オペラ『ロはロボットのロ』のラストシーン。
テトはエネルギーが切れ、動かなくなります。ココはテトを作ったドリトル博士に直してくれるように頼みます。
「身勝手な人間のためにロボット作ったり直したりはもう二度としないんじゃ」
と博士は断るのですが、ココはどこまでも食い下がります。その中にぴかっと光る言葉がありました。
「テトのパンはみんなを幸せにするんだよ」
すごくいい言葉だなって思いました。だからテトはみんなに愛されるのです。
ぷかぷかを始めるとき、テトのようにみんなを幸せにするようなパンが作れたらいいなと思っていました。ただおいしいパン、というのではなく、みんなを幸せにするパンです。それはパンの技術とか材料では作れません。
それをやってくれたのはぷかぷかさんたちでした。ぷかぷかさんたちがファンを作り、みんなを幸せにするようなパンを作ってくれたのです。ぷかぷかさんがいなければ、おいしいパンは作れたかも知れませんが、みんなを幸せにするようなパンはできなかったと思います。
ぷかぷかさんがいる、だからみんなを幸せにするようなパンができた。そのことを忘れないようにしたいと思うのです。
写真の大きなパン、これがみんなを幸せにするパンです。
オペラはほんのひととき、みんなを幸せな時間に誘います。思いっきり笑ったり、ハラハラドキドキしたり、ちょっと怖い思いをしたり、ふだんよりもずっと密度の濃い時間です。
オペラを作曲した萩京子さんは、見終わったあと、ちょっぴり大人になれるかな、とおっしゃってます。『ロはロボットのロ』は、そういうところのあるオペラです。
萩京子さんのひとことインタビュー
https://www.youtube.com/watch?v=8R5mt_JmWqU
子どもたちにちょっぴり大人になれるような素敵な時間をプレゼントしてあげてください。クラウドファンディングはあと2日です。
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