ぷかぷか日記

「生産性」とはちがう評価軸を持った文化を創り出す

 8月18日(土)から第五期演劇ワークショップが始まります。

 演劇ワークショップは障がいのある人たちと地域の人たちが一緒になって芝居を作る活動です。何かをやってあげる、という上から目線ではなく、どこまでも彼らとフラットな関係で、一緒に芝居を作ります。彼らと一緒に新しいものを創り出すのです。

「彼らがいないとできないもの」

「彼らがいてこそできるもの」

が見えてきます。これはそのまま彼ら、つまりは

「障がいのある人たちと一緒に生きる理由」

になります。

 それはまた、新しい文化を生み出します。障がいのある人たちを排除する文化(たとえば「生産性」こそ一番、とするような文化)に対して、彼らを排除しない文化、彼らと一緒に生きていった方がいい、という文化を生み出します。「生産性」とはちがう評価軸を持った文化、といってもいいと思います。それは、障がいのある人たちはもちろん、みんなにとっても居心地のいい文化です。

 「生産性」とはちがう評価軸を持った文化は、社会を豊かにします。何かと息苦しい社会にあって、それはとても大事な文化になります。

 息苦しさを覚えながらも、じゃあそこをどうすればいいのかがなかなか見えない中で、彼らはそこを抜け出すヒントをくれるように思います。第五期の演劇ワークショップは、まさにそこをさぐります。

pukapuka-pan.hatenablog.com

 

 演劇ワークショップをやるにはお金がかかります。進行役、ピアニストなどの講師料、会場費などで200万円を超えるお金がかかります。ヨコハマアートサイトから100万円の助成金をもらうことが決定していますが、残り100万を超える費用は助成金をもらうめどが立たず、今のところ自費で行う予定です。貧乏なぷかぷかにとって100万円は大変な額です。

 表現の市場の舞台は入場料の取れるレベルだと思いますが、障がいのある人たちと全くおつきあいのない人たちにこそ見て欲しいので、入場料は無料にしています。

 たとえ収益がなくても、この演劇ワークショップは続けなければならない事業だと思っています。演劇ワークショップが生み出す文化

  「障がいのある人たちを排除しない文化」

  「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいい、という文化」

  「〈生産性〉とはちがう評価軸を持った文化」

は、今社会にとってとても大事だと思うからです。

 

 そういう思いを寄付の形で、ぜひ支えて下さい。

 寄付は、お互いが気持ちよく暮らせる社会への〈投資〉です。自分が目指す社会を実現するために汗を流す一つの方法です。

 

 ぷかぷかは横浜夢ファンドの登録団体になっています。夢ファンドに寄付をしていただくとぷかぷかにお金が入ります(寄付の申込書の希望する団体の欄に「NPO法人ぷかぷか」とお書きください)。税制上の優遇措置があります。詳しくは下記サイトをご覧下さい。

 

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 集まった寄付の額を元に助成金の申請書を書きます。助成金申請書の締め切りは8月末ですので、寄付をお考えの方は、8月25日くらいまでにお願いします。

 障がいのある人もない人もお互いが気持ちよく暮らせる社会を、一緒に作っていきましょう。

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