毎日小さなカメラを持ち歩き、写真を撮りまくっています。いい写真が撮れたら、キャプションをつけ、Facebookにアップします。
今日撮ったこの写真
特に物語があるわけではなく、どういうキャプションをつけようかといろいろ考えました。写真を眺めているうちに、あーだこーだと物語を考えなくても、彼らがこうやって笑顔でいること、ただそれだけでいいじゃないか、と思ったのです。
そのことに価値があること、こういう笑顔を生み出す社会こそ豊かであること。
昔養護学校の教員をやっている頃、卒業生の進路先を時々訪ねました。
その中で、生徒の変わりようにびっくりしたところがあります。その方は学校にいる頃、ダウン症の、すごくひょうきんな生徒で、その子のまわりは笑い声が絶えませんでした。多分そんな調子で今もまわりを楽しくさせてるんだろうな、と思いながら訪ねました。ところが、楽しいどころか、見たこともないような厳しい顔つきで、ひたすら部品の組み立てをやっていました。なんだか話しかけるのもはばかられる雰囲気で、居心地悪く、そそくさと退散してしまいました。
なんだか悲しい気持ちでした。彼の、あの笑顔はどこへ行ってしまったんだろうって。
彼らを社会に合わせるのもいい。でも、笑顔をなくしてまで合わせる先に、何があるのでしょう。そこのところこそしっかり考えないと、彼らが辛い思いをするだけでなく、社会の大きな損失になる気がします。
こういう人たちのこういう笑顔は絶対なくしちゃだめなのです。この笑顔は社会の大切な財産です。
6月27日(木)に日本財団ビルでおこなうセミナーでは、こんな話もします。ぜひおいでください。
https://pukapukacanpan.peatix.com/view
セミナーの参加申し込みはpeatixでするようになっていますが、ぷかぷか問い合わせ窓口info@pukapuka.or.jpに「6月27日セミナー申し込み」と書いてメールを送ってもらっても結構です。参加費1,000円は会場でお支払いください。おまけで『pukapukaな時間』がもらえますので、すごくトク!です。
今日は軽井沢から参加される方から、セミナーの前にぷかぷかを見学したいと連絡がありました。