本棚を整理していて、27年前の養護学校の生徒、卒業生と地域の人たちのワークショップの記録の本が出てきました。
第8期なので、1984年から始めたワークショップの8回目の記録です。6ヶ月かけて芝居を作る、というのは第1期からやっていて、最後の発表会の前日は会場の生活クラブ旭センター2階の集会室に泊まり込んで、合宿のような雰囲気で芝居を作りました。台所があったのでみんなで自炊しました。布団は貸し布団です。明け方までかかっても、まだ芝居ができないときもあって、本当にふらふらになって本番に臨んだこともあります。いい思い出です。
ぷかぷかさんたちと地域の人たちがいて、そこにフラットな関係があれば、いつの時代であってもこういう楽しい場、時間ができるのです。
写真左側のめがねの女性はピアニストの安見ちゃんです。若い! 安見ちゃんとは第2期からのおつきあいです。ですからもう34年もつきあっていることになります。
施設に勤めている方の感想です。施設の不自由さがよく出ています。この不自由さは何年たっても変わらないようですね。
あとがきに卒業生たちの職場の問題を書いています。社会のあり方がそこには反映している、と。27年前と社会はちっとも変わっていないと思いました。
全部一人で作った記録写真集です。あの頃はフィルムカメラですから全部自分で現像し、引き延ばし、手作業で版下を作り、印刷屋に持ち込みました。最後のページは小さめの写真を斜めにレイアウトしました。A4変形版28ページです。