バルセロナまで『ぷかぷかな物語』を持って行った宮原さんは、脳腫瘍で亡くなったしんごっちのお母さんが設立に走り回っていた「横浜に子どもホスピスを」のプロモーションビデオのプロデューサーをしていた方です。
子どもホスピスは、命の最後の時間を送る場所ではなく、子どもの命の最後の瞬間まで前に向かって生きる場なんだ、ということがしっかり伝わってくる映像です。短い映像ですが、じ〜んと迫ってくるものがありました。前に向かって生きる、それはしんごっちの生き方そのものであった気がしています。
宮原さんは映像を作るための取材でしんごっちが寝ていたベッドのそばでお母さんの話を聞きます。涙が流れて仕方がなかった、と書いています。そして取材の中で、しんごっちがぷかぷかで働いていたことを知ります。
宮原さんは親が精神障害の子どもを応援するための映像も作っています。この映像も、子どもたちに向かって、「前に生きよう」って、伝えています。
6月末に日本財団のCANPNセミナーで「福祉にファンができるヒミツ」と題したトークセッションを宮原さんとやります。詳細が決まりましたら、またお知らせします。