちといっしょに生きていった方がトク!」と素直に思えたし、「ぷかぷか」の理念でもある「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいいよ」という言葉を生んだのも、サト君との楽しい日々でした。
サト君が教えてくれた深い哲学を考えると、「何かができる、できない」の価値基準なんて、人間のごく一部を見ているだけの、薄っぺらな価値観のように思います。
hanaちゃんも人間のすばらしい価値をまわりに振りまいています。だからあんなにたくさんのファンがついているのだと思います。
ぷかぷかさんとは少し違う価値です。だから「ぷかぷかさんよりも生産性が低い」なんて「評価」を出してしまうと少し違う気がします。むしろ「hanaちゃんが創り出す価値こそ、深いところで社会を救う」のではないかと私は思っています。
少し前にhanaちゃんが走っているところの動画がアップしてあって、なぜかその走る姿に癒やされました。たくさんの人が癒やされていました。こうやって、hanaちゃんは社会を救っているのだと思いますよ。