アマゾンのカスタマーレビューにあった文章がすばらしいので紹介します。
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「多様性を認めよう」という言葉にはどこか「居てもいいですよ」的なニュアンスがあるが、著者は「一緒に生きていったほうがトク」と言いきる。本からはそのことが生き生きとした日常を描いた文章でほとばしってくる。「トム・ソーヤーの壁塗り」という例えがあるが、嫌いややっている時はだれも手を出さないが、楽しそうにやっているとみんなが「僕にもやらせて」と寄って来る。物事には多様な側面があり、別の側面から光をあてると価値が逆転する例だが、この本にはそんなことが書かれていると思った。机上の論理ではなく、実践者のものがたりとして。
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〈「居てもいいですよ」的なニュアンス 〉というのは実にうまいいい方だと思いました。障がいのある人に「居てもいいですよ」というのは、そこにいる人と積極的に何かやるわけではありません。
せっかく相手が居るのに、もったいない話だと思います。
「一緒に生きていった方がトク」というのは「いっしょに何かやった方がトク」という意味であって、障がいのある人たちといろんなこといっしょにやって作り出したものが『ぷかぷかな物語』です。
一緒にいろいろやってると、本が一冊できるほどの価値あるものを作り出すことができるのです。
彼らと一緒に楽しくわいわいやっているうちに本が一冊できちゃったのですから、すごいトクした気分。ぜひみなさんもやってみてください。あちこちでぷかぷかな物語ができたら、すごくおもしろいと思います。何よりも社会が変わります。
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