昨日のブログで結婚式で使うプチギフトと豆本の紹介をしました。
このプチギフトと豆本、結婚式の会場で、きっと話題になります。話題になる、というのは、ぷかぷかさんの作ったものを通して、障がいのある人たちに出会う、ということです。
「えーっ!これ障がいのある人たちが作ったの? 素敵!!!」って。
この思ってもみない出会いは、新しい物語を生みます。プチギフトと豆本の生む物語です。
誰かが、私の結婚式でもこれ使ってみようかなって思って、問い合わせをします。いろいろ話を聞いているうちにぷかぷかに行ってみようかな、って思ってぷかぷかに遊びに来ます。ひょっとしたらぷかぷかさんたちとたくさんのいい出会いをします。ファンになって、たびたび出入りするようになるかもしれません。
ぷかぷかさんと出会うことで、今までと少し違う人生が始まります。
その人の家のすぐそばに、障がいのある人たちのグループホームが建つ計画が降ってわくかもしれません。場合によっては、
「え〜!、そんなのいやだ!障害者に来てほしくない!」
っていう人たちが現れます。
そんな中で、ぷかぷかさんに出会った人は、
「いや、そんなことないよ、彼らが来れば街が楽しくなるよ」
って、多分いってくれます。
「反対!」「賛成!」
といい合っているうちに、障がいのある人たちが社会の中でどんな位置に置かれているかがだんだん見えてきます。
「彼らを排除したらまずいよ」
って、ぷかぷかさんたちの笑顔を思い出しながら思います。
結婚式まで全く障がいのある人たちと関わりがなかった人が、プチギフトと豆本のおかげでぷかぷかさんたちに出会い、自分の住む街で起こったグループホーム建設問題の中で
「障がいのある人たちを街から排除するのはまずいよ」
みたいなことを考えたとしたら、素晴らしいことだと思います。そういう気づきが人間を豊かにします。
ここでは相模原障害者殺傷事件を超える価値観が自然に生まれています。あーだこーだの議論の果てではなく、プチギフトと豆本との出会いから生まれた、というところがすごくいいと思います。
プチギフトも豆本も「あーだこーだ」はいいません。何もいわなくても、人をここまで引っ張ってくる可能性があるのです。それはやっぱりぷかぷかさんたちみんなのチカラです。
これはみんな私の想像した物語です。社会に出て行くと、思ってもみない物語が始まります。ここがおもしろいと思うのです。そしてこういう物語が社会を少しずつ変えていきます。お互いが生きやすい社会に。
社会に出て行くために、そこで勝負するために、ぷかぷかの現場の人たちは日々腕を磨きます。今回の注文はその腕を磨くいい機会でした。注文してくれたデフパペットシアターひとみの大里さんに感謝!です。
どんな反応が出るか、どんな新しい物語が生まれるか、とても楽しみにしています。