思うことがあって、昔「子どもとゆく」という小さな雑誌に書いた「30周年を遊ぶ」を読みました。
全校生で1年かけて芝居作りをする活動が学校の運営委員会で評価され、30周年の企画を任されたときの記録です。
子どもたちみんなが30周年をお祝いする気持ちになるにはどうしたらいいか、をかなり時間をかけて考えました。そこから出てきたのが三ツ境養護学校なので「三ツ境ようこさん」の30歳の誕生パーティをやろう、という企画。それと30年という歴史を肌で感じるような様々な企画、記念モニュメントと称してみんなで中庭に池を掘る企画、30年前の給食を実際に作ってもらって食べる企画など、子どもたちが楽しめる企画ずらりと並べました。
学校の授業は基本的に子どもたちも教員もみんなが楽しめないと意味がありません。そういうものをどこまで企画できるか、というところがいつも問われるのだと思います。
自分でとにかくみんなが本当にわくわくするような時間、空間を学校の中で作り出していく。「30周年を遊ぶ」はそれがうまくできた企画だったと思います。ちょっと長いですが、ぜひ読んでみてください。自分で読みながら、よくここまでいろんな企画を考えたものだと、感心するくらいです。