つながりウォーク、雨が降ってさんざんでした。
雨の中こんなかわいい娘さんがやってきました。そばにいるだけで幸せな気分でした。毎朝1時間もお化粧するそうです。カフェで働いています。好きな彼氏もいるそうで、すてきな青春やってるみたいです。
ぷかぷかさんたちもいい顔していました。
こんなかわいい子どもが凧を作りに来ました。
一生懸命走り、ほんの少し凧が飛びました。懸命に走る後ろ姿がすごくいい!あたたかな気持ちになりました。
雨にもかかわらず、たくさんの人が集まり、いっしょにウォークして、いろんなつながりができたのではないかと思います。
「無償の愛の渦で、家に帰って一息ついたらホロリ涙出ちゃいました。」
と、メッセンジャーで送ってきた当事者の家族の方もいました。ですから、それなりの意義はあったとは思います。
それでも、この種のイベントには、どこか違和感をいつも感じてしまいます。
一日だけのイベントなので、障害のある人たちとつながりができたような気分になって、みんな優しい気持ちになれます。でも、イベントのない明日はどうなのでしょう。明後日は?
社会全体はどうなのでしょう。イベントで共有できた彼らに対する優しい気持ちを、日々の暮らしの中でどれくらい共有できているでしょうか?
どうして相模原障害者殺傷事件が起きたのでしょう。どうして犯人のやったことに対して「よくやった」等という意見がネット上にあふれたのでしょう。こんな社会に対して、つながりウォークで生まれたあたたかな雰囲気は、何ができるのでしょうか?
そこのところこそ本気でみんなで考えていかないと、いつまでたっても単なるイベントだけで終わってしまします。当事者の人たちの社会的な生きにくさは結局何も変わらないことになります。
こんな字を大書した旗を持ち歩いている人がいました。
「なんだかなぁ」という気分です。
旗を持ち歩いても「ともに生きる社会」なんて実現できるわけがないし、じゃあどうしたら実現できるかをみんなで本気で考えていくしかないのだと思います。
「つながりウォーク」が、そういう場になれば、と思っています。