7月15日(月・祝)みどりアートパークホールでオペラ「ロはロボットのロ」をやります。
パン作りが好きなロボットが主人公の子ども向けの楽しいオペラです。ぷかぷかをはじめる前、もうけが出たら地域の子どもたちにこのオペラをプレゼントしよう、なんてとんでもないことを思いついたのが、そもそもの始まりです。
お菓子やおもちゃをプレゼントする、のは誰しも思いつくことです。オペラをプレゼントするなんてのは、多分あまり思いつきません。でも、ぷかぷかをはじめる前、タカサキは突然思いついてしまったのです。1ステージ80万円もします。
80万円もするステージなんて、ふつうは絶対に手を出しません。でも、子どもたちに夢のような時間をプレゼントしようって1万円出す人が80人集まれば、こんなのすぐできるじゃん、なんて考えてしまうのが、タカサキのおめでたいというか、超楽観的なところ。
で、小学生以下のこどもたちはみんなただにしてやったのですが、寄付をする人が思ったほど集まらなくて、ものすごく大変でした。にもかかわらず、ほとぼりが冷めると、またやろう、と思い、今度は子どもたちからも少しお金を取ったのですが、それでもかなりの赤字でした。
これでもうやめるかと思いきや、オペラシアターこんにゃく座から沖縄で公演する前にやりませんか?という連絡が入り、子どもたちの喜んだ顔が忘れられなくて、性懲りもなく、またやることに。
今度は主婦の方で相談に乗ってくれる人も現れたので、もう少し安全(赤字が少なく)にできるかなと思っています。
子どもを虐待し、殺してしまうようないたたまれない事件が相次いでいます。あの事件報道を子どもたちはどんな風に受け止めたのだろうと思います。多分私たち大人の何倍も辛い思いで受け止めたのではないかと思います。大人って怖い!信用できない!って。考えただけで心が痛みます。そんな中での《子どもたちにオペラをプレゼント》という企画です。
こんな大人たちもいるんだよ、というメッセージです。君たちのこと、いつも考えているよ。だから、社会に希望を失わないで、っていうメッセージ。
子どもたちに向けた、そんなあたたかなメッセージが、今必要な気がします。
児相や学校、教育委員会を批判するよりも、事件報道で深く傷ついた子どもたちに希望の持てるメッセージこそ、今発信したいと思うのです。
パン作りの好きなロボット「テト」は空が飛べません。ケンカも苦手です。ピーマンも苦手です。跳び箱も苦手です。苦手なことを数えると、両手の指でも足りません。そんなだめロボットですが、一つだけ得意なことがあります。そればパンを作ることです。
一日1000個も、おいしいパンを作っていたのですが、それがある日999個しか作れなくなり、その次に日には998個しか作れなくなります。どうもおかしい、というのでテトを作ってくれたドリトル博士に会いに行く旅に出かけます。
わくわくするような冒険の旅です。ほのかな恋もします。うるっとするようなところもあります。
とにかくそんなわくわく、ドキドキの楽しいオペラを子どもたちにプレゼントしようと思っています。
ふつうに考えたら無茶な計画です。それでも「なんだか、おもしろそう」って思う人がいましたら、応援して下さい。これからホームページにどんどんニュースをアップします。
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