「PVプロボノ+ぷるすあるは」が制作した精神障がいの親を持った子どもへの限りなく優しいメッセ−ジを見つけました。
私は親の立場で精神障がいの子どもと毎日格闘していますが(本当に体を張っての格闘です)、これが子どもの立場だったら私の何倍も大変だろうと思います。私は毎日子どもにごはん作っているので、子どものごはんがとても心配です。たとえばお母さんが精神障がいを持っていて、調子が悪いときは食事も作れないときがあると思うのですが、そんなとき、子どもはご飯をどうするのだろう、とリアルに心配します。自分で食事を作れない小さな子ども達はほんとうにどうしてるんだろうと、考えただけで辛くなります。
そんな子ども達を支える社会を作っていこうっていう呼びかけ。このビデオ、子どもが関わるあらゆる機関の大人達(特に学校の先生達)に見て欲しい。切実に思います。
精神障がいの親を持った子どもに限らず、様々な問題と日々悪戦苦闘している子ども達にみんなが寄り添い、みんなで支えていこうって大人達が思ったら、社会はもっともっと豊かになります。
ビデオの中で、「あの子は心を開かない的な大人の発言に、開いたら受け止められるキャパがあるんかい」と大人達に投げかける場面があります。全くその通りだと思います。私たち大人の貧しさを子ども達は見抜いています。子ども達の悩みに本気で寄り添う気があるのか、子ども達の日々の悪戦苦闘を、想像できているのか、精神障がいの人を社会の中できちんと受け止めているのか、といったことです。
子どもたちの辛さを自分の辛さとして受け止めること。その想像力。それが自分の中のキャパを広げ、社会を豊かにします。www.youtube.com
制作スタッフの名前を見ると、この中の何人もの人がぷかぷかの映像制作に関わっています。センスがよくて、心優しい人たちなんだなぁ、と思いました。みんな、ありがとう!
制作スタッフ
プロジェクトリーダー、CD(クリエイティブディレクター):宮原契子
演出、編集:内田英恵
撮影:髙橋聡、中野貴大
音楽ディレクター(録音、MA):藤木和人
作曲、演奏:川嶋成美、藤木和人
アルハ(声):佐藤信二
事務局プロジェクト担当:髙橋克人
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イラスト、衣装、小物:チアキ
出演:たのなか先生、センセ、チアキ、キタノ
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