ぷかぷか日記

「心地よくて」「楽しくて」「あったかい」が社会を変える

ぷかぷかの理念の中心にある

「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいいよ」「その方がトク!」

という言葉は、養護学校の教員になって最初に受け持った重度障害の子どもたちとの出会いから生まれました。

 あれができないこれができない、とできないことばかりの子どもたちでしたが、そばにいると、ただそれだけで心が癒やされ、楽しくて、心があたたかくなりました。彼らのことがいっぺんに好きになってしまいました。彼らのそばにずっといたいと思いました。

 「ぷかぷか」を作った原点は、そのときの思いにあります。福祉事業所を作るのではなくて、彼らといっしょに生きていく場として「ぷかぷか」を作ったのです。そして「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいいよ」というメッセージを発信し続けました。

 ぷかぷかを運営して9年、重度障害の子どもたちとの出会いから生まれた言葉は、今、社会を救う、と思っています。

 

 相模原障害者殺傷事件は重度障害の人たちを悲惨きわまる暴力で排除しました。そんな事件を生み出した社会を、

「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいいよ」「その方がトク!」

という言葉は、ゆるゆると救います。

 ぷかぷかは、「差別をなくせ!」と声高に叫んだりはしません。ぷかぷかさんたちと一緒に、のんびりと楽しく働いているだけです。「いい一日だったね」ってお互い言える日々を作り出しているだけです。

 ただそれだけなのに、「ぷかぷか」に来ると、みんなホッとした気分になります。「心地よくて」「楽しくて」「あったかい」のです。それは、私が最初に重度障害の子どもたちのそばにいて感じたものと同じです。

 それを感じた人たちが、ぷかぷかのファンになりました。

 「ぷかぷかさんが好き!」というファンが増えたことは、「障害者はなんとなくいや」「近寄りたくない」「怖い」と思っている社会が、ぷかぷかの周りで変わっていったことを示します。ぷかぷかの周りの社会は、もう、障がいのある人たちを排除したりしません。

 

 重度障害の子どもたちとの出会いから生まれた言葉が、思いが、彼らを排除する社会を少しずつ変えているのです。なんだかすてきだと思いませんか?

 

 8月3日に上映する映画は、ぷかぷかさんと一緒に生きることで生まれる「心地よさ」「楽しさ」「あったかさ」にあふれています。映画を見て、ほっこりあたたかな気持ちになってください。

 上映会のあとはロビーでぷかぷかさんとの握手会もあります。彼らのあたたかな手は、きっとあなたを飛びっ切りの笑顔にします。

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 入場料無料ですが、参加人数を把握するために入場券をpeatixでお求めください。

https://peatix.com/event/876796

 

 

 会場費、映画制作費は実際に経費が発生しますので、当日会場でカンパを集めます。よろしくお願いします。

 また当日来られない方で、上映会の趣旨に賛同される方は、ぜひ下記の口座にカンパを振り込んで下さい。

●郵便振替口座 口座記号 00260-4  口座番号 97844

        加入者名 NPO法人ぷかぷか

●ゆうちょ銀行 NPO法人ぷかぷか 記号:10230  番号:19645501 

●横浜銀行 NPO法人ぷかぷか 理事長高崎明  

      支店名 中山   口座番号 1866298

 

 

上映会に関するブログをまとめたサイト

http://pukapuka-pan.xsrv.jp/index.php?相模原障害者殺傷事件を超える社会を作る上映会

 

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