ぷかぷかに久しぶりに来たお客さんにユースケさんは
「なんでこないんだよぉ」
といつものぶっきらぼうな言葉を投げつけたそうです。
お客さんは
「ごめんね」
っていいながら、そんなふうに自分が待たれていたことに、そのお客さんはちょっと涙ぐんだそうです。
ぷかぷかさんとお客さんの、そんなおつきあいがいいなと思います。
接客マニュアルには絶対にない言葉です。でも、お客さんの心にまっすぐに届いたのだと思います。ちょっと涙ぐむほどに。
ふつうなら
「なんでこないんだよぉ」
なんていい方はさせません。そういうことをさせない私たちの「規範」は、お互いの関係を貧しくしているなぁ、とユースケさんの話を聞きながら思いました。
ユースケさんよりも優れているはずの健常者の私たちは、相手の心にまで届く言葉を一体どれくらい持っているのだろう、と思います。そこを謙虚に反省するところから、彼らとの新しい関係も、また始まるのだと思います。
ぷかぷかには、ぷかぷかさんとお客さんのこんなすてきな関係がいっぱい転がっています。彼らはこうやって街を耕し、豊かにしているのだと思います。
こんな顔で「なんでこないんだよぉ」っていわれたら、やっぱりちょっとキュンとなります。