子どもと一緒に毎日「テトのパンは、あ」という歌を歌っているという方の感想です。
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「歌のワークショップ」に参加してから、息子(5歳)はオペラのCDを毎日聞きたがるようになり、『テトのパンは、あ』を全部歌えるようになりました。そして、毎朝のように「ママ、『テトのパンは、あ』を歌おうよ」と誘われ、一緒に歌いました。梅雨真っ只中のどんよりした朝も、歌い終わると歌詞通り「新しい希望と、新しい喜びと、新しい元気」が溢れる新しい朝になっている気がして、歌と言葉の力を実感する毎日でした。息子も最後の「新しい希望と〜」からの部分が一番気に入っていたようです。毎日歌を聞いていた一歳の娘も、ラストの「あ、あ、あ、あ〜」のところは「あ、あ、あ〜♪」と歌うようになり、これまたほっこりさせられる瞬間でした。
息子は、テトがピーマン嫌いで、無理やり食べさせられて「おえ〜」っとなるところと、エドとドリトル博士の早変わりのところが一番よかった!と終わってから何度も話していました。そして、ピアニストのすごさも改めて感じたようで、握手会の時には、緊張しながらも感想を伝えていました。お腹を抱えて笑ったり、真剣に見いったり。一緒に歌うのも忘れ、お話の世界に没頭しているようでした。
娘は、途中ぐずることもあり、座席と親子室を往復しながらの観劇になりましたが、歌が始まると階段を降りて舞台に近づこうとしていて、ワークショップの時同様、かぶりつきで歌を聴きたかったようです。
私にとっては、以前一度観た作品を、自分の子どもを連れて再び観ることができ、楽しさを共有していることに不思議な感慨を覚えつつ、夢のように過ぎていった素敵な時間でした。ラストの「テトのパンは、あ」を聴きながら、「どうか終わらないで〜。もっと聴かせて〜」と名残惜しくなりました。
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オペラの中の歌が、こんなふうに子どもとの毎日を楽しくしてる、ってすごくいいなと思います。
毎朝、歌い終わると
《 歌詞通り「新しい希望と、新しい喜びと、新しい元気」が溢れる新しい朝になっている気がして…》
というところがすごくいいですね。
♪ 晴れた日も 曇った日も 雨の日も
哀しい時も 苦しい時も 淋しい時も
やってくる 朝の あ
新しい希望と 新しい喜びと
新しい元気が窓たたく
朝の あ
ああああ
新しい朝の あ
オペラを見た子どもたちが、毎朝、こんな朝を迎えてくれたら、と思います。
明日、このオペラをやります。ぜひ見に来てください。
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