カツタさんがラジオ深夜便の
「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいい」
という私の発言を聞いて
「真意がわからなかった」
とおっしゃったことについてブログに書いたら、ラジオ深夜便の製作者からメールが来ました。
ラジオ深夜便で、
「障害がある人と一緒に生きていった方がよい」という
高崎様のお話について「真意がわからなかった」とのご発言。
制作者として、突っ込みが足りなかったのかと
自問もしています。
突っ込みすぎても問題あり、
突っ込まないのは問題外。
自分の仕事の難しさ、
奥深さも感じます。
「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいい」
のメッセージは、最近はともかく、最初の頃はなかなか伝わりませんでした。
「なんで?」
という反応がほとんどでした。
「障害者はなんとなくいや」
と思う方が圧倒的に多い社会です。
「なんでいやな障害者と一緒に生きた方がいいの?」
と思うのはごく自然なことです。ですから、カツタさんの反応も、当たり前の反応だったと思います。
元々このメッセージは私と障がいのある子ども達との出会いから生まれたものであり、リアルな皮膚感覚の共有がなければ、やっぱり難しいのだと思います。
それでもどこか心に引っかかるところがあってぷかぷかまで訪ねてきてくれたところがカツタさんのえらいところだと思います。
ラジオ深夜便で何をしゃべったか、もう忘れてしまいましたが、
「真意がわからなかった」
とはいえ、やっぱり気になってぷかぷかまでやってきたというのは、気になるようなことをしゃべっていたのだと思います。
製作者の方は
「突っ込みが足りなかったのか」
と自問されたようですが、やっぱり言葉だけで伝えるのは難しいのだと思います。
製作者の方は収録の前に一度ぷかぷかを訪れています。ですから、ある程度ぷかぷかの空気感は味わっておられました。
ラジオ深夜便は製作者との対談で話が進みました。ぷかぷかの空気感を体験しているので、私の言葉はとてもよく理解していただきました。でも、そのやりとりは、その空気感を体験しない人にとっては、やはりわかりにくいところもあったのかも知れません。
突っ込みすぎても問題あり、
突っ込まないのは問題外。
自分の仕事の難しさ、
奥深さも感じます。
という言葉は、ラジオというメディアの難しいところであり、それ故に奥深いところなんだろうと思います。番組製作者としての矜恃を感じます。
言葉で伝えられる限界を感じながらも、尚も言葉の力を信じ、ラジオ深夜便を続けていらっしゃいます。奥の深い、いい仕事をやっていらっしゃるんだなと思いました。
この方のリードでうまく話ができました。
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